神奈川 秦野 カセイソーダで溶かした死体損壊・死体遺棄事件

 
カセイソーダ 苛性ソーダ 死体損壊

2017.5.1 松尾亮介容疑者と中里浩容疑者を逮捕

平成27年に同僚の男性の遺体を切断・遺棄したとして、死体損壊と死体遺棄容疑で、松尾亮介受刑者(41歳・住所不定・無職・別の詐欺罪で服役中)と 中里浩容疑者(52歳・千葉県市原市島野・会社員)の2人が逮捕されました。
 
秦野市 カセイソーダ 死体損壊

via:事件現場(大島てる)

 
平成27年5月3日~17日に、秦野市千村の建設会社敷地内で、岩本一正さん(当時47歳・秦野市)の遺体を電動工具で切断し、強アルカリ性の薬品(カセイソーダ)で溶かし、遺棄した容疑です。

松尾亮介容疑者は暴力団関係者で、当時、遺棄現場の建設会社の役員を務めていました。

岩本さんもこの建設会社に勤めており、松尾亮介容疑者とは勤務態度などをめぐってトラブルになっていました。

2016年5月頃に神奈川県警に今回の事件への関与をほのめかす内容の手紙が送られてきたことから捜査が始まり、2016年12月に建設会社を捜索したところ、遺体の一部などが発見され、事件が発覚しました。

5/2 大内正人受刑者を逮捕

県警は死体損壊と死体遺棄の容疑で、大内正人容疑者(41歳・住所不定・無職、窃盗罪で服役中)を新たに逮捕しました。

この事件の容疑者はこれで3人です。

5/9 「自首したい」と警察に手紙を送ったのは松尾亮介容疑者だった

2016年5月に「死体遺棄について自首したい」との手紙を松田署に送っていたのは、5/1に逮捕された松尾亮介受刑者(41歳・住所不定・無職・別の詐欺罪で服役中)だったことがわかりました。

県警は松尾亮介容疑者から任意で事情を聴き、2016年12月に供述に基づいて秦野市内の建設会社を捜索していました。

その結果、浄化槽の周辺から骨など約300点が発見され、その一部が岩本さんとDNA型が一致したのです。

松尾亮介容疑者ら3人が岩本さんに暴行を加えて死亡させた疑いがあるとみて、傷害致死容疑などでも捜査を進めています。

8/5 苛性ソーダ死体損壊・死体遺棄事件の初公判 始まる

松尾亮介(41歳)大内正人(41歳)中里浩(52歳)ら3被告の初公判が横浜地裁で開かれました。

3人とも死体遺棄の起訴内容を認めています。

検察側
被告は反抗的なことを言った岩本一正さんを拘束し、暴行した。

翌日、岩本さんが死亡していたため、4人で普段から覚醒剤を使用していることが発覚するのを恐れ、遺体を隠すことにした。

別の事件で服役中だった松尾被告が松田署に「死体遺棄について自首したい」と書いた手紙を送り、この事件が発覚した

起訴状では、3被告が平成27年5月、岩本さんを結束バンドで縛って会社内に監禁し、チェーンソーで切断した遺体をカセイソーダで溶かして、会社敷地内の浄化槽に遺棄したとしています。
 
 
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10/1 「会社を取られる」そう言い残して建設会社社長が失踪中の謎

2017年5月1日から2日にかけて、神奈川県警暴力団対策課が死体損壊と死体遺棄容疑で 指定暴力団六代目山口組関係者の松尾亮介(41・住所不定・無職)中里浩(52歳・千葉県市原市島野・会社員)大内正人(41歳・住所不定・無職)の3人を逮捕した。

県警は松尾亮介被告らの供述をもとに 金川県秦野市千村の「正昇建設」従業員寮の敷地内から、従業員だった岩本一正さん(当時47)のものとみられる肉骨片300個以上を発見している。

秦野 苛性ソーダ 死体損壊

岩本一正さんの切断された遺体が見つかった正昇建設の従業員寮 via:産経ニュース

 
秦野市 カセイソーダ 死体損壊
via:事件現場(大島てる)

 
 
松尾亮介被告らは8月、横浜地裁で死体遺棄、死体損壊、暴行の罪で懲役3年を求刑された。

しかし、岩本さんが遺体で見つかった正昇建設では、他にも謎が残っている。

正昇建設の上野正志社長(58)が「会社を乗っ取られる」と言い残して失踪し、未だに行方がわかっていない。
 
 
正昇建設 社長

失踪した正昇建設の上野正志社長 via:産経ニュース

 
従業員寮の地権者
上野社長は一見、強面だけど、話すととても気さくでいい人。
でも一昨年3月、会社に電話をかけたら『社長は入院しまして』と言われて、それ以来見ていないんです。

