コザクラインコが噛むと痛い!噛み癖を愛情表現の甘噛みに変えた方法
コザクラインコが噛むのは本当か? 残念ながら、本当です。
コザクラインコはセキセイインコやオカメインコより噛む力が強い
コザクラインコはセキセイインコやオカメインコと比べて噛む力が数段強く、相手を簡単に流血させることさえできてしまいます。
とはいえ、この世に噛まない動物などいません。自然界で非捕食者であるコザクラインコは、身を守る為の武器として、大きなくちばしを使って戦うしかないのです。
よくよく観察していると、「避ける」「逃げる」「威嚇する」など、さまざまな段階を経た後、最終手段として「噛む」行動を取っていることが分かります。
噛むことは敵の懐に飛び込むことになるので、彼らも好き好んで噛んでいるわけではありません。
何を恐れているのか? 何を嫌悪しているのか? …といった噛む理由を具体的に想像することにより 噛ませない工夫 噛まれない工夫 …をすることは十分に可能です。
生まれ持った気質を躾で変化させることは難しいです。本人に改善の意志がなければ人でさえ治りません。噛む理由が間違った対応の場合は、トレーニングで効果が出る場合があります。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) April 10, 2021
コザクラインコのオスとメスでは性格が違う(メスの方が気性が荒い)
もとより気性が荒いイメージのコザクラインコですが、実はオスとメスとで性格が大きく違っています。
個体差はありますが、一般的にオスは穏やかな性格で、気性が荒いのはほとんどがメスです。
噛むことが多いのはメスですが、メスだから理由もなく噛むわけではありませんし、オスなら絶対に噛まないというわけでもありません。
発情期に入ったメスは、さらに気性が荒くなることが多いので要注意です。
発情は本能に根差した行動なので、発情中の行為をコントロールすることが、鳥自身はもとより、強固な信頼関係で結ばれた飼い主にも難しいです。
健康上の理由もあり、発情抑制が必須ではありますが、発情してしまった場合はしっかり観察し、微細な変化も見逃さないよう、細心の注意を払うことが重要です。
コザクラインコの愛情深さが問題行動につながりやすい
コザクラインコは深い無償の愛で応えてくれる鳥ですが、その愛情は時に重く、焼きもちを焼いたり、怒って強く噛んだりするなどの問題行動を引き起こす場合もあります。
そしてペア以外の人には攻撃的になることがあります。これは特に男性ホルモンが強いオスに見られることが分かっており、ペアに他の個体を近づけさせないための排除行動です。ペア以外の人を受け入れないメスも攻撃的になることがあります。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) April 17, 2021
しかし、それらの困った行為は、飼い主が愛鳥の心を尊重し、真剣に向き合うことで、解決する場合が多いのです。
毎日の放鳥時間をしっかり確保し、積極的にコミュニケーションを取ることで、愛鳥の心の安寧は守られます。愛鳥の幸せは、飼い主の幸せ。むしろ、意思表示が明確な分、分かりやすいとも言えます。
パートナーを心配するコザクラインコです。一夫一婦制の鳥種は強い絆で結ばれており、もちろん個体差はありますが相手をよく観察しています。だからこそ心配もするし、嫉妬も起こしやすいのです。人をパートナーと認識している場合は、他の鳥と遊んだり、人同士で話しているだけでも嫉妬したりします。 pic.twitter.com/4w77sl9iKl
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) May 27, 2022
コザクラインコは甘噛みで愛情表現する
コザクラインコは甘噛みがとても上手です。甘噛みとは文字通り、甘く優しく噛むことです。
人の皮膚への触り方が上手くできないとチマチマ噛んだり、ナデナデされるのが苦手になったりしますので、雛を育てる時は、ナデナデをしたり、嘴で人の皮膚を触らせたりする時間を作りましょう。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 4, 2022
コザクラインコは、時に血が出るほど強く噛むことが知られていますが、家族、特にパートナーと
認めた相手に対しては手指などを甘噛みしてくれることがあります。
これは、鳥同士で羽づくろいをし合うコミュニケーションの、代替行為の一種と考えられています。
一瞬で流血せしめるほどの強い力を持ちながら、マッサージでもするかのように力加減して優しく噛んでくれるのは、コザクラインコにとって、最高の愛情表現といえます。
コザクラインコが噛む理由と噛み癖を甘噛みに変えた私の方法【体験談】
コザクラインコの飼い主の体験談
コザクラインコに噛まれると痛い!
