孤独死の何が問題?原因は?20代の若者にも多い理由は?
おひとりさま人口の増加に伴い 最近日本で増加傾向にある孤独〇は近年 社会問題化しています。
孤独〇の最大の原因は単身世帯の増加と未婚化。内閣府の推計によると、2030年には50歳以上の男性の3人に1人は未婚者(単身者)になると言われています。
日本ではひとり暮らしをしている人が誰にも看取られずに たった一人で亡くなり、そのまま放置された状態でおおむね2日以上が経過すると孤独〇の表現が使われることが多いです。
一般的に、すぐ翌日に発見されば孤独〇とは言わないことが多いのですが、周囲に噂が広まることで地元メディアやニュースで取り上げられたりすると 2日以上たたなくても孤独〇と呼ばれます。
2023年現在では明確な定義がないので、その時の状況や心象で孤独〇と呼ばれたり呼ばれなかったりする感じです。
孤独〇の原因は病気・自〇・事故!若者にセルフネグレクトも多い
引用元:日本少額短期保険協会
孤独〇とは、自宅内での〇が判明したひとり暮らしの〇亡を指すことが多く、さらに犯罪性がない場合を想定して使われています。
2017年の日本少額短期保険協会調べの「孤独〇現状レポート」によると、圧倒的に多いのは病〇ですが、自〇が意外に多いことがわかります。
また原因が病気の場合、脳卒中や心不全など、年齢を問わず突発的に起こる疾病が多いです。
事故〇では、入浴中に何らかの原因・事情により溺〇したとか、階段を踏みはずして転倒し打ちどころが悪かったなどのケースがあります。
ずっと在宅医療を受けていた場合は、主治医が診断書を書き「病〇」と診断されるため、当然犯罪性はないので警察が関与することもありません。
しかし継続的に診療を受けていないで孤独〇した場合は、警察が関与します。つまり警察医による〇体の検視を行い、医学的判断を仰ぎます。
そこで万一犯罪性が認められれば孤独〇とは呼ばれませんし、〇体は大学病院の法医学教室などに搬送されて司法解剖が行われます。
孤独〇は高齢者だけではない!20代30代女性は男性よりも突然〇が多い
引用元:日本少額短期保険協会
孤独〇はひとり暮らしの高齢者のイメージが強いですが、30代40代でも普通に起こりうるもの。
突然〇の男女比は、男性約8割、女性約2割。年齢別では20~50代が約5割です。さらにに20代・30代の女性では男性よりも突然〇の割合が高いです。
孤独〇の平均年齢は、男性は59.6歳、女性は57.8歳で、やはり女性の方が若いのですが、この数値には自〇が原因のものも含まれています(15%)
これらからわかることは、
ひとり暮らしであれば孤独〇は意外と身近にある問題である
孤独〇が増えている原因は、おひとりさまの増加や近所付き合いの希薄さ
今は買い物もネットで済ませられる時代なので ますますご近所や地域の交流が少なくなっていることなども原因のひとつに挙げられるでしょう。
孤独〇の原因に多い「セルフネグレクト」
ネグレクトは一般的には子どもや高齢者に向けられて起こる虐待行為のひとつですが、セルフネグレクトは自分自身に対する無関心・気にしない・怠慢で起こる自分への虐待行為です。
ろくな食事を摂らなかったり、自分の身なりをかまわなくなったり、病気なのに医療機関を受診しない、家がゴミ屋敷になる…などを指します。
セルフネグレクトの多くは社会性が欠落しており、人との交流がなくなって引きこもることが多く、果ては孤独〇に至る大きな原因であると言われ、セルフネグレクト=孤独〇予備軍…といっても過言ではありません。
孤独〇の発見日数の性差!男性の方が長期間放置が多い傾向がある
引用元:日本少額短期保険協会
男性は女性と比べると長期間の〇後放置後に発見されているケースが多いです。発見者の多くは親族と友人で、連絡がつかないのを不審に思い、訪ねてきて発見・通報のパターンです。
新聞や郵便物がポストからあふれているのを不審に思った管理人や近所の人が気づくことも多く、家賃滞納や光熱水関係が長期間停止から気づかれることもよくあります。
発見までの平均日数が37~42日というのが、何ともはや…ですね。