松本清張ドラマ2017誤差あらすじネタバレ!村上弘明・剛力彩芽


 

テレビ東京ドラマ別企画。松本清張「誤差」

松本清張没後25年記念特別企画「誤差」が2017年5月10日にテレビ東京で放送されます。

原作は新潮文庫の傑作短編集『駅路』に収録されています。
 

 
ドラマ「誤差」の主演である村上弘明さんが山梨県警刑事・山岡慶一郎役です。

山岡刑事の後輩、伊崎美里役に剛力彩芽さん。

死体の声に耳を傾ける法医学教授、立花亮介役として陣内孝則さん。

このお三方の共演は何とこれで3度目。

2015年3月の開局50周年特別企画で「黒い画集 草」2016年年3月の松本清張特別企画「喪失の儀礼」そして今回3度目の松本清張作品でのトリオ共演ですから、息はばっちりです!

松本清張ドラマ「誤差」視聴後のネタバレと感想

2017.5.10放送を視聴した後のネタバレと感想はこちら↓です。

松本清張ドラマ2017「誤差」ネタバレと感想!ラスト30分の大どんでん返しに注目のサスペンス!

2017.05.11

松本清張ドラマ2017「誤差」ネタバレと感想!ラスト30分の大どんでん返しに注目のサスペンス!

ドラマ「誤差」のあらすじ


 

山梨県にある温泉宿「川田屋」で、ある夜、安西澄子(田中美奈子)の絞殺体が 宿泊していた離れで発見される。

山梨県警の山岡慶一郎(村上弘明)は、部下の伊崎美里(剛力彩芽)と共に現場へ急行。

身元がわかるものは一切残されていなかったが、金品は手つかずのまま。

女将の川田沙織(水沢アキ)によると、澄子は4日前から夫の忠夫と一週間滞在する予定だったが、忠夫は仕事が入り昨日合流したばかり。

今日は忠夫のみ一旦外出。

戻ったあと「家内はよく眠ってるから、そっとしておいてほしい」と連絡を入れて再び外出してしまったという。

なぜか担当仲居の鵜飼理沙子(齋藤めぐみ)の姿も見当たらない。

一方、澄子を解剖した法医学教授・立花亮介(陣内孝則)は、吉川線(被害者の首に見られるひっかき傷)と呼ばれる傷を発見するが、その傷に気になる点を見つける。

山岡と美里が湯治客全員を聴取すると、ファーコートを着た怪しい女性を目撃したとの情報が。

また宿帳に書かれた安西夫妻の住所と氏名はデタラメだと判明。

安西夫婦は…、ファーコートの女性は、誰なのか?

そして一連のニュースを東京の街角のモニターで見つめる謎の女(松下由樹)の正体は?

そんな中、理沙子の遺体が発見され 事件はさらに混迷していく――。

温泉宿で起きた殺人!不倫関係の男の正体は!?…事件のからくりを紐解くべく捜査を進める三人が、事象をありのままに見つめることの困難さを強烈に突きつけます。

「死亡推定時刻の“ズレ”」…そのズレが、ヒトの考えに都合の良い理解可能な結論を導き出す危うさ…!

人間心理に根差した、まさに予測不能の本格サスペンスに挑みます。

引用:テレビ東京公式サイト

 
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松本清張「誤差」のキャスト

松本清張 誤差 

引用:テレビ東京公式サイト

 
 

