筧千沙子(かけひちさこ)の裁判⑤ 判決【青酸連続不審死事件】

 
筧千沙子 生産連続不審死事件

青酸連続不審死事件 これまでのまとめ

【初公判と被告・被害者の相関関係 】

【青酸連続不審死まとめ】筧千佐子(かけひちさこ)の生い立ちと裁判

【筧千佐子の裁判 ①筧勇夫殺害】

筧千佐子(かけひちさこ)の裁判員裁判 ①筧勇夫殺害編 青酸連続殺人

【筧千沙子の裁判 ②本田正徳殺害未遂】

筧千佐子(かけひちさこ)の裁判 ②本田正徳殺害編 青酸連続不審死

【筧千沙子の裁判 ③末広利明殺害】

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【筧千沙子の裁判 ④日置稔殺害】

筧千佐子(かけひちさこ)裁判④日置稔殺害【青酸連続不審死事件】


 
 
青酸連続不審死 筧千沙子

via:朝日新聞デジタル

青酸連続不審死事件 筧千沙子

via:産経ニュース

9/26 最後の被告人質問(4事件共通の質問。審理は4件目の日置稔殺人事件)

――日置さんを殺害したのか(検察官)
 

筧千沙子
殺したと思うが、イメージがわいてこない。

 ――実際に殺したのか(弁護士)
  

筧千沙子
あやめていないと思っている。
 
 ――毒を飲ませたのか(検察官)
 
筧千沙子
首を絞めるとか、刃物を使うことはない。毒だと思う。
 
 ――毒と言って飲ませたのか(検察官)
 
筧千沙子
毒と言ったら飲まないでしょう。健康食品と。
 
 ――日置さんを殺害しようと思った時期は(検察官)
 
筧千沙子
覚えているぐらいなら、こんなアホなことしない。
 
 ――お見合い当時から殺害しようと思ったのか(検察官)
 
筧千沙子
私がそんな恐ろしい女に見えますか。思っていない。
 
 ――4事件の遺族に対してはどう思うか(検察官)
 
筧千沙子
一日も早く死刑にしてください。それだけだ。
 
 ――遺族に慰謝料を払うことはできるか(検察官)
 
筧千沙子
私は年金生活者。また人を殺せと言うんですか。
 
 ――死刑になっても仕方がないと思うか(裁判員)
 
筧千沙子
人をあやめて「ごめん、助けて」という気持ちは一切ない。
 
 ――事件について反省しているのか(裁判員)
 
筧千沙子
そんな少女ドラマのようなことを聞かないでほしい。
あなたのような若い人にここまで言われたくない。
私はあなたのおばあさんのような年だ。失礼だ。
 

10/5 4事件の被害者の遺族の意見陳述で死刑を望む声が相次ぐ

筧勇夫さんの兄
(事件があった2013年12月28日の直後に行った勇夫さん宅におせち料理が用意されていたと振り返り)弟は正月を楽しみにしていたのだろう。
どんな気持ちで死んでいったのか。

筧勇夫さんの兄は、筧千沙子被告が 勇夫さんの遺産を手に入れるために印鑑証明の書類を求めてきたことを振り返り、

筧勇夫さんの兄
結局はお金が目的だったのだろう。
申し訳ないとの思いがあるのなら、弟に手を合わせてほしい。
筧勇夫さんの妹
兄は筧千沙子被告を信じ切っていたと思う。
悲しいというより無念。
虫を殺したかのように、法廷で淡々と自白している被告を許すことはできない。
被告は一刻も早く筧の姓を捨ててほしいし、最も重い刑罰を与えてほしい。

他の被害者3人の遺族は地裁に「極刑を望みたい」と求める書面を提出し、中川綾子裁判長が心境をつづった文書を代読した。

本田正徳さんの兄
弟は筧千沙子被告との結婚を本当に喜んでいた。
一日も早くこの世から消えて欲しい。
末広利明さんの長女
(極刑が妥当だと思うが)残りの人生で、被害者の冥福を祈る時間を与えることも必要では。

