【北朝鮮ミサイル】日本単独では迎撃できない!?

北朝鮮 ミサイル 迎撃

北朝鮮が9月15日に発射した弾道ミサイルは 8月29日に続き日本の領土上空を通過しました。

ミサイル発射は確認できていても、自衛隊は今回もミサイルを迎撃しませんでした。

素人が単純に考えると「なんで迎撃できないの?」と思うのですが、複雑な事情があるようです。

自衛隊が行うミサイルの破壊措置は 法的に日本領空を通過するミサイルの迎撃を想定していません。

そして、そもそも高度約800キロに達した今回のようなミサイルは迎撃できないという制約があります。

とはいえ、自衛隊は2016年8月から ミサイル迎撃を可能にするための破壊措置命令を常に発令した状態を維持しているといいます。

が、現実には 一度も破壊措置は行われていません(というより現実的にはできないのだけれど)

小野寺五典・防衛相
破壊措置をするのは、わが国の領土、領海に落下する可能性がある場合だ。
発射直後から着水までしっかり捕捉する中で、必要はないと判断した。

・・・と9月15日の防衛相の記者会見で、ミサイル迎撃を見送った理由を説明しています。

9月15日のミサイルの最高高度は800キロで、領空(高度100キロ以下)のはるか上を通過しています。

さらに、いきなり撃たれたミサイルの破壊措置は人命や財産を守るための警察権行使として行われることから、仮に領空を通過しても被害が想定しにくいため迎撃対象にならないということです。
 
 
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限界があるのは法的な問題だけでなく能力面にもあります。

イージス艦の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)は最高高度約500キロなので、今回のようなミサイルには届きません。

日米両政府は高度1000キロ以上の改良型SM3を共同開発しているということですが、実戦配備には平成33年度まで待たなければならないという事情もあります。

あと4年のうちに大問題が起こらなければよいのですが・・・。

ミサイル防衛は 早期警戒衛星が発射兆候を探知し、この情報を基にイージス艦と地上のレーダーがミサイルを追尾するシステムです。

イージス艦は日米とも保有しており、瞬時に情報共有する「データリンクシステム」を搭載していますが、日本は早期警戒衛星を持っていません。

つまり兆候の探知は米軍に依存しているのが実情です。

そのため元政府高官は「早期警戒衛星の情報はどうしてもタイムラグが生じてしまう」と明かしています。

アメリカ本土から早期警戒衛星の情報は数十秒で防衛省に届くとされていますが、アメリカの協力なくして成り立たないことに変わりはなく、日本は完全依存している感じですね。

もしアメリカの独断で衛星データが止められてしまったらどうにもならない!?

9月15日に菅義偉官房長官は記者会見で「日米の連携は極めてスムーズに行うことができている。現行の中で国民の安全・安心はしっかり確保できる」と言っていますが、本当にそうなのか!?

個人的には非常に不安を感じますが。


 
 
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