虚言癖女は自覚あり?パーソナリティ障害?職場のいじめか?
30代女性 これは職場の同僚A子との関わりで気味悪さを感じて職場を去った時の話です。
何がどうなっていたのか、きっかけも理由もよくわかりません。A子はどちらかというと仲の良い同僚の1人だったのです。
それがある日 なぜか私のことをじーっと凝視するA子に気づいて「A子が妙に私のことを気にしているな」と感じるようになりました。
でも最初はうちは「A子は人の顔色を伺うタイプなのかな」程度にしか考えませんだした。
それでも何となく気持ちが悪かったので、気を付けて様子見していました。
すると、私が使っていた化粧品と同じ物をA子も使い始めました。
それは偶然だろうと思いましたが、口紅を斜め鋭角にとがらせて塗る 変わったクセのある私の塗り方を、A子がわざと模倣していることに気づきました。
また、お昼休みに同僚と話していると、A子はその場にいる複数の人達をかき分けるようにやってきて、私の顔を間近で覗き込むように見てきたりすることが何度もありました。
冗談めかしてやっている態度ではなく、A子は真顔。しかも目が笑っていません。
そんなA子の不気味さが 自分の心の中に膨らんできていることに気づき始めました。
職場で村八分にされるようになり虚言癖女の裏工作に気づく
A子から目に見える実害を被ったわけではなく、直接何かを言ってくることもありませんでしたが、私は彼女にモヤッした不気味さ感じていました。
おかしな態度ははじめはA子だけでしたが、次第にほかの同僚達が私に対して溝を作るような様子を見せ始め、最終的に私は村八分にされていることに気づきました。
「私、何かまずいことしたっけ?」と思い、同僚の1人をつかまえて訊いてみたところ、気まずそうな顔をしながら、本当のことを教えてくれました。
「B子が自分の真似をしてきて困っているの。私が使ってる物や好きな物をそっくりに真似してきて本当に気持ち悪い。あの人とは関わらない方がいいよ。頭がおかしいから、距離を置かないとヤバいよ」って。それで何となくみんなの間で「B子、気味が悪いね~」って話になってて…。
虚言癖を追い詰めるのはNG!あれが病気なら関わらないのが身のため
ようやく社内で村八分にされていた原因がわかりました。気まずい空気が流れていた私にはいたたまれない環境でしたが、生活のこともあるので、しばらくは我慢して働いていました。
人間関係の悪化は働く意欲を根こそぎ削ぎ落とします。人間不信とまではいかなくても、私の話も聞かずにA子の話を受け入れた同僚達に、私は失望感を覚えてました。
そんな気持ちのままその職場に居つづけるのに限界を感じた私は、ほどなく退社しました。
虚言癖の自覚ありでやっているのか?単なるハラスメントか?本物の病気か?これまでの人生で「性格が悪い」人はたくさん見てきましたが、A子のような「気味の悪い」のは初めてです。
サイ〇パスなら「逃げるが勝ち」
真意はわかりませんが、あの職場を離れたことは正解だったと思っています。
自己愛性パーソナリティ障害~自分を中心に世界が回っている人
近年、職場での自己愛性パーソナリティ障害があることによって引き起こされる問題が注目されてきています。自分の部下を自分の出世のために利用したり、平気で嘘をついたり(虚言癖)などというケースも少なくないようです。自己愛性パーソナリティ障害の人は、部下の気持ちを想像したり、事情を考慮することが難しく、自分の出世や周りからの評価のことしか考えないため、それがモラハラやパワハラにつながり、部下や同僚をうつ病に追い込んでしまう、というケースもみられます。
引用元:【LITALICOワークス】
自己愛性の人は自分のことを特別だと考えていて、自分の利益のためなら他人を搾取し犠牲にすることにも全く心が痛まない。このタイプの人にとって「世界は自分のために存在している」のである。賞賛されることは大好きだが、少しでも批判されると激しい怒りを覚える。
自己愛性の人は他人を利用することを当たり前だと思っている。献身的に尽くしてもあまり感謝を覚えることもなく、逆に些細なミスやうまくいかないことがあると、自分に原因があっても周囲に責任転嫁し攻撃してくる。
自己愛性の人は親であろうが子であろうが、平気で相手を切り捨てるような骨肉の争いをしばしば演じる。膨らんだ自己愛の前では親も子もないのである。ましてや赤の他人など、目障りだと思われたら最後である。
引用元:働く人のための精神医学
演技性パーソナリティ障害~芝居がかった行動をする人
演技性パーソナリティ障害は注目や関心に対する飽くなき欲求と、身体的な自己顕示を特徴とするタイプで、過剰なパフォーマンスや外見的な魅力によって、人々の注意を惹きつけようとする。ときには嘘やでっち上げによって注目をひいたり、同情を得ようとする。
内面的なことよりも外面的なことに関心があり、肉体的な魅力やセックスアピールを強調しようとする。こうした傾向は外面的な魅力を重要視する養育者の態度や価値観の影響も大きいとされる。また親の性的な側面を意識させられるような環境で育ったり、性的虐待を受けることも一因となる。
つまり外見的・性的魅力が過大な存在感を持ち、自分のアイデンティティを乗っ取ってしまっている。その奥底には、周囲に息を呑ませるような外面的な魅力によってしか、自分の存在価値を認めてもらえないという内面の空虚感がある。
演技性パーソナリティ障害の注目や関心への欲求は、常識では考えられないほど強く切実であるため、自分を貶めてしまうことや、社会規範に反することをしてでも注目を得ようとする。
引用元:働く人のための精神医学