登記簿によると、上野さんは2011年に株式会社三葉を、2012年に秦野市千村に正昇建設を創業させた。

いずれも建設作業員を派遣する土木建設会社で、零細企業とはいえ、それぞれ従業員を10人前後抱え、業績も好調だったという。

ところが、運転手として雇った従業員がやくざ者を会社に入れるようになってから事態が一変した。

上野社長
会社の金を勝手に持ち出すので、注意したら殴られた。

・・・と上野さんがこぼすのを聞いた人がいる。

「ヤクザに会社を乗っ取られそうだ」と聞いた人もいた。

それからしばらくした2015年3月から上野さんの姿を見た人はいない。

裁判記録によると 松尾亮介被告は上野社長が失踪して以来、事実上の代表として振る舞うようになったそうだ。

しかし、実際問題として、両社の法人登記簿には松尾被告の名前はない。

共犯者として起訴され公判中の大内正人被告(41)らにも暴力を振るっていた。

そんなゴタゴタが続いた5月2日深夜に事件が起きた。

正昇建設の従業員だった岩本一正さんが突然、松尾亮介被告に電話をかけてきたのだ。

岩本一正
いつまでも言うことを聞いていると思うなよ。外で警察が見張ってる。

松尾亮介被告は大内正人被告や中里浩被告に電話をかけ、岩本一正さんを連れ戻すように命令し、秦野市の正昇建設に戻ってきた。

岩本一正さんは中里浩被告、大内正人被告ともう一人に正昇建設事務所に連れ戻された。

事務所に監禁され、戻ってきた松尾亮介被告が膝蹴りを加えた。

松尾亮介被告は公判では、膝蹴りは2~3回だったというが、岩本一正さんはいびきをかきだした・・・これは脳に外傷的な障害を負ったときにみられる症状である。

松尾被告らは結束バンドや粘着テープで岩本さんの手足を縛り、放置していたが、17時間後に松尾被告が見たときには岩本さんはすでに死亡していたという。

松尾亮介被告
皆、覚醒剤をやっていたんで発覚が怖かった。

自体の発覚を怖れた3人は共謀して 岩本さんの遺体をチェーンソーで切断。

苛性ソーダに2週間ほど浸けた後、骨片や肉片をトイレに流した。

チェーンソーは福岡県内の海に捨てたと供述している。

後にトイレの排水溝からは 300個以上の肉骨片が見つかっている。

8月24日に横浜地裁で開かれた論告求刑公判では、この件は一応「自首が成立する」として、松尾亮介被告に懲役3年中里浩被告と大内正人被告に懲役2年6月求刑された。

軽い!と誰もが思ったのだろう、法廷がわずかにどよめいたという。

1人の男性を死亡させ、残忍な方法でバラバラにしたのにこれほど軽い求刑だったからだ・・・下手すると執行猶予がつく可能性があるほどの…。

ここまで刑が軽かった理由は殺人や傷害致死を立件できなかったから。

肉片は出てきたが、肉片では死因が判別できないので、結局死体損壊及び遺棄での立件しかできなかったのである。
 
 

この法廷では、上野社長の失踪については ほとんど触れられることはなかった。

中里浩被告の弁護人が「3月に社長が失踪して以来、松尾被告が実質的にトップだった」と言及したのみ。

上野社長が失踪する少し前から中井町の三葉の従業員寮の賃料が滞納となっていて、事件発生時には滞納分が150万円を超えていたのだが、上野社長の義理の息子と名乗るその人物が不動産会社に現れ「社長は入院しましたので、あとは私がやります」と言ったという。

自称・義理の息子が差し出した名刺には「上野亮介」とあったが、産経新聞の取材では該当する人物が浮上しなかったそうだ。

姿を消した上野正志社長は一体、どこにいるのか…今も謎は残る。


 
 

10/4 カセイソーダ死体損壊・遺棄事件の判決公判

10月4日横浜地裁は、死体損壊や死体遺棄などの罪に問われた松尾亮介被告(41)に、懲役2年6月(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

共犯とされた大内正人被告(41)は懲役2年(求刑懲役2年6月)、中里浩被告(52)は懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月)とした。

片山隆夫裁判長
覚醒剤使用の発覚を防ぐために遺体を隠そうとさまざまな方法で損壊しており、死者の尊厳を無視した犯行。

松尾亮介被告が犯行を主導し、大内正人被告が損壊方法を提案、中里被告は従属的な関与だったと認定した。
 
 
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