それぞれの意見を述べる筧勇夫さんの遺族を、筧千沙子被告は落ち着かない様子で見つめており、陳述前には周囲に

筧千沙子被告
裁判に行くのは気が重い。
 
 
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10/10 筧千沙子に求刑死刑!検察側の全体の論告求刑

青酸連続不審死事件の筧千沙子

検察側が死刑を求刑した10日、入廷した被告のシャツに目を見張った。

明るい黄緑色。

6月26日の初公判以降、黒やグレーの地味な装いがほとんどだった。

極刑が予想された求刑を前に、服選びに気が回らないほど余裕を失っていたのだろうか。

筧千沙子被告の裁判員裁判が京都地裁(中川綾子裁判長)で行われた。

本日は注目の一審の論告求刑である。

検察側は最終論告で「まれに見る凶悪、重大な事件だ」と述べ、死刑を求刑した。

検察官
自らの命をもって償わせるほかはない。

筧千沙子被告は、夫や交際相手の男性に対する殺人3件と強盗殺人未遂1件の罪で起訴されていた。

起訴状などによると、2007年12月~2013年12月にかけ、遺産目的や預かったお金の返済を免れる目的で夫の筧勇夫さん(当時75)や、交際相手の本田正徳さん(71) 末広利明さん(79) 日置稔さん(75)青酸化合物を飲ませて殺害、または殺害しようとしたとされる。

検察側は論告で、筧千沙子被告が処分したプランターから青酸が入った袋が見つかったことを根拠に、「筧千沙子被告は青酸との接点があった」と強調した。

4件の被害者がいずれも筧千沙子被告と一緒にいた直後に倒れており、3件で被害者が死亡した直後にさっそく金庫を解錠して遺産を手に入れたといった共通点を挙げたうえで「被告が犯人でなければ説明できない」と主張した。

筧千沙子被告は計5回の被告人質問で「私があやめたと思う」などと犯行を認めた一方で「殺すメリットがない」などとも述べ、発言が二転三転していたため、弁護側は、被告は認知症で訴訟能力もないとして全面無罪を訴えている。

検察側から死刑が求刑された瞬間も筧千沙子被告は表情を変えることもなく、机に両ひじをついたまま、淡々と検察官の話を聞いていたという。

検察側は論告で、4事件の共通点として「遺産目当てや借金返済を逃れる目的で青酸化合物を飲ませた。手口は巧妙で卑劣」と指摘。

認知症については「軽症で認知機能の低下は著しくない」として責任能力や訴訟能力があると主張している。
 

10/11 弁護側の最終弁論

 
本日は弁護側の最終弁論があり、改めて被告の無罪を主張した。

起訴状によると筧千沙子被告は夫と交際相手・計4人に青酸化合物を飲ませて殺害したなどとして、3件の殺人と1件の強盗殺人未遂の罪に問われている。

10月11日の最終弁論で、弁護側は「4つの事件すべてで被告が殺害したという証拠はなく、病死や事故、自殺の可能性を否定できない」としたうえで、「証言は誤った記憶に基づいたもので、信用できない」と述べ、改めて無罪を主張した。
 

10/11 筧千沙子被告の最後の意見陳述「私から言うことはない」

筧千佐子被告は弁護人による弁論の間は終始口を開かなかった。

被告の意見陳述では、筧千佐子被告はA4サイズの書面を1枚持って速足で証言台に進み、書面を読み上げた。

筧千沙子被告
すべて弁護士に任せていて私から言うことはありません。以上です。

その後、裁判官らに3度お辞儀をして退廷した。

筧千沙子被告の一審は本日10月11日で結審し、判決は11月7日に言い渡される。

11/7 一審・京都地裁で筧千沙子被告に死刑判決!

 
乏しい直接証拠の判断と、筧千沙子被告本人の責任能力の有無が最大の焦点とされた本件の判決、裁判員たちもかなり悩んだのではないだろうか。

11時20分現在の報道によると「判決で主文を後回し」としており、裁判長はこれまでに

中川綾子裁判長
被告は4つの事件すべてで殺意を持って被害者に青酸化合物を飲ませた。

・・・と認定しているので、判決はやはり・・・!!

