筧千佐子(かけひちさこ)の裁判 ②本田正徳殺害編 青酸連続不審死

青酸連続不審死 筧千佐子 かけひちさこ

この記事は第13回からの、本田正徳さん殺害に関する公判のまとめです。

【初公判と被告・被害者の相関関係↓ 】

筧千佐子(かけひちさこ)被告の生い立ちと裁判!青酸連続殺人事件

【筧千佐子(かけひちさこ)の裁判員裁判 ①筧勇夫殺害編 青酸連続殺人↓】

筧千佐子(かけひちさこ)の裁判員裁判 ①筧勇夫殺害編 青酸連続殺人

筧千沙子 青酸連続不審死via:ann

7/31 第13回公判(本田正徳殺害)…弁護側は無罪を主張。公正証書遺言が争点になる!

青酸連続殺人事件で3件の殺人と1件の強盗殺人未遂の罪に問われている筧千佐子(かけひちさこ)被告(70歳)の裁判員裁判は 本日から内縁の夫の本田正徳さん(当時71歳・大阪府貝塚市)を殺害したとされる事件の審理です。

京都地裁で始まりました。

起訴状では 本田正徳さんは2012年3月にバイクを運転中に転倒し、病院で死亡が確認されています。

このとき筧千佐子被告は 直前に貝塚市内の喫茶店で本田正徳さんに青酸を飲ませたとされています。

検察側は本田正徳さんの体から青酸が検出された上に 筧千沙子被告が働きかけて事件直前に遺産を譲る公正証書を作らせていたことなどから、検察側はこう主張。

検察側
遺産目当てに青酸を飲ませて毒殺した

対する弁護側は

弁護側
殺害した明白な証拠はない
 
 
本田正徳さんは亡くなる3カ月前「自分が死亡した際には全財産を(筧千沙子被告に)遺贈する」との公正証書遺言を作成しています。

そしてそのとおり筧千沙子被告は1600万円以上の遺産を取得しています。

筧千沙子被告は内縁の妻だったので 遺産相続においては配偶者とだいぶ処遇が違います。

内縁関係の場合は民法上は相続権がないので、筧千沙子被告のような内縁の妻が遺産を相続するには、亡くなった人の遺言が必要となるのです。

筧千沙子被告は逮捕前の某新聞社の取材でこう語っていました。

かけひちさこ
本田さんは「自分が死んだら何も残せないから遺言を書く」と言っていた
 
 
検察側
筧千佐子被告は結婚相談所の紹介で本田さんと交際を始め、事件の3カ月前に「死亡した際には全財産を遺贈する」という内容の公正証書を本田正徳さんに作成させている。

筧千沙子被告は遺産取得を画策し 本田正徳さんを毒殺した。

内縁関係にあった被告こそが、怪しまれずに青酸を飲ませることができた

弁護側
本田正徳さんの死因は間違いなくシアン中毒とはいえず、病気で死亡した可能性もある。

筧千沙子被告が事件前に 本田正徳さんと間違いなく一緒にいた証拠もない

弁護側はあくまでも筧千沙子被告が事件当時から認知症を患っていたとして、責任能力や訴訟能力を争う方針を示しています。

本田正徳さんは死亡した当時は病死とされていました。

筧千沙子被告の夫・筧勇夫さん(当時75歳・京都府向日市)を殺害したとされる事件のあとに 警察が本田さんの保存血液を調べて 青酸を検出しています。

筧千佐子被告は本田正徳さんが死亡する数カ月前から 別の複数の男性と交際していましたが、本田正徳さんの死亡から約2カ月ほどの間に 筧千沙子被告は本田正徳さんの預貯金など1600万円以上を受け取っています。
 
 
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8/1~3 第14~15回公判(本田正徳殺害)…喫茶店のレシート/証人尋問

