ネクトンSってなに?
ネクトンsは、小鳥用にビタミンやミネラルを配合した水溶性栄養補助食品です。
上の写真の 小さい方の容器はネクトンSの150グラム。大瓶の方はその5倍量の750グラム。
ペレットを食べている小鳥ならこういうビタミン剤は要りません。
アワ・ひえ・カナリーシードなどの混合シード(種子餌)を食べてる子には、どうしても微量栄養素が偏ったり不足しているので、ネクトンsのようなサプリを与えます。
ネクトンsの与え方は、飲み水に溶かして与えるか、餌に直接振りかけて食べさせるかのどちらでもOKです。
うちの鳥は全員がシード食なので、ネクトンsを直接餌に振りかけて与えており、飲み水に溶かして与えることはしていません。
うちの場合は大所帯なので飲み水が汚れやすいために溶かしてあげていないだけで、多くのユーザーは飲み水に溶かして与えています。
ネクトンsは開封したらなるべく早く使い切るか ある程度で廃棄すべし
ネクトンは粉末なので、開封すると湿気たり 変色したりがけっこう早いです。
当然 ラージサイズの方がコスパは高いですが、羽数に合った小さいサイズを購入して、早めに使い切ることが大事です。
人間の食品も一度開封してしまったら早めに使い切るのが鉄則ですよね。
例えば、冷蔵庫に入れたままのドレッシングとか焼肉のたれとかを「賞味期限までまだあるから大丈夫」という人がよくいますけれども。
賞味というのは開封前のもので、本来は開封した後は概ねひと月以内くらいに使い切るべきですが…そこんとこを気にしない人のほうが多数派ですよね。それ食べてお腹を壊すわけではないですがw
どの商品にも例外なく「開封後はお早めにお召し上がりください」とあります。
開封した途端に記載されている賞味期限は無効、賞味期限はあくまでも開封前のもので、一度あけたら「早く使い切れ!」ってことですが、ネクトンSも全く同じです。
特にビタミン系は劣化、早いですからね^^;
ネクトン冷凍保存問題にもの申す!
一般的な人間用のサプリメントに関しては、保存に好ましいのは気温で15~30℃、湿度40~60%です。
いわゆる「常温」ですが、要は直射日光や急激な温度・湿度変化がない冷暗所に保管するのが望ましいわけですね。
ネクトンも同様で、湿気の少ない冷暗所に保管することになっています。
そしてここで言いたい、よくネットで見かける「ネクトンを冷凍して保存する」問題。
賛否両論あるでしょうが、私は個人的には冷凍保存はやめたほうがいいと思いますね。
冷凍保存したがる人は現実問題として考えてみたことがあるのかなと思うんですよね・・・冷凍することで品質や含まれる微量元素にどのくらいの影響があるのか?品質劣化が起こることはないのか?などを。
それについては専門家ではないので明確な回答はここではできませんが、それはまあひとまず横に置いておいて 原点に立ち返って考えてみましょう・・・なぜ、うちの子にネクトンSを与えるのか!?
答えはうちの子の健康のためですよね。
愛鳥の健康維持を目的として栄養補助食品のネクトンSを与えている・・・その「本質」を考えれば、ネクトンSがどのくらいもつとかもたないとかの論議以前に、開封したものを冷凍までして長期保存はしないほうがいいですよ。
フレッシュなうちに与え切るのがベストです。
開封したらその日付を書きとめ、自分が設定したデッドライン(使用期限)に達したら、残りは潔く廃棄する…というのが私論です。
そしてこれもあくまでも個人的見解ですけれど、理想としては開封後1ヶ月前後で使い切るのがいいんじゃないかと思っています。
基本的にビタミン類は光に弱いものです。
特にビタミンB群の一部は光に当たると分解されてしまうわけで、だからその光を遮断するために ビタミンの類は茶色いビンに入れられているのです。ネクトンも同じですよね。
だからこそ「ネクトンSの保存方法」とか「ネクトンSはどのくらいもつ?」などをネットでググりまくるくらい気にしているなら、なおさらさっさと使い切るか、残ったらさっさと捨てましょう。
大瓶サイズのほうが割安でも、羽数に見合ったひと月分くらいの小サイズをその都度購入して、ひとたび開封したらもったいながらない方がいい。
捨てるもったいなさより 健康にプラスにならないものを与える無駄や 健康にプラスにならないことで健康を害すほうがよっぽどもったいないですよw
では最後になりますが、ネクトン製品全般の正しい保存方法を紹介します。
ネクトン製品の正しい保存方法~冷蔵庫保管は厳禁!
ネクトンに含まれるビタミンは、とてもデリケートな成分もあり、湿度が高いと吸湿し、変色したり固まったりする場合があります。それらを回避する為に、下の写真のような ふた付きの容器(100円ショップで入手)が便利です。
ネクトンの容器といっしょに、菓子に入っている吸湿剤を入れてフタをして、直射日光に当たらない、高温にならない場所に置いて保存します。
冷蔵庫での保管は、厳禁 !!(ネクトンBIOは特に行わないでください)
ネクトンSは最小サイズで35グラムですが、ネクトンSの小分けタイプを販売しているショップもあります。どちらを選ぶかはお好みで。