光浦靖子さんのカナダ留学生活が、多くの人々の心を動かしています。2021年、50歳という年齢で決断した異国での挑戦。それは、25年以上の芸能生活で感じていたプレッシャーからの解放と、新しい自分を見つけるための大きな一歩でした。
バンクーバーで、光浦さんは予想もしなかった変化を経験します。料理学校での学び直し、ナイトマーケットでのアルバイト、映画のエキストラ出演、そして棒術との出会い。言葉の壁に苦しみながらも、様々なことに挑戦し続けた3年半の歳月は、彼女に大きな変化をもたらしました。
相方の大久保佳代子さんは、カナダ生活を経た光浦さんの変化を「神経質な面が消えた」と評価。直木賞作家の西加奈子さんは「本来の真っ直ぐな性格を取り戻した」と語ります。
この記事では、2025年1月19日の「おしゃれクリップ」で紹介された光浦さんのカナダでの挑戦と成長を、以下のポイントを中心に詳しく紹介していきます。
50歳での留学決断の理由と背景
バンクーバーでの予期せぬ出会いと挑戦
周囲の人々が証言する、光浦さんの意外な変化
日本とカナダ、二つの生活を楽しむ新しい生き方
年齢に関係なく新しいことに挑戦する勇気、そして環境を変えることで見つかる新たな自分。光浦さんの体験から、人生の新しい可能性が見えてきます。
光浦靖子、50歳でカナダ留学を決意!人生の休憩に選んだ理由とは
今夜の📺 #おしゃれクリップ に
\\\ 光浦靖子さん出演✨///
仕事を整理し50歳でカナダ留学
今もカナダ在住🇨🇦の光浦さん光浦さんの決断、カナダ生活の
リアル、そして親友…カナダで何かが変わった光浦さん
今夜22時お見逃しなく📕光浦さんカナダ留学エッセイ👇https://t.co/CNVy0VBmLX https://t.co/VdHmaqWoMH pic.twitter.com/H2ugJJMLqj
— 文藝春秋プロモーション部 (@bunshun_senden) January 19, 2025
2021年、お笑いコンビ・オアシズの光浦靖子さんは大きな決断をします。芸能活動を休止し、カナダ・バンクーバーへの留学を決意したのです。その背景には、仕事のプレッシャーや心の疲れ、そして新しい人生への希望が秘められていました。
芸能活動休止からカナダへの道のり
光浦さんがカナダ留学を決めた背景には、いくつもの理由が重なっていました。
心と体のバランスを整えたい
更年期を迎える年齢での環境の変化が必要
25年以上の芸能生活でたまったストレスからの解放
新しい自分を見つけたいという願い
「1回休憩を入れなきゃ」という思いは、2018年の『めちゃ×2イケてるッ!』終了がきっかけでした。この番組の終了を機に、光浦さんは人生の新しいステージについて真剣に考え始めます。2019年には仕事と家を整理し、カナダ行きの準備を始めました。
しかし、計画通りにはいきませんでした。2020年に予定していた渡航は、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされます。それでも諦めることなく待ち続け、2021年の夏、ついにカナダへと旅立つことができたのです。
プレッシャーから解放され、新たな挑戦へ
バンクーバーという新天地で、光浦さんは徐々に心の余裕を取り戻していきました。この街には、日本とは異なる特別な魅力がありました。
都会でありながら、車で30分も走れば自然豊かなハイキングコースがある
東京のような激しい通勤ラッシュがなく、ゆったりとした暮らしが可能
様々な国の人々が暮らす多文化社会で、互いの違いを受け入れる寛容さがある
美しい海や山に囲まれた、心が落ち着く環境
「色んなプレッシャーでやっぱりちょっとメンタルがよろしくなかった」と語る光浦さん。しかし、このような環境の中で、彼女は日本にいた時のような細かいストレスから解放され、少しずつ新しい自分を見つけることができました。
バンクーバーでの意外な挑戦!料理学校入学からエキストラまで
光浦靖子の衣装かわいすぎる
靴下の差し色がサイコーにかわいい pic.twitter.com/9H7qKM6ejI— 🏴☠️ぺえ (@pekiwhite) January 19, 2025
当初1年の予定だった留学生活は、気づけば3年半に。その間、光浦さんは英語の勉強を第一に考えながらも、様々な新しいことにチャレンジする充実した日々を送りました。彼女の挑戦は、多くの人々の心を動かすことになります。
インターナショナルクラスで奮闘する日々