判決文読み上げを ヘッドフォンをした筧千沙子被告は淡々と聴いているということです。
 


 

11時45分、筧千佐子被告(70歳)に対し、京都地方裁判所は検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。

死刑判決を言い渡されても筧千沙子被告は淡々としていたということですが、裁判長は筧千沙子被告を厳しく断罪しました。

中川綾子裁判長は4件全てについて青酸化合物を使った被告の犯行と認め、最後の事件の2013年12月時点では認知症にかかっていないとして、責任能力や訴訟能力はあると判断しています。

金銭欲のための極めて悪質で卑劣な犯行だ。
認知症などを最大限考慮しても死刑を回避するべき事情はない
結果は極めて重大で、6年間で4回も反復して行われ、人の生命を軽視している。
謝罪の言葉はほとんどなく真摯に反省しているとは言えない。
被告は遺産の取得目的で青酸化合物入りのカプセルを飲ませて4人を殺害するなどした。
筧勇夫さんには自殺するような動機はなかった。
被告宅の庭にあったプランターから青酸化合物が発見されている。
犯人は被告以外に考えにくい。
一般人では入手困難な青酸化合物を所持していた。
公正証書を作らせるなど周到な準備をした上で、健康食品と偽って青酸化合物を飲ませる手口は巧妙で卑劣だ。
(弁護側が任意性や信用性に問題があるとしたことに対して)
筧千沙子被告が捜査員に迎合したとは考えられない。
強引な誘導で供述したとも考えられない。
認知症は軽症で、法廷でも質問を理解し、必要に応じて否定している。
 
筧千沙子 死刑
 
今回の裁判員裁判は、6月の初公判から判決までの公判回数が過去3番目に多い38回、審理期間は過去2番目に長い135日間に及びました。

また、筧千佐子被告の裁判員裁判の判決公判の傍聴券を求める人たちで、京都地裁には7日朝から長い列ができ、一般傍聴席51席に対し、受け付けが締め切られる7日午前9時半までに、566人が集まったということです。