これは鳥飼いの間では有名な事実ですが、
血が出なければ噛まれたうちに入らない。
こんな名(迷)言がある通り、特にコザクラインコの飼い主にとっての「噛まれる」は日常茶飯事です。
しかし、コザクラインコにひとたび噛み癖がついてしまうと治すのは大変です。
コザクラインコから絶対に噛まれない!は無理なことですが、噛み癖をつけないためにがんばった結果、コザクラインコが甘噛み上手な甘えん坊さんに変貌した、わが家の方法を紹介します。
コザクラインコが噛むとこんなに痛いのか!
コザクラインコと8年以上暮らしてきてインコに噛まれ慣れている私でも、強く噛まれた直後は「手を出すのが怖い」と思うことがありました。
私はかつてハムスターを飼っていたことがあるため、げっ歯類の鋭い歯で噛まれる経験があるので痛みには強い方なはずですが、それでもコザクラインコに噛まれるのは痛くて怖いと思いました。
わが家のコザクラインコは、生後3カ月のときにやって来ました。
お迎え時には既に一人餌になっていましたが、3か月ではまだまだ子ども(幼鳥)で、私たち家族は待望の初めての小鳥がかわいくて仕方がありませんでした。
しかし、ある日突然、見知らぬ家に連れてこられたコザクラインコの方はそれどころではありません。掃除や餌の入れ替えなどでケージに侵入してくる飼い主の手を、容赦なく噛んで撃退しようとしていました。
我が家にコザクラインコをお迎えして最初の1カ月ほどは、本当に毎日のように手が血だらけになっていたものです。
大人になったら加減してくれるようになるかもしれない。大人になったら噛まなくなるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きつつ、飼い主は考えました。
このまま噛み癖がついてしまったらどうしよう。いつまでも噛んでばかりいる子になってしまったらどうしよう。そもそも…コザクラインコはなぜ噛むのだろう?
コザクラインコが噛む理由とは?複雑な小鳥のきもちを読み解いてみた
くちばしは鳥にとっての剣であり、盾でもあります。敵に襲われそうになったら威嚇し、襲われたら防御し、攻撃する。それは当然の反応と言えるでしょう。
うちの子をお迎えした当時の私は鳥飼い初心者で、コザクラインコからの意思表示を正しく読み解くことが
できておらず、互いの意思疎通がほとんどできていませんでした。
鳥の噛み癖は問題行動と捉えられてがちですが必ずしも問題行動=異常行動なわけではありません。問題と捉えているのは人側の認識です。例えば羽づくろいをしようとして皮膚を噛むのは正常行動ですし、嫌なことや怖いことを避けるために噛むのも度は超えているとはいえ正常行動です。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 1, 2021
コザクラインコの立場からしてみれば「言葉が通じない相手には実力行使を!」とばかりに自然にくちばしが剣となるのは仕方のないことだったのです。
コザクラインコが怖いもの…たとえば嫌いなぬいぐるみが置いてあるのを見つけてしまい、恐怖心からぬいぐるみに噛みついたとします。
そんなときのコザクラインコは、ぬいぐるみを見つけた瞬間、すぐに噛みつくでしょうか?個体差があるかもしれませんが、答えはノーです。
通常、真っ先に噛んだりはしません。まずは怖いものを避けようとしますし、回避できなければその場から逃げようとします。
躾の対象となる主な行動は、排除や優越を示す行動です。これをしたら噛むという行動は鳥のルールであり、人が噛まれたら怯むのは鳥に躾けられている状態です。いわゆる罰によって自分のルールを示しています。そして噛むことで人が怯むことを学習した結果でもあります。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 2, 2021
それでもどうしても逃げられない。または逃げても相手が追って来るなら「来るなよ~!噛むぞ!!」と威嚇します。それでも相手が引かなければ最終手段として噛みつきます。
噛むには、当然のことながら、体ごと敵(怖いもの、嫌なもの)に近づかなくてはなりません。つまり、噛むという行為自体にリスクを伴うため、インコのきもちとしては、これ が本音のはずなのです。
できれば噛まずに納めたい…
コザクラインコに「飼い主が怖い存在ではない」と悟ってもらう働きかけ
「コザクラインコが飼い主を恐れているうちは何も始まらない」と気づいた私は作戦を立てました。
少しずつ「飼い主が怖い存在ではない」と知ってもらわなければならない。でもそれだけでは足りない。「こいつ、いいやつだな」と思ってもらう必要がある。