英語力に不安を感じていた光浦さんが選んだのは、2年間の本格的な料理コース。この選択には、深い考えがありました。
将来の自分のためになる技術が身につく
様々な国籍の学生たちと交流できる
共同作業を通じて、より深いコミュニケーションが可能
料理学校での生活は、想像以上に厳しいものでした。「キッチンは軍隊だ」と言う厳格なシェフの下で、「Yes, Chef」以外の言葉を許さない環境。そこで光浦さんは、言語の壁と格闘しながら、必死に学び続けました。
時には20代の学生たちとの意見の衝突もありました。「同じ学生なのに何で私がアシスタントだよ」といったぶつかる場面もありましたが、そんな苦労も、今となっては貴重な思い出となっています。
ナイトマーケットでのアルバイト体験
料理学校のクラスメートとの縁から、光浦さんは思いがけないアルバイトを経験することになりました。その舞台となったのは、中国の夜市の雰囲気を持つリッチモンドのナイトマーケットです。
韓国人クラスメートさんの屋台でアルバイト
クラスメートたちと協力しての接客業務
様々な国の人々との英語でのコミュニケーション
貯金を切り崩しながらの生活を支える貴重な収入源
エキストラに挑戦
映画やドラマの撮影が盛んなバンクーバーで、光浦さんはエキストラの仕事を始めることにしました。
時給17ドル(約1,800円)でのエキストラ体験
極秘撮影現場での厳格なルール順守
番組名すら明かされない特殊な環境での撮影
集合場所も暗号のように偽名で表示される独特の世界
光浦さんはお笑い芸人としての経験を活かし、新しい表現の可能性を見出していきました。
カナダでの新発見!棒術との出会いと心の変化
昨日のおしゃれイズム
光浦靖子さんちょうどタイムリーに本読んでて
美しくなってる姿に驚きました私達同じ歳で
彼女の挑戦に感動
そして自分らしく生きる事は
美しく変身するんだとしみじみ私もヨレヨレな自分を介護のせいって言う呪いのような言葉…やめてみよ😂笑 pic.twitter.com/eY36jFaSMn
— 花香 (@XiangGui19965) January 20, 2025
予期せぬ出会いは、光浦さんの生活をより豊かなものにしていきました。特に武術との出会いは、単なる趣味を超えて、新たな自己表現の手段となっていきました。
現地で出会った武術との意外な縁
ある日曜日の朝、公園で棒術の練習をする人々と出会った光浦さん。その様子に興味を持ち、誘われるままに参加することになりました。
日曜の朝に行われる定期的な棒術の練習
もともとアクションや格闘技が好きだった趣味との出会い
「敵が来たら足を払って、ドーンとついて」という独特の技の習得
英語を使う新しいコミュニケーションの場としても活用
この活動は、単なる運動以上の意味を持っていました。言葉の壁を超えて体で表現することの楽しさを知り、新しい交流の可能性を見出したのです。
広い空間が生んだ心のゆとり
バンクーバーでの生活を通じて、光浦さんの中に大きな変化が生まれました。それは、環境が人の心に与える影響の大きさを実感する経験でもありました。
物理的な広さが心の余裕を生む街づくり
移民の街ならではの多様な文化を受け入れる寛容な雰囲気
年齢に関係なく、自分らしく生きられる社会環境
自然との調和を大切にする生活スタイル
「日本にいるときはこんな小さなことでも、なんで?みたいな感じで怒ってたのに」と振り返る光浦さん。しかし、バンクーバーの広々とした環境の中で、そんな細かいことも気にならなくなっていったといいます。
直木賞作家・西加奈子が語る!カナダでの光浦靖子の素顔
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光浦靖子「子どもに戻った気がします」
50歳でカナダ留学✈…の日々に大物作家が
「20代の子にいじめられて」と証言#おしゃれクリップ(@oshare_clip_ntv)#光浦靖子https://t.co/JxvmM1Cln7— entax(エンタックス)公式 (@entax_news) January 20, 2025
バンクーバーで光浦さんを身近で支えた西加奈子さんは、彼女の変化を鋭い視点で見つめていました。芸能人という肩書きを離れ、ひとりの留学生として懸命に努力する姿に、大きな感銘を受けたと語ります。
真っ直ぐな生き方を取り戻した理由
西加奈子さんは、光浦さんの姿を次のように分析しています。
芸能人としての特権を使わない、カナダ留学は正攻法での挑戦
日本では失われがちだったまっすぐな性格の再発見
