水子の嫉妬?兄弟に影響を及ぼした水子からのメッセージ
30代女性の寄稿 これは私が8歳頃の出来事です。
我が家は父と母、私と姉の4人暮らし。
当時 新しい家に引っ越したのですが、その家に移り住んでから、私は奇妙な体験をしたり身体に異変を感じるようになりました。
私が壁の方をじっと見て何の反応もしなくなったところや、瞬きを一切することなく眩しい太陽をじっと眺めていることが続く尋常ではない様子に、姉が気づきました。
夜中に突然鼻血が止まらなくなって枕を真っ赤に染めてしまったり、夜中に癲癇のような症状が出て身体の震えが止まらずに、救急搬送されたこともありました。
3人が外出していて父が一人で留守番している時にもおかしなことがありました。
私と姉の話し声が聞こえてきたので「帰ってきたか」と思い2階へ上がってみると誰もいなかった…こんなことが何度もあったそうです。
こうした奇妙なことが立て続けに起こったので、気味が悪くなった母が知人に相談して、霊媒師にお祓いをお願いしたのです。
水子の霊障?霊媒師のお祓いで障りの正体が明らかになって
その霊媒師は50代の女性でした。
彼女は家の中に入るや否や険しい顔つきになり、母にお経を唱えるように指示しました。
母が事前に家族全員の数珠を買っていたので、家族4人で数珠を付けて、お経を読む母を見つめていました。
するとお経を読み始めた母の手の震えが止まらなくなり、自分でも困惑している様子を見せ始めました。
私はこの時に何とも言えない恐怖を感じたことを、今でも覚えています。
…と、霊媒師は厳しい口調で母に伝え、私達には水・お酒・塩を持ってくるように申し付けました。
今までにない緊迫した現場の様子に、私の体はずっとこわ張っていました。
母がお経を唱え終わった時に涙を流し始め、同時に手の震えが止まって、お祓いはそのまま終了しました。
次に霊媒師は、お経を唱えながら家の中に塩をまいて回っていきました。
彼女は私の頭にも塩をかけ、私の瞳を覗き込んで
…と強い口調で言いました。
そしてどういうわけか その言葉を聞くと同時に、私はその場で意識を失って倒れ込んでしまいました。
お祓いが終わった後、今回の事態について霊媒師が説明してくれました。
この家の怪奇現象を起こしていた正体は、私と姉の間に生まれるはずだったもう一人の姉妹の念(魂) それは母が死産した子どもの霊です。
私の身にだけ奇怪な現象が立て続きに起こった理由は、
その悲しい気持ちが嫉妬となって、私に向けられていた…と聞きました。
その話を聞いて母はとても辛そうに泣いていました。
私も幼くてよく理解できないながらも、何とも言えない複雑な感情が渦巻くことになりました。
水子からのメッセージは「さよなら」を伝えるサインだった
その後に家族で話し合って、家の庭に水子の魂を供養するスペースを作りました。
お菓子やおもちゃなどを供えて、毎日家族で欠かさずお祷りするようになってからは、それまでの奇妙な現象はパタリとなくなりました。
しかしその後に、姉の魂とのお別れの瞬間がやってくるとは夢にも思いもしませんでした。
お祷りを始めてから2週間後、家族で車で旅行していたときのことです。
帰りが夜遅くになってしまったので、運転している父以外は皆が車中で寝ていました。
すると突然車の下の方から「コンコン」と2回ノックされるような音が聞こえてきました。
ノックではすまない大きな音だったので、寝ていた3人が目を覚ますほどでした。
すぐに父は車を停車させていましたが、その表情には困惑の色がありありと浮かんでいました。
…と蒼ざめた顔で言います。
「え!?ここはどこ?」不思議に思って車から出てみると、私たちは母が死産した病院の前にいたのです。
4人で顔を見合わせて呆然としていると、
家族全員にはっきりと分かる「さよなら」のささやき声が、どこからともなく聞こえてきました。
私は次の瞬間に頭の中のモヤモヤが取れて、スーッと軽くなっていくような感覚を覚えました。
しかしそこからはなぜか急に寂しくなって、涙がこみ上げてきました。
家族全員がまったく同じ気持ちだったようで、この後泣きながら帰路についたのを、今でも鮮明に思い出します。
後からそのことを霊媒師にたずねると、
…と言われました。
そう誓った出来事でした。
水子の魂も先祖と同じように宿る場所が必要です。お墓にお地蔵様を建ててあげて水子の霊位を書いた位牌を仏壇におさめ、あなたが死ぬまで毎日手を合わせて供養してあげてください。お地蔵様や位牌を作る際には、信頼を寄せられる力のある僧侶に、開眼などをお願いすることをおすすめします。
引用元:水子のお葬式