コザクラインコに「こいつ いいやつだな」と思わせる
コザクラインコから「こいつ、いいやつだな」と思ってもらうためには、飼い主はある意味インコにとっての「都合のいい存在」でなければなりません。
そこで刻一刻と変わるインコの気分に合わせて、退屈そうにしていないか?寂しそうにしていないか?など、愛鳥の様子をしっかり観察することから始めました。
コザクラインコの要望を全て満たしてあげる意気込みで、飼い主からインコへ積極的な声がけや愛情表現を示すようにしたのです。
コザクラインコの噛むことに対するリアクションを封印する
コザクラインコから強く噛まれたときの飼い主の対応も重要です。
わが家では「痛い~っ!」と大騒ぎせず、痛みをこらえ、静かに淡々と「痛いよ?」と言うことにしました。
望ましくない行動を取った時は反応しないようにします。噛まれても痛がって声をあげたり、怯んだ様子ではなく嫌だという態度で噛まれたことに反応しないようにします。特にイタッと言って反応すると、その反応が見たくて噛むことがあります。噛むことに効果はないという再学習をさせて様子を見ましょう
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 3, 2021
心理学用語にダブルバインドがあります。言葉や態度に矛盾があるため、思考を混乱させられ、相手の顔色を伺うようになります。モラハラやDVの根底にあるものと言われていますが、実は犬もやることが分かっています。撫でてという態度を取りながら、噛むぞという矛盾した態度も取ったりします。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 7, 2020
このようなダブルバインドのような傾向が見られる場合、専門家によって意見が異なりますが、一般的には好ましくない行動をする時は、相手をしない、ケージに戻すことを行い、好ましい行動ができたら褒めたり、ご褒美を与えて再学習を進めます。かなり根気がいりますが、愛情を持って接し続けましょう。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 7, 2020
真剣な顔と声で言うとその意図が伝わるようで「しまった!噛んじゃった…」とコザクラインコ自身が後悔をにじませることもあるし「私は悪くないもん!」とふてくされたような顔をすることもあります。
これを繰り返すうちに飼い主が「痛い」と言うとインコが力を緩めたり離してくれたりするようになり、こちらの気持ちに気づき始めたのか、噛まれる回数も少しずつ減っていきました。
コザクラインコとの意思の疎通で痛すぎる噛み癖が甘噛み(愛情表現)に変わった
そして次の段階で何が起きたか? なんと、コザクラインコが甘噛みしてくれるようになったのです。
強く噛んでしまった後におわびのように甘噛みしてくれることもあるし、リラックスしているとき、仲間に羽づくろいをするように優しく噛むこともあります。
コザクラインコから絶妙な力加減で噛まれ続けると、血行がよくなるような気さえして、噛まれているのに眠くなってしまうほどです。
はい、チミチミするやつです。鳥の親和行動なので、それを嫌がると言うのは鳥にとっては戸惑うことになります。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 3, 2021
インコ同士で羽づくろいし合う姿が幸せそうに見える理由を、私はこの時に身をもって知りました。
そしてコザクラインコが甘噛みをしてくれるようになった頃から、よく甘えてくれるようになりました。
手の上で昼寝をしたり、くつろいで座り込んで指先を甘噛みたり。コザクラインコの甘噛みは、最高の愛情表現なのです。
コザクラインコの噛み癖と手乗り崩れを直した私の方法【体験談】
コザクラインコの飼い主の体験談
これは一人暮らしの私が なんの知識もなく「コロナ渦で寂しかっただけ」の理由で ペットショップで見かけた手乗りコザクラインコを飼い始めることになった時のエピソードです。
私のコザクラインコはメス、名前はぐーちゃん。ぐーちゃんは肩に乗ったり、手から餌を食べたり、名前を呼んだら飛んできたりと、とても懐いてくれていました。
しかし私はコザクラインコの性格や飼育の仕方を十分に理解していませんでした。
さらに一人暮らしで仕事も忙しかったため毎日夜遅くにしか帰ってくることができず、あまりぐーちゃんをかまってあげられない日々が多くありました。
コザクラインコの呼び鳴きはストレスの始まり?
