コチョウランの見切り品が元気すぎて板付けにできない嬉しい悲鳴の話こちょうこちょ
2021年12月にたまたま立ち寄った花屋で見つけた、店の片隅に置かれていた見切り品の小さなコチョウラン。
たしか280円とか…300円しなかった売れ残りの激安品。
見切り品になると ネームラベルをあえて外して値下げしているのか!?品種名は不明。
小さな花が一つだけ残っていたので、かろうじて白花だとわかった 我が家に連れ帰ったこのミニ胡蝶蘭が、小さいくせにとにかくパワフルで成長度合いがめざましかった。
残り物には福がある!とはまさにこのこと。
新しい根と葉を次から次へバンバンと展開し、新芽(もう少し大きくなったら胴切りすれば独立させられる赤ちゃん株)まで同時に出してきた。
ここまでなら元気な株だ♪で終わるところだけれど、花芽もぐんぐん伸ばし始めて「お~、もうすぐ咲くなあ」と思っていたら さらにもう1本、2本目の花芽まで立ち上げてきた。
つまり新葉と新根と新芽と花芽を同時に成長させているのだ。
どんだけ大きな力のある株なんだ!…と思いきや、元は7.5㎝の透明ポリポットに入った小さな苗。
着生植物はできるだけ着生させたいのだけれど…
個人的には 胡蝶蘭はなるべく鉢から抜いて、根をむき出しにして、自由にのびのびとワイルドに育てる方針。
ちなみに我が家にはミニから大輪まで たくさんの胡蝶蘭があるけれど「深窓の令嬢」扱いされているのはひとつもない。
朝日だけは直射日光を当ててるし(←一般的に胡蝶蘭に直射日光はタブーなのでマネしないでね)
日中は遮光ネット下で 火傷させないぎりぎりラインの強めの日光を当てて育てているので 緑が濃くて葉っぱはカチカチの まるでワイルドな野生児そのもの。
- クリ
- 満天紅(まんてんこう)
上の2つはどちらも2022年5月にホームセンターで購入した500円の見切り品の胡蝶蘭で、元々深窓の令嬢が室外に出されるとこういうことになる…という典型例。
最初の下葉は日光の洗礼を受けて悲惨な顔色になっているけれど、まだまだ落葉することはない。
板付けにされて3か月が過ぎ、少しずつ環境に適応してきて 今展開している新しい葉は バリッ!シャッキーン! という感じなので まったく心配はない。
元気いっぱいなのは 根っこの方もめざましく成長しているのを見ればわかる。
2022年の夏は6月末から外気温40℃越えの厳しさだったのに、そういう自然の洗礼を受けても全然大丈夫だった。
全てというわけにはいかないものの「鉢」という「コルセット」を外して自由に育てたいと思っている私は、基本的に着生種は根をむき出しで育てていきたいのだけれど…
今回のこの白い小さなコチョウランにいたっては 冬から現在まで こう次から次へと成長が止まらないとなると、ポットから抜いて要らぬストレスを与えるのに気が引けて、板付けにするタイミングがない。
少なくとも来年までは このままこの素焼き鉢住まいが続行かなあ。
それにしても、ホームセンターなんかでも 見切り品コーナーに置かれる花は 名札や化粧鉢をはずして安売りしているようにみえるけど、あれってわざとなのかな?
化粧鉢はべつに使いみちがあるかもしれないけど、名札はそのままにしておいてくれたらいいのにねえ。
まあ安いものは初めから名札がついてなかったりもするけれど、品種名がわからないと お客の立場からすると なんとなく買いづらいよねえ…と思ってしまうのは私だけだろうか?
…なんて言いつつも、気に入るとすぐ買ってしまうのだけど。
もはや飽和状態…なのに買っちゃう植物沼状態。自覚はあるけどやめられない^^;
この胡蝶蘭のその後の花の経過
2022.09.08

2022.09.08~開花から1カ月半ほど経過(左側の白花)ちなみに右側は胡蝶蘭ビオラセアのコルク付け

2022.09.08

2022.09.08

2022.09.08
2022.10.19
ずいぶん涼しくなってきた。
最低気温が15度前後を行ったり来たりしているので、いよいよ胡蝶蘭たちを室内に取り込んだ。
この胡蝶蘭、開花から足かけ5カ月が経過し、花がずいぶんと咲き進んだものの、片方の花茎にはこれから開く蕾もある。
なんやかんやで 花を半年ほど楽しめそうだ。

2022.10.19

2022.10.19

2022.10.19