30代女性の寄稿 これは私が自宅で体験した不思議な出来事です。
水子からのメッセージ!命日には私のことを思い出してほしい
新生児の子どもが夜中に頻回起きるため、主人や上の子の睡眠を妨げないように
別室で寝ていた時のこと。
隣で寝ているわが子とは違う、遠く離れた場所から聞こえる赤ちゃんの泣き声に気づきました。
声を聞いてすぐに起き上がろうと思ったのですが、目は開くのに体はぴくりとも動きません。いわゆる金縛りの状態です。
子どもに背を向ける形で寝ていたため、一度わが子の顔を見ようと試みましたが、体がかちこちに固まって動かず。
目では確認はできなかったのですが、耳を澄ましてみると、我が子は静かな寝息を立てているのがわかりました。
でも、わが子とは別にはっきりと赤ちゃんが泣いている声が聞こえるのです。
…と私は心の中でパニックになりました。
体が動かないのでしばらく思考だけ巡らせていると、目の前に置いてあるバウンサー(ベビー用チェア)が誰も乗っていないのに揺れ始めたのです。
初めての心霊現象!金縛りに遭って卒倒し…
姿は見えなくても赤ちゃんの声が聞こえ、バウンサーはすごい音を立てて、勝手に動いているのです。
私は今までに心霊体験などしたことがなく、そういったものが視えたことも感じたこともありませんでしたが、
…と思いました。
依然として体はまったく動けず、首を横に向かせたくてもそれすらできず。
かろうじて目だけが左右に動いたので、私には真っ暗闇の中で目をキョロキョロさせていましたが、何も見えませんでした。
その時にふと思い出したのは父がハワイで金縛りにあったこと。
…と父は言っていました。
それで私も心の中で強く念じてみました。
しかし、得体の知れないものはなかなか泣き止まず、バウンサーも止まりません。
私はひたすら謝り続けました。
かれこれ20回ほど「ごめんなさい!」…と念じていると、フッと体が軽くなり金縛りが解けてようやく動けるようになりました。
あのときの赤ちゃん!今日は命日…
あわてて後ろを振り返るとやはり我が子はすやすやと眠っています。
しかしよく目を凝らすと子どもの背中側に赤ちゃんくらいの大きさの「何か」が座っていました。
恐怖に凍りついた私は怖くて泣いて謝り続けるしかありませんでした。
どのくらいの時間が経ったのか卒倒していたのでよくわかりませんが、ふと気がつくと
その「何か」はもう消えていました。
初めての恐怖体験の恐ろしさと「何か」が消えてくれてホッとする気持ちから、その場でしばらく放心していました。
落ち着きを取り戻したとき、どうしてあの赤ちゃんみたいな「何か」が現れたのだろう?と考えていました。
あれこれ思いを巡らせているうちに、ふと視界に入ってきたカレンダーを見てはっと気がつきました。
私は7年前の今日、子どもを堕していたのです。
命日に自分を思い出してほしかったのか?私はひたすら中絶した子どもに申し訳ない思いでいっぱいになりました。
私はその日のお昼にお寺に行って手を合わせて「本当にごめんなさい」とあの子に伝えました。
私の思いが届いたのかどうかわかりませんが、あれ以来、あの子は1度も、私のところに現れません。
もう一度会いに来てくれたなら今度は「ごめんなさい」以外の言葉をかけたいと思うのですが…。
水子の魂も先祖と同じように宿る場所が必要です。お墓にお地蔵様を建ててあげて水子の霊位を書いた位牌を仏壇におさめ、あなたが死ぬまで毎日手を合わせて供養してあげてください。お地蔵様や位牌を作る際には、信頼を寄せられる力のある僧侶に、開眼などをお願いすることをおすすめします。
引用元:水子のお葬式