いつもひとりぼっちで家で留守番しているぐーちゃんは寂しかったのか、次第に問題行動を起こすようになりました。
私が帰宅するとわざとバンバン!と餌箱をたたいて鳴らしたり、呼び鳴きもどんどんひどくなっていきました。それにも関わらず、帰宅した私は家事などが忙しく、あまり放鳥もしてあげていませんでした。
放鳥しても、そもそもインコとどうやって遊んであげたらいいのかわからないので、とりあえずケージから出してあげるだけ。一人遊びをさせていたというか、私はコザクラインコをほとんど放置していたのです。
そんな生活が長く続いたので、コザクラインコは寂しくてかなりストレスを抱えたのかもしれません。
コザクラインコの噛み癖が始まり手乗りのはずが荒鳥に戻ってしまい…
飼い始めてから半年くらいが経過した頃から、ぐーちゃんは突然私を敵認識して、餌も与えることができないくらい噛みついてくるようになりました。
雛の時にはあんなにべったり懐いていたのに、これほど噛み癖がひどくなってしまってはケージに手を入れることも、放鳥することもままならなくなっていました。
季節的なものでイライラしているだけかもしれない。そういえば換羽期はインコもイライラするし、コザクラインコにも反抗期があるってネットで読んだっけ。数日したら元に戻るかもしれないな。
最初は楽観的に考えてほったらかしにしていましたが、数日どころかひと月・ふた月経ってもグーちゃんは元のべた慣れインコに戻ってはくれませんでした。
手乗りくずれを治すため一念発起!インコ育てと子育ては共通点が多いと気づいた
3か月経っても相変わらずイライラが止まらないコザクラインコに威嚇される日々が続き、
これでは怖くて餌もあげられないよ。なんとかしなくては。
…と考えた私は、書店でインコの飼い方の本を買ってきて、コザクラインコの性格やインコに対してどのように接したらいいのかを勉強し始めました。
コザクラインコは「ラブバード」と呼ばれるほど パートナーと認識した飼い主にとてもなつく。
…と書いてありましたが、昼間は飼い主が仕事で不在で一人で留守番、夜もなかなか構ってあげられなかった私のようなケースではこう書いてありました。
もともと手乗りであっても手乗り崩れになってしまったり、荒鳥になってしまうことがある
私のインコも荒鳥になってしまったのか…
がっかりしつつ、何か対策はないものかと先を読み進めていくと
荒鳥になってしまった場合には無理やり手に乗せようとはせずに、インコのペースに合わせて根気強く対応しなくてはいけない。
…と書いてあることに気づき「まだやれることがある!」と思って一念発起。
コザクラインコを飼育している人のブログを片っ端から読んだり、YouTubeを見たりして、コザクラインコの飼い主さんのやり方のまねをしてみることにしました。
YouTubeでコザクラインコを飼っている人を見ていると
インコのことをペットとしてではなく自分の子供のように考え、優しく話しかけたり、嫌がることは絶対にしない
毎日インコの目を見て「かわいいね」と声かけをする
…などをしていたので、私も毎日ぐーちゃんに「かわいいね」と声かけをすることから始めました。
血が出るまで噛まれても、絶対に怒ったり騒いだりしないと決め、いつも冷静に
痛いから、こういうことをしてはダメだよ
…と根気強く教え続けました。
コザクラインコのイライラが収まらないときには、部屋を暗くして手にインコを乗せて一緒に空を見ながら
なんでそんなにイライラしているの?