村上弘明

山岡慶一郎(55歳)
山梨県警捜査一課・主任刑事。
上司・部下問わず厳しく指示をだし、不審な点や気になったことについては迅速かつ徹底的に操作をするベテラン刑事。
 

前述のとおり、松本清張作品で3人が共演するのはこれで3度目ということで、ますます気合が入る村上弘明さん。

3作連続同キャストというのは、前2作もかなり評価が高かったことがうかがえますね。

山岡刑事は正義感が強くて、間違いを絶対に許すことができない実直なキャラです。

警察組織としての刑事の立場からのみならず、自分の考えで行動する熱い男なんですよね。

それゆえに 被害者の遺族に対してもまっすぐに相手を受け止めていく真摯な姿がまた、かっこいいのです。

犯人に対峙するラストシーンからも、熱い部分がよくわかります。

若かりし頃の村上弘明さんにはこういう役どころは似合わない感じが個人的にはしていたのですが・・・。

年齢を重ねるごとにシブさも兼ね備えた村上さん、いつの間にかこんな刑事役もしっくりくるようになったことに 一ファンとしてはとてもうれしいです♪

それにしても・・・村上弘明さんが赤いちゃんちゃんこって・・・!

60歳なんて・・・とても見えないんですけど!


 


 

 

剛力彩芽

伊崎美里(25歳)
山梨県警捜査一課・刑事。
上司の山岡にいつも振り回されてばかりですが、山岡に何としてもついていこうと努力する負けず嫌いの女刑事。
 

ドラマを見ていて、絵に描いたような優秀な部下だなと思う役どころがぴったりだと感じる剛力彩芽さん。

彼女自身も同じ役柄3連続をとても喜んでいるようです。

また共演を重ねることで、新しさが誕生する嬉しさがあるとおっしゃっていました。

伊崎美里刑事はは、山岡刑事のまっすぐで真摯な事件への向き合い方や、彼自身の生き方を尊敬しています。

人として先輩刑事から、仕事以外の生き方を学ぼうとしている人なんですね。

かわいらしい女の子なのに、役柄的には硬派です。

ただ、「犯人はあの人だ!」と思い込んでしまうところは、若気の至りなのか!?

刑事というよりも探偵の助手的な役どころに近いな~という気もします。

でも、メインキャラがそろって熱すぎるキャラだったら見てる視聴者が疲れてしまうので^^;

こういうガス抜き的な役はドラマには必須かもしれませんね。

剛力彩芽さん、今回は同じ役どころではありますが、前作・前前作とは少し違うフレッシュなキャラを意識して演じたそうですよ。
 

陣内孝則

立花亮介(53歳)
甲府医科大学法医学教授。
法医学の研究者として有名な教授で、遺体の声や無念の叫びを聞くために、法医学者になりました。
所轄の刑事からは「変わり者」として煙たがられている役どころです。
 

三作連続で同じ顔ぶれともなると 役者さんともスタッフさんとも顔なじみなだけでなく、気心も知れているので、和気あいあいと撮影が進んだことがはうれしいとおっしゃる陣内孝則さん。

確かにそうですよね。勝手知ったる…は仕事が効率的に進むでしょう。

立花亮介という法医学者も、余計な言い訳や持って回ったことが大嫌いなキャラなので、そういう部分がちょっと陣内さんとかぶってるかもしれません。

死体の声に耳を傾ける法医学者という役どころは他にも似たドラマシリーズにもあるんですが^^; 共通しているのはとても人間臭いキャラクターだというところです。

なので、できるかぎり感情の起伏を見せずに、ある種ドライな役どころを演じることに気を遣ったのだそうです。

確かにそういう人間味が溢れる解剖医を、陣内さんはうまく演じ切っています。

主人公の山岡刑事とあまり仲が良いとは言えませんが、真実を追求しようという熱い思いは二人とも全く同じ。

ぶつかり合う中でも人間臭い部分がかなり強調されるなあと思います。

■田中美奈子

安西澄子(42歳)
「川田屋」のお客で、美しく妖艶な女性。はじめの被害者。

■齋藤めぐみ

鵜飼理沙子(29歳)
安西澄子の部屋担当仲居。
事件後に姿が見えなくなる→第二の被害者

■松下由樹

街角のモニターに見入る謎の女(45歳)

■細川ふみえ

胡桃沢秀美(45歳)

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ドラマ「誤差」の舞台

この話の舞台は、原作では、宿が6軒くらいしかない湯治場とされています。

東海道線から私線で2時間くらいの山奥にある、温泉ではなく鉱泉。

あまり人気がない「H鉱泉」と書かれています。

ロケ地がどこだったのかは、もしかしたら放送を見ればわかるかもしれないですが、ちょっとこれだけの情報では どこが舞台なのかが分かりづらいですね。

山梨県内ということしかわからないですが、JR飯田線沿いの周辺のどこか?かもしれません。

このドラマの「誤差」の意味とは?

このドラマのタイトである「誤差」は、個人差のことを指しています。

ここでいうところの個人差は、医師が出す犯行推定時間のクセのこと。

実際の犯行推定時刻というのは解剖してみなければわからない部分ではありますが、お医者さんも人間ですから、いろんな癖がありますよね。

それが推定時刻であれば、その時間を多めに言う人と少なめに言う人がいるわけで、そこに「誤差」が生じるわけです。

多め・少なめと一言にいうのはカンタンですが、この差が事件の解決を左右する重要な部分ですので、単なる「癖」では片づけられないというのが、このドラマの焦点です。

原作では、警察の嘱託医と所轄のある病院の院長による推定時刻の誤差の開きが1~2時間も出るために、事件の真相追求の高い壁となってしまいます。

この推定時刻のずれこそが、間違った思い込みに拍車をかけてしまう・・・という法医学のミステリーがこの「誤差」です。

原作でも「はじめに容疑者ありき」という形で話が進んでいくのを読者としても納得しながら読み進めるわけですが、実はこに思い込みの要素がかなり大きかった・・・ということに、物語が終わるまさに「その時」気づかされてハッとする・・・そんな読者が多かったのではないかと思います(わたしもその一人でした^^;)

すぐに思い込んでしまう人間の心理やその危うさを、このドラマで鋭く突いていくと思われます。

2017.5.11追記

ドラマの舞台は 「山梨県北杜市塩川町の塩川温泉郷」とありました。

山梨県北杜市は実在しますが、塩川町も塩川温泉郷も実在しませんから、フィクションです。

宗像美樹 「最後の言葉」‏~ドラマ「誤差」エンディングテーマ曲


 

「最後の言葉」動画

宗像美樹さんのプロフィール

宗像 美樹 (むなかた みき)
3月11日、福島県浪江町生まれ。
日本人の父、韓国人の母をもつハーフ。
幼少期からピアノを始め、数々のコンクールで入賞。
学生時代は吹奏楽部に所属し、クラリネットを担当。
その後音楽科でピアノを専攻。
所属したオーケストラ部では、バイオリンを学び音楽の道を探求していく。
その後、POPS、R&B、ゴスペルなどの影響を受け、ソロでライブ活動を始める。
2015年9月に、話題の音楽プロデューサー「Carlos K.」のトラックに自作の詞を載せた「I Promise」を配信。
プロとしての第一歩を踏み出す。
引用:spaceshowermusic

松本清張「誤差」 原作とドラマの違い

今回のドラマは原作よりもはるかに登場人物が多いため、複雑に絡み合った人間模様も描かれると思います。

ちなみに「誤差」の原作に登場する人物は10人ちょっとです。

・山岡刑事
・所轄の警察官たち
・警察の嘱託医(古賀)
・所轄区域の病院長
・安西澄子(偽名)・・・今回の被害者
・安西忠夫(偽名)・・・安西澄子の連れの男性
・川田屋の主人
・ふみ江・・・安西澄子の部屋担当の仲居
・大村青年・・・川田屋の湯治客
・その他・・・数人の関係者

今回のドラマのキャストはこれよりずっと多いので、原作がかなり脚色されていて、面白い仕上がりになっていると期待します。
 
松本清張 誤差 

引用:テレビ東京公式サイト

細川ふみえさんとか、男性視聴者を引っ張るためのキャスティングなのでは^^;


 

田中美奈子さんが演じる安西澄子は、ドラマでは42歳ですが、原作では27歳です。

また、安西澄子の部屋の担当仲居は、ドラマでは鵜飼理沙子ですが、原作では「ふみ江」です。

ファーコートの女とか「街角のモニターに見入る謎の女」役の松下由樹さんとか、原作には登場しませんし。

大西澄子の部屋の担当仲居が被害者になるという設定は完全にオリジナルですから、原作を知っている人にも大いに楽しめるストーリーになっていると思います。

 
 

原作「誤差」のネタバレ

 
※ドラマではなく、原作本のネタバレです。

全てを書いてなくて、ざっくりとした紹介なので、気になる方は原作をどうぞ。
 
 
 
 

夏の終わりのある日、温泉宿「川田屋」に、洗練された都会風のいでたちと美貌を備えた女性がやってきた。

安西澄子と名乗ったその女性に宿の従業員や湯治客の大村は多大なる関心を寄せていたが、彼女はあまり話をしたがらない様子を見せていた。

3日ほどして安西忠夫と名乗る澄子の連れの男性が合流したが、さらにその3日後に事件が起こる。

買い物から17時前に温泉宿に戻った忠夫は「家内はよく睡っているから 誰も行かないで そっとしておいてください」と言い残して、仕事の都合で出かけるという。

そして彼が17時半過ぎに宿を発った2時間後、澄子が部屋で絶命しているのが発見される。

遺体は最初に警察の嘱託医が検案にかかり、犯行時刻が15時から16時の間との見解が示される。

続いて所轄の病院の病院長による解剖による所見では犯行推定時間17時過ぎとの見解が示される。

二人の医師の所見には1~2時間の誤差があったが、病院長は嘱託医の所見は多めに見積もられたものであると指摘する。

警察としては忠夫が犯人であるという推定に合致するのは病院長の所見であるため、そちらを満足すべきものと結論付けてしまう。

その後の捜査が進み、澄子の高価なスーツケースに入ったイニシャルなどから、彼女が銀座のバーのマダム添島千鶴子であることが判明。

そしてその関係者からの証言で、川田屋に泊まった千鶴子の連れの男性は竹田宗一と判明し、捜査が急展開を迎えると思われた。

ところが、東京に出張していた山岡刑事らが竹田の逮捕に向かう直前に、竹田は自ら命を絶ってしまう。


 
これにより事件は幕を閉じたと思われたが、その1年後。

法医学書を読んでいた山岡刑事の脳裏を、1年前の川田屋で起こった事件がかすめていった。

病院長は「嘱託医は時刻を多めに見積もる」と言ったが、院長は少なめに見積もる癖があったのではないか。

病院長の所見が正しいとするならば、犯行時間は竹田が宿に戻った40分間となるが、もめて犯行に及び 証拠隠滅して逃走するまでの所要時間は40分では少なすぎる。

それに遺書には「自分がやった」という文句はひとつも見当たらない。

もしかすると、竹田宗一は真犯人ではなかったのではないか!

竹田は犯人ではないが 発見を遅らせたかった・・・つまりそれは彼が犯行現場の第一発見者だったからではないか。

彼は自分に嫌疑がかかることを恐れて、逃げなければならないと本能的に思った。

宿帳は偽名だし、千鶴子の所持品から身元がわかるものは持ち去ったからこのまま逃げられる!と思ったのだろう。

ところが東京に帰った彼は自分の考えの甘さに気づく・・・千鶴子とのことはたった一人だがバーの関係者が知っているから、いずれは自分の身辺に警察の手が及ぶだろうと。

このことで家庭が壊されることを悟った彼は生きることが面倒になったのではないか・・・と山岡刑事は推測した。

所轄署は山岡刑事の意見を容れて、この事件の再捜査を開始し、当時の滞在客をしらみつぶしに調べた結果、大村を容疑者として検挙したところ、大村はすぐに自供した。

「竹田宗一が出かけている留守に千鶴子の部屋に忍び込んだが、目を覚まされて抵抗されたので首を締めてしまった」

そしてその犯行時刻は15時40分 嘱託医の所見が正しかったのだ。
 
 
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