孤独死の発見体験談!30代女性は前兆があったのに若さを過信した?
20代女性 これは私の会社の先輩(A子さん)一人暮らしの30代女性が5194した時のエピソードです。
A子さんは朝9時に出社して夜は21~22時まで勤務する人が多い、激務な部署に配属されていました。
2020年7月週明けの月曜日、A子さんは出社時から体調が悪く「頭重感やだるさがあるけれど発熱はない」とのことでした。
コロナ禍ですから発熱症状があれば出勤を控えますが「発熱がないからただ疲れているだけだと思う」と無理に出社したのでした。
「次の週末が4連休だからもう少しがんばれる」そう言って周囲の心配をよそに仕事に向き合っていたのです。
周囲は病院に行くように言いましたが、A子さんは結局医療機関を受診せず、2日後の水曜日には限界を感じたのか、午後になってから早退したそうです。
「1日寝ても治らなければ明日病院に行ってみる」それが彼女の最後の姿となりました。
木曜日に同僚のB子さんがA子さんにLINEを送りましたが既読にならず「調子が悪くて寝ているからLINEどころではないのかも」と思って連絡しなかったとのことでした。
孤独死の発見は5日目…真夏に4日間放置された131
4連休明けにA子さんは出社しませんでした。上司が連絡しましたが、彼女は電話に出ません。
そこで総務から彼女の家族へ連絡を入れましたが、連絡を受けた実家からも電話は繋がりません。
いよいよ「これはただ事ではない!」となり、A子さんの上司と会社の総務担当者が彼女のアパートの管理不動産会社へ連絡しました。
A子さんのアパートに向かったこの2人が A子さんの131…5194の第一発見者になりました。
玄関のカギを開けて中に入ると A子さんはベッドに突っ伏しており、一見すると眠っているように見えましたが まったく動きがありません。
2人が感じたのは「生命反応がないのでは!?」との直感と、鼻を突く異臭。
119番通報して駆け付けた救急隊員がA子さんがすでに亡くなっていることをその場で確認しました。
A子さんが早退してから5日目のことでした。
コロナ禍の5194の引き取りにPCR検査が必須だった
コロナ禍だったので、シ因が新型コロナウィルスかどうかの検査は必須でした。
また法医学上 5194は変シなので、警察による現場検証や検視が行われ、事件性の有無も捜査します。A子さんの131が戻ってくるまでだいぶ時間がかかったと聞きました。
A子さんの両親は「早く実家に連れて帰ってあげたい!」と訴えたそうですが、それは早くても週末であると言われたそうです。
A子さんは病死、シ因は新型コロナウィルスではなく、肝不全による多臓器不全でした。
はっきりしたことはわかりませんが、体調の異変を感じた時すぐに医療機関を受診していたら助かっていたかもしれない…と思うと、仕事熱心さが仇となってしまったのかもしれず、残念でなりません。
若くても明日の命はわかりません。若さを過信しては手遅れになる場合もあります。
独身の友達や一人暮らしの身内とは連絡をマメにとるなど、今後は自分にできることをやっていきたいと改めて思いました。
