泉佐野市 幼児虐待死事件

泉佐野市幼児虐待死事件

2004年3月14日夕方、1歳10ヶ月の男児が心肺停止状態で泉佐野市内の病院に搬送された。

男児は萬田琴美(当時24歳・未婚の母・無職・大阪府泉佐野市)の長男だった。

萬田琴美
(救急隊員に)昼寝中にたんが詰まり、息をしなくなった。
兄弟げんかが原因でこうなった。

診断に当たった医師が体中の傷跡から虐待を疑い、警察へ通報。

ぐったりとなった長男は一時心肺停止から回復したが、脳に障害を生じて意識不明になり、その後回復をみせずに 3月16日深夜に死亡した。

3月17日午前から司法解剖に付され、長男の死因は脳浮腫であることが判明した。

萬田琴美には長女(当時5歳) 二女(3歳) 長男の3人の子どもがいた。

2003年に入ってから萬田琴美は柴田正彦(当時20歳・無職)容疑者と知り合って男女関係になり、2月から泉佐野市で同棲していた。

泉佐野署の事情聴取で母親と同棲相手の供述に矛盾があるため、同性愛手を激しく追及すると、柴田正彦が長男への虐待を認めたため 緊急逮捕。

虐待は萬田琴美と柴田正彦が2人でかわるがわるにやっており、長男だけでなく二女までが虐待されていたことが判明。

3月16日には萬田琴美も長男と二女への傷害容疑で逮捕された。

柴田正彦と暮らすようになった萬田琴美は子どもを邪険にするようになり「2人だけの生活を楽しみたいのに」と思うと子どもたちが疎ましくなり、気分次第で虐待を繰り返していた。

萬田琴美
彼氏ができて新しい生活が始まったが、恋愛感情が募るほど遊ぶ時間が欲しくなり、子どもたちが邪魔になった。
 

両容疑者は子どもたちが食べ物をこぼすなどの粗相をすると、お互いに「琴美、やれ」「マサ、やって」などと言い合い、虐待行為をしていた。

比較的手がかからなくなっていた長女は長男や二女に比べると虐待が軽く、当時 虐待の事実を隠すために 長女は口裏合わせを指示されていたとみられる。

署員が長女に話を聞いたところ「きょうだいげんか」と説明していたのだ。

虐待は高温や冷水のシャワーを浴びせたり、顔や背中をたたいたり、二女にいたっては萬田琴美が背中にタバコを押し付けて火傷を負わせていた。

二女の背中の火傷の痕は126カ所みつかり、頭をまだら模様に丸刈りにされていた。

柴田正彦
座らせると前のめりになるので、平手でたたいて気合を入れた。
萬田琴美
悪い霊をはらうためにやった。

虐待を受け続けた長男は萬田琴美によって頭をテーブルに打ち付けられて脳浮腫により2歳足らずの短い生涯を閉じている。

取調べ中、萬田琴美容疑者も柴田正彦容疑者も一度も反省の言葉を述べなかったという。
 
 
スポンサーリンク