11/7 筧千沙子「死刑になることは分かっている。覚悟はできているの。でも私も人の子、生きたい」

11月7日、死刑判決を受けた筧千佐子被告(70)は8月以降、京都拘置所で34回にわたって朝日新聞記者との面会に応じてきた。

「一日も早く死刑にしてほしい」

そう法廷で繰り返してきた被告。

計11時間以上の記者との対話では、時に涙を流して自らの人生を悔いた。
 
 
死刑が求刑された10月10日は、普段法廷で着ることが多い黒ではなく、黄緑のシャツで法廷に出た。

その後の面会では「気が回らなくてね、着替え忘れたんよ」と力なく笑った。

声がうわずっていた。

面会室に入る際、被告は必ず小窓をのぞき、中に誰がいるかを確認してから入室する。

知らない人とは基本的に面会しないと言った。

ドアを開けるといつも笑みを浮かべ、冗談ぽく「毎度」と言って席に着く。

おしゃべり好きな自分にとって面会時間は良い気分転換になるとも話した。

初めて接見したのは8月8日。

福岡県にある被告の母校が夏の甲子園で初戦に臨んだ日だった。

序盤に長打で逆転したと伝えると、仕切りのアクリル板をたたいて「涙が出るほどうれしい」と喜び、「人生で一番幸せだったのが高校時代」と懐かしがった。

成績が良く、高校の国語の教師になるのが夢だった。

九州大への進学を担任に勧められたが、父親の反対で断念した。

「大学に行ってたら、絶対に違う人生があったと思う」

自分の人生は結婚で狂ったと、何度も口にした。

都市銀行の北九州にある支店に勤め、1969年に23歳で最初の結婚。

双方の親から強く反対された末の結婚式は「まったくうれしくなかった」

大阪府貝塚市で夫婦で暮らし始めたが、地縁はなく、夫の親族とも良い関係が築けなかった。

「私が九州出身というだけで差別的な扱いを受けた」

当時、貝塚では紡績業がさかんで、九州など各地から出稼ぎの女性たちが多く集まっていた。

「私の故郷には近代日本を支えた八幡製鉄所があるんよ」

地域になじめなかった過去を振り返り、憤った。

被告が主導して立ち上げたプリント工場はまもなく経営難に陥り、「友人にもお金を借りる惨めな生活」を強いられた。

資金繰りに困った末、両親に頭を下げて援助を受けた。

「100万、200万円じゃない。結婚とお金、私は親を2度泣かせてしまった」

筧千沙子被告は両親とは血縁はなかったという。

「一生懸命もらい子の私を育ててくれたのに、犯罪者になってしまった」と目を腫らした。

金の気苦労が絶えない生活。

「おとなしい夫」に相談することもなく、リスクの高い投資にのめり込んだ。

理由は「少しでもお金を取り返し、増やしたかったから」

投資は夫の死後も続いた。

公判では投資で3億円の損失を出していたことも明らかになった。

被告ははがきでのやりとりを好んだ。

封書を送ると「検閲され、開封されて届くから嫌だ」と言った。

届いた9通のうち3通は表側まで文章が続いた。

大切に飼っていた犬のこと、映画、豚骨ラーメンが好きなこと――。

しかし、10月に入ると精神的な落ち込みをつづることが増えていく。

「明日の夢もなく、ただ死刑の日を待つのみ」

判決前日の接見。

真っ白なシャツを着た被告はこう話した。

「死刑になることは分かっている。覚悟はできているの。だけどね、私も人の子やからね。本当はまだ生きていたい」

被告は明らかに苦しんでいた。

11/7 筧千沙子被告「1000%死刑だと覚悟している」「控訴する気はない」

青酸連続不審死事件の7日の判決を前に、筧千佐子被告(70)が京都拘置所での接見や手紙で時事通信の取材に応じた。

筧被告は夫の勇夫さんについては殺害を認め、死刑判決でも受け入れ、控訴もしないと述べた。

筧被告は、勇夫さんや交際していた高齢男性計4人を青酸で殺害したなどとして起訴され、死刑を求刑されている。

弁護側は無罪を主張したが、被告本人は公判で起訴内容を認めたり、否認したりするなど発言が変遷した。

筧被告は取材に対し、勇夫さん殺害について「覚えている」と認め、青酸を使ったと話した。

その上で「とんでもないことをしてしまった。責任を取る。死刑になるしかない」と胸の内を明かした。

一方で「後悔はしていない」と言い切り、「別の女性にはお金を渡していたのに、私にはくれなかった。腹が立った」と動機を語り、悔しそうに顔をしかめた。

勇夫さん以外の3人の殺害などは否定し、「もともと病気だった」「お金持ちでもなかったのに、殺す理由がない」と強調。

捜査段階で4事件への関与を認めたとされる点については、「(勇夫さんの事件以外)自白していない」と述べた。さらに「私はぼけていない。記憶力は低下しているけど、殺したか殺していないかぐらい覚えている」と語気を強めた。

判決への不安は口にしなかった。

「1000%死刑だと覚悟している」として、死刑でも控訴する気はないと述べた。

筧被告は、手紙で自身のことを「親切でやさしいお人よし」と表現。

接見時には薄く化粧をし、「涙もろくなった」と目元を拭うかと思えば、声を上げて笑う場面もあった。

男性との付き合いで不満を感じた経験など、気になった話題は何度も繰り返した。

 

11/7 裁判員が会見「命を奪った報いは受けて」

青酸連続死裁判に参加した6人の裁判員のうち男性1人、女性2人が、11月7日の判決言い渡し後、記者会見に応じた。

135日間にわたる長期審理の負担について、女性裁判員は「あっという間だった。しんどいな、というものはなかった」と振り返った。

死刑という結論について男性裁判員は「正しい判断だったと思う」女性裁判員は「人の命を奪った報いは受けてほしい」と語った。

もっと多くの証拠から結論を導き出したかったという意見も出た。

検察側は今回、裁判員の負担軽減のため、法廷で示す証拠数を絞ったが、男性裁判員は「時間がかかったとしても、すべて出してほしかった」と話した。

筧千佐子被告の認知症について女性裁判員は「軽い認知症があるとは感じたが、青酸の話など揺るぎない発言があった」とし、考慮はしなかったとした。

 

11/7 え!?即日控訴したの!?


 
筧千佐子被告の弁護団は、閉廷後、すぐに控訴していたという情報が入りました。

筧千沙子本人が判決前に「控訴する気はない」と言ってたという話なんですが・・・しかも即日控訴か。

これは最高裁まで争う姿勢なんでしょうかね。
(;^_^A アセアセ・・・
 
筧千沙子
 
本人が控訴を取り下げることもあるので、期日まではどうなるかはわかりませんが、即日控訴はされた模様です。

今後も筧千沙子裁判に注目です。
 
  
 
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