バンクーバーという街の持つ「スペース」の重要性
特に中年女性に対する偏見のない環境での解放感
「中年女性が日本で真っ直ぐ生きるのは軋轢が生じやすく、めちゃくちゃ生きづらさを感じる」と西さんは指摘します。しかし、バンクーバーでは、光浦さんの真っ直ぐな性格がそのまま受け入れられる環境があったのです。
20代の学生と共に学ぶ姿
50代での留学生活で光浦さんが直面した様々な困難について、西さんは具体的なエピソードを交えて語ります。
20代の学生たちとの年齢差を感じながらも必死に学ぶ姿
言語の壁に直面しても諦めない強い意志
文化の違いによる戸惑いを乗り越えていく過程
「芸能人って裏ルートがあるのかと思ったら、マジで正規の方法で頑張ってる」という西さんの言葉からは、光浦さんの真摯な姿勢が伝わってきます。
相方・大久保佳代子が明かす!光浦靖子の意外な変化
【今日のおすすめ】女同士の友情はたっぷりの皮肉と見えない愛でできている。幼なじみで相方で、かつては恋敵だった女芸人ふたり。その関係は複雑で辛辣だ。嫌いなはずなのに話さずにはいられない。笑えて切ないセキララ往復エッセイ。/光浦靖子 大久保佳代子『不細工な友情』https://t.co/mEzTD0TbNJ pic.twitter.com/vJUv47HOIA
— 幻冬舎 電子書籍 (@gentosha_dc) May 7, 2023
小学生時代からの親友であり、お笑いコンビの相方である大久保佳代子さん。30年以上の付き合いがある彼女だからこそ見える、カナダ留学後の光浦さんの変化を詳しく語ってくれました。
突然の渡航と帰国に困惑する心境
大久保さんは、光浦さんの予測不可能な行動パターンについて、こう語ります。
出国も帰国も一切事前連絡なし
マネージャー経由でしか情報が入ってこない
突然の登場と消失の繰り返し
「ミステリアス」と表現される独特の距離感がいい
しかし興味深いことに、大久保さんはこの状況を「ドキドキ、いつ現れるか分からないっていうのを楽しめる」と、ポジティブに捉えるようになっています。小学生からの幼なじみだからこそ可能な、特別な関係性が垣間見えます。
カナダ生活で消えたセンシティブな性格
大久保さんが特に驚いたのは、光浦さんの性格の大きな変化でした。
以前の神経質で繊細な面がなくなってきた
小さなことを気にしすぎない余裕が生まれる
東京とカナダ、どちらの生活も楽しめる柔軟性
芸能界の人々との会話を楽しめるようになった心の余裕が見える
「光浦は神経質で繊細だから、生きづらいだろうな」と心配していた大久保さん。しかし、カナダ滞在を経て、その心配がなくなってきたことを実感したといいます。
変わらない絆で結ばれた特別な関係
実は光浦さんにとって、大久保さんは特別な存在でした。
大久保さんとずっと一緒にいたくて、お笑いの世界へ誘った
相手を気にかけながらも干渉しない関係性がお互いに心地よい
30年以上続く深い信頼関係
「友達」や「親友」という言葉では表現できない特別なつながり
「大久保さんのことが大好きでしたよ。私がもう片思いしてるぐらい」という光浦さんの言葉からは、相方への深い愛情が感じられます。
【総括】カナダ留学が光浦靖子にもたらした人生の転換点と新たな可能性
50歳になりまして 光浦靖子さん
単行本でも楽しみ、今回は文庫本での再読でしたが、改めてすごく面白かったです!
光浦さんの話し声が聞こえてくるような文章で、対面してお話してるよう心地良さです。
文庫版あとがき、清水ミチコさんの解説と豪華に楽しみました☺️ pic.twitter.com/sYbgf39bW1— シュークリーム (@l75eRNQfX4mWaPg) January 20, 2025
50歳での大胆な人生の方向転換
料理学校での本格的な学び直し
ナイトマーケットでのアルバイト経験
エキストラ出演による新たな挑戦
棒術との出会いによる身体表現の発見
バンクーバーの環境がもたらした心の変化
西加奈子が証言する真摯な学びの姿勢
大久保佳代子が認めた気質の良い変化
日本とカナダ、両方の生活を楽しめる余裕
年齢に関係なく新しいことに挑戦する勇気
人生に一度、大きな休憩を入れることを決意した光浦さん。その決断は、彼女に予想以上の変化と成長をもたらしました。これからも、東京とカナダを行き来しながら、新しい挑戦を続けていく光浦さんの姿に、私たちは勇気をもらえるのではないでしょうか。
年齢に関係なく、新しい一歩を踏み出すことの素晴らしさを、光浦靖子さんは身を持って示してくれています。