インコのおもちゃを手作り!家にあるものや廃材利用でフォージング
インコの飼い主の体験談
我が家のインコたち6羽は放鳥すると所狭しと飛び交って、けんかして、いたずらしてと…常に大騒ぎですが、留守中はカゴを設置した一部屋で過ごします。
その間にインコ達が楽しく過ごすためのアイテムがおもちゃは手作りすることも多いです。
インコのおもちゃを自作するときに危険を回避するマイルール
インコのおもちゃやパーツの金属はステンレスのみ【金属中毒の予防】
インコが亜鉛や錆びた金属や鉛を含むメッキを体内に取り込むと、体に残留して致命的な「鉛中毒」を起こします。
インコに金属中毒の兆候が表れた場合早めに病院で適切な処置を受けないと確実に死に至ります。
特に見落としがちなのがメッキで、鉛を含んだメッキはおもちゃに限らず、鳥かごにも使われていることがあります。
おもちゃの金属パーツや鈴(ベル)パーツを結合させるワイヤーに亜鉛メッキが施されていることもあります。
特に安価なおもちゃほど、亜鉛メッキは多く見受けられます。
「ちゃんとしたお店で売っているから平気」とか「ネットで売っていたものだから大丈夫」…などと信じるのは危険です。一度疑いの目を持って、吟味してから買いましょう。
インコのおもちゃの中には金属部分全てにステンレスを使っている「アロハヘブン」のようなメーカーもあります。
インコのおもちゃが怪我をする形状のものではないか?
ロープのおもちゃも多くありますが、インコがそれを噛んで遊んでいるうちに段々と糸がほぐれてきます。
これが足やくちばしなどに絡まって、宙づりになるケースに注意しましょう。
また、針金等を使用しているおもちゃで、つついて遊ぶときに目や口の脇など、突き刺さるような突起がないかもしっかり確認してください。
インコのおもちゃの危険で意外な盲点…ベル ではなくて、こんな形状の 鈴は危険です。
鈴の多くは金属なので、安価なものは前述のとおり「金属中毒」のリスクもありますが、鈴の独特の形状に危険をはらんでいます。鈴の隙間にインコが舌を入れて切ってしまうのです。
インコのおもちゃでは、鈴ではなくベルの方が安全です。
インコの誤飲の可能性は?飲み込みやすいものや壊れたものに要注意!
インコがおやつと間違えてビーズを飲み込み、喉につかえたり、誤飲事故が多くあります。
また、噛みちぎったビニールを呑み込んでしまうこともよくあるので注意しましょう。
ケージの上部にインコの独自の遊び場を設ける
我が家のインコは、ケージ上部にハンカチ四隅を固定しハンモックを作りその上で遊べるように
天井からおもちゃをぶら下げたりします。
怖がりなので、隠れる場所があり、その場所で好きに遊べる…この状態が楽しいみたいです。
色々と工夫してインコを楽しませると、うちの子の意外な一面に遭遇するかもしれません。
インコの手作りおもちゃのアイデア!自然素材を利用して安く簡単に!
インコの手作りおもちゃに使う素材は、「安全性が高い」条件さえクリアできれば、廃物利用や自然採種してきたものでもOKです。
公園や採取可能な山でインコのおもちゃの素材採取
私は松ぼっくりや落ちている枝を採取します。台風など強い風が吹いた次の日がチャンスです。
これらをよく洗ってオーブンで170度、20分くらい焼くと安心ですが、焼け焦げないように注意してください。
太めの枝、ダケカンバ、シラカバはのこぎりで輪切りに刻んで真ん中に穴を開け、針金や紐で輪っかにしてジャラジャラぶら下げます。これらで止まり木を作ってもOKです。
インコは周りの皮をビリビリと剥がすのが楽しくて夢中で遊びます。
私は山登りが趣味なので、下山中にダケカンバの枝を拾って帰るのが習慣になっています。
海岸でインコのおもちゃの素材採取
海岸を散歩するとき、貝殻を拾います。穴が開いているものなら、簡単におもちゃになります。
これもじゃらじゃら音が鳴りますし、美しい色をしているものも多く、カラフルで楽しいおもちゃができます。
よく洗って熱湯消毒してから与えたり、オーブンで焼いてもいいです。
インコが食べられる植物なら花束も立派な鳥のおもちゃになる!
インコの肝臓によいたんぽぽの葉や花、バラ、ズッキーニ、カモミール、アザミ、レモングラスを庭やベランダで育てて花束にしてぶら下げるだけでも、とてもインコは喜びます。
花束の中に粟穂やキビ穂も混ぜてあげると、しばらく夢中で無言で遊んでいます。
インコのおもちゃの吊り下げパーツや部品は安さより安全性を優先して
インコのおもちゃを繋いだりぶら下げたりするパーツはきちんとしたものを購入すれば、何度も使いまわすことが出来ます。
ステンレスの取り付け金具(すぐ外れるものでなく、ねじ式のものがよいです)
ステンレスの針金
麻紐や綿紐
手作りおもちゃでインコのワクワクフォージング!
紙コップ・ストロー・コルク・ダンボールの廃材も手作りおもちゃの素材に
紙ストロー、紙コップ、紙製ハンバーガーボックス、折り紙、コルク、ネットショッピングの段ボールなどもおもちゃの素材に利用します。
紙を食べてしまうインコには与えるのは難しいかもしれませんが、食べてしまう癖がないのであれば折り紙を与えると、ぽつぽつとくちばしで穴を開けるのが楽しい子もいます。
うちのウロコインコは紙をビリビリ破く喜びにうっとりしています。
インコが夢中になるハンバーガーボックスフォージング
ハンバーガーボックスはフォージングトイにも最適です。
箱の一部分を穴を開けて細長く切った紙をくしゃくしゃにしていっぱいに詰め、それをひっぱりまくると、その先においしそうな花やクルミ、バードブレッド(鳥用のパン)が出てくる…などの仕組みを作ります。
これは蓋が開かないようにしてぶら下げておくと、インコは夢中になってハンバーガーボックスを壊しにかかります。
この方法を利用してサイズの合う空き箱を利用したり、紙コップの中間に穴を開けて誘い込んだり、蓋を作ってパカパカ開くようにしたりして、中にお楽しみのおやつを仕込んで楽しく遊ばせます。
これぞ、インコが目をキラキラ輝かせる王道のフォージングです。
折り紙でおやつを隠すキャンディ包みでフォージング
折り紙の紙風船におやつを仕込んでフォージング
初めは中におやつが入っていることに気づかないので「ここにあるよ」と見せてあげましょう。
コーヒーフィルターにおやつを仕込んでフォージング
袋型ですし、サイズに余裕があるので、粟穂を仕込むこともできます。
ピルケースの中に見えるおやつをフォージング
透明ケースなら中身がわかるので、おやつを見つけたインコの目がぎらつきます。
最初はふたを閉めずに与えて、慣れてきたらパチンと蓋をしめて渡してもOK
どうしても開けられないようなら半開きでもいいですが、ちょっと難易度を上げる方がフォージングの効果もやりがいもあるというものです。
ソース入れやシリンジにおやつを仕込んだり 蓋をきっちり閉めