LINE相続とLINEpay残高!故人のアカウントは引継できない
LINEは1つの電話番号に1つのアカウントですし、家族間でやりとりをしているケースが多いので、ほとんどの場合はあえて探す手間はなく、アプリがすぐ見つかるでしょう。
LINEはスマートフォンでなくてもLINE IDを取得できますし、パソコンでもスマホと同様にメッセージのやり取り機能が使えます。
スマホが開けなくても、故人のパソコンやタブレットからLINE利用の有無や生前の交友関係を確認できることがあります。
LINEアカウントは遺族へ引継ぎできない(相続できない)
本サービスのアカウントは、お客様に一身専属的に帰属します。お客様の本サービスにおけるすべての利用権は、第三者に譲渡、貸与その他の処分または相続させることはできません。
via:LINE利用規約
遺族が故人の携帯電話番号を持ち続ければLINE IDはそのままですが、故人のLINE IDを遺族が形見のようにキープしておくことは認められていません。
つまり家族といえども 故人のLINE IDは引継ぎも相続もできない。アカウントを作った本人に限り利用できる一身専属です。

LINE payの相続!電子マネーの残高はどうなる?
LINE Payの残高は相続人が相続します。
LINE Payアカウントに関する一切の権利は、利用者に一身専属的に帰属します。利用者は、これらの権利を第三者に譲渡、貸与または相続させることはできません。ただし、LINE Moneyアカウント保有者に相続が発生し、LINE Moneyの残高がある場合、当社所定の方法により、相続人に対し、振込手数料を引いた上で返金いたします。なお、振込手数料がLINE Moneyの残高を上回る場合には返金は行いません。
via:LINE利用規約
LINE Payは返金されますが、その他の電子マネーは運営会社により相続できないものや運営に問い合わせないと不明なものがあるので、注意が必要です。
LINEは以前は一身専属性を盾にとって(?)被相続人が亡くなると残高没収だったようですが、それではユーザーは安心して電子マネーを使えませんから、2年前に残高を相続の対象にする規約に改定しています。
携帯電話番号を解約すれば故人のLINEは自然消滅する
遺族が故人の携帯電話番号を解約すれば、3か月ほど過ぎたあたりから、それは第三者の電話番号として再利用されます。
その人がLINE IDを取得すれば、新たに初期設定でLINEアカウントが出来上がりますから、あえて遺族がIDを削除したりしなくても、電話番号を手放すことで故人のLINE IDは自然消失します。
アカウントが消失すれば過去のやりとりも同時に消えるのは言うまでもありませんが、もしもどうしても残しておきたい画像やメッセージがある場合は スクリーンショットを取るなどして個人でバックアップを取っておくしかありません。
故人のスマホ契約の承継は可能か?
主要キャリアの場合、多くのところが故人の契約を遺族が引き継げるようになっているので、承継を希望する場合は直接問い合わせてみましょう。
引継ぎができない場合でも、携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を利用して 電話番号はそのままに別のキャリアにのりかえてサービスを利用する制度もあります。
住んでいる市区町村が指定する専門業者に回収してもらう(小型家電リサイクル法)
キャリアショップに持ち込んで処分する
中古スマホショップに売る