…と話しかけてみたり、家事をするときにはぐーちゃんが寂しくないように肩に乗せたままやるようにしていました。
望ましくない行動を取った時は反応しないようにします。噛まれても痛がって声をあげたり、怯んだ様子ではなく嫌だという態度で噛まれたことに反応しないようにします。特にイタッと言って反応すると、その反応が見たくて噛むことがあります。噛むことに効果はないという再学習をさせて様子を見ましょう
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 3, 2021
仕事が休みの日にはできるだけ外に連れ出したり、ひなたぼっこをさせたり。
手を見ると必要以上に追いかけてきて噛みついてきたので、手袋をしたりして、手を隠して接するようにしました。
コザクラインコの手乗りくずれが治るまで3か月かかった
コザクラインコにそのような対応を続けた結果、3か月くらいでぐーちゃんは再び手乗りインコに戻り、手を見ても血が出るまで嚙みついたり攻撃することがなくなりました。
3か月間は毎日手が傷だらけで、手指のどこかに絆創膏を貼って仕事に行ったりしていましたが、今はその状態から完全に解放されています。
コザクラインコは人間の2歳児くらいの知能がある賢い鳥だということがわかってからは、事あるごとに「すごいね!」「かわいいね!」「偉いね」「それはだめだよ」などと、言葉で伝えるように心がけました。
突然攻撃をされたり噛み癖がついてしまうとインコに対して恐怖を感じたり、避けてあまり接しないようにしてしまいがちですが、それでは逆効果なのだと自分の体験からわかりました。
噛んだ時の人の反応の期待など様々な理由があります。どんな時に噛むのかをよく観察・分析をして理由を見つけ出しましょう。鳥を変えるのではなく、まずは自らの対応を変えるようにしましょう。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) December 27, 2021
インコが何か問題を起こす時には必ず理由があります。それは意外と単純なものだったり、寂しかったり、単にかまってほしいだけの場合もあります。私のケースはまさしくそれでした。
私はできるだけそれに応えてあげたり、毎日声をかけたり、嚙まなかったら「いい子だね」と褒めるようにしただけです。
それだけでも少しずつ噛み癖が改善していったところをみると、
人と鳥の間では言葉は通じなくても意思の疎通はきちんとできているのだ
…としみじみ感じました。
今年は新しいコザクラインコをお迎えして愛鳥が2羽になりました。
新入りの子はどうやらオスだったようで性格がおっとりのんびりしていて、呼び鳴きや噛み癖もなく、忙しい時に少し距離を置いても荒鳥になるような気配がしません。
呼んで飛んで来させたり輪投げなどをさせてできたら褒めてご褒美を与えます。人を噛むのは人との相互関係で学習した可能性があるものですが、生まれ持った個性も関与します。噛まない鳥はどんな対応をしても噛みません。そのため噛む事の行動変容はゴールがあるものではなく続けていくことが必要です。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) July 4, 2021
この2つの視点は鳥にもあるように見えます。主観的な個体は噛んでも相手が痛いことに気づきませんが、客観的な個体は噛んだら痛いことが判断できるので本当に嫌な時しか噛まないようにしているように見えます。この視点の違いが個性に影響しているのではないかと思います。
— 海老沢和荘 (@kazuebisawa) April 9, 2021
コザクラインコのメスは性格がきつい子が多いらしいですが、ぐーちゃんとのやりとりを通して
それもその子の性格や個性なんだ。
…と認識し、ありのままを受け入れられるようになりました。