検察側は、筧千佐子被告が本田正徳さんと直前まで一緒にいた証拠として、喫茶店のレシートを提出しました。

弁護側はこれが違う客のレシートの可能性があると反論しています。

本田正徳さんは2012年3月9日午後5時頃バイクに乗っていて転倒し、病院で死亡が確認されました。

検察側は、その直前に喫茶店で筧千佐子被告が本田正徳さんに青酸を飲ませたと主張しているが、弁護側は「証拠がない」と真っ向から反論しています。

さらに大阪府警の警察官が出廷し、本田正徳さんの死亡当日の喫茶店の計71枚のレシートから、筧千沙子被告と本田さんの2人の会計とみられるものを絞り込んだ理由を説明しました。

大阪府警
■筧千佐子被告が逮捕前に某テレビのインタビューで、本田正徳さんと喫茶店で待ち合わせをしたと話していた。

■2人がいたと思われる午後3~5時に、遅れて1人が来て注文したことを示す「1+1」との記載がある店の伝票は1枚だけである。

■「本田さんと待ち合わせをしていた」という千佐子被告の話と合致している。

弁護側
待ち合わせをしても、2人そろってから注文した可能性は十分あるのではないか
 
 
また本田さんが死亡直前にバイクで転倒したところを目撃した女性が出廷しました。

目撃女性
私は本田さんのバイクの後ろを車で走っていた。

(バイクに)接触やスリップはなかった。

何かの病気で突然倒れたと思い119番した。

転倒後の本田さんの意識はなく、(体が)けいれんしていた

 

また、大阪府警科学捜査研究所(科捜研)の職員も証人として出廷しました。

科捜研職員
本田さんの血液と胃の内容物から青酸の成分が検出された

本田さんの遺体の解剖を行ってその死因を「致死性不整脈」とした大学教授が出廷しました。

死亡当時は「心肥大の症状があったうえ明確な死因が見当たらず、そう診断した」

しかし、当時は胃にただれがあったにもかかわらず毒物検査をしておらず、今回改めて死因を問われると「青酸中毒死です」と述べるにいたりました。

8/4 第16回公判(本田正徳殺害)…本田正徳さんの兄が出廷。

本田正徳さんの兄が出廷しました。

本田さんの兄は本田さんから「結婚したい人がいるから会ってほしい」といわれています。

そして平成23年9月ごろ、本田さんが筧千沙子被告を連れて自宅にやってきたといい

本田さんの兄
結婚することになったと大変喜んでいた

ところが半年後に本田さんは死亡し、その翌日に本田さん宅に親族が集まった時、筧千沙子被告はすでに金庫の鍵を開けるための業者を呼んでいたということです。

さらに公正証書も用意していたといい、本田さんの兄は「しっかりしている女だと思った」と思ったといいます。

本田さんの兄
筧千沙子被告からは「本田さんの遺産を私が一人で取るつもりはありません」と言われたが、そのご遺産の分配はなかった

8/7 筧(かけひ)千沙子「本田さんに毒を飲ませた」と証言

筧(かけひ)千沙子「本田さんに毒を飲ませた」【青酸連続不審死】

8/9 本田正徳さん事件の中間報告

筧千沙子被告の内縁の夫の本田正徳さん(当時71歳・大阪府貝塚市)が死亡した事件の中間論告がありました。

検察側
本田さんに自殺の兆候はなく、千佐子被告が遺産目当てに毒殺した
弁護側
殺害した証拠がないので、筧膣子被告は無罪である

検察側は、当初は病死と判断された本田さんの血液などを調べ直し、青酸を検出されたことを説明。

死亡直前に千佐子被告が本田さんと喫茶店で会ったことも供述調書などで立証されているとし、

検察側
怪しまれず青酸を飲ませられたのは、親しい立場にあった千佐子被告だけ
弁護側
筧千佐子被告が殺害を認めた捜査段階の供述は(認知症の影響で)誘導されれば簡単に発言が二転三転し、事実認定するのは危うい。

喫茶店で2人が会っていたという検察側の主張も「単なる推測」である

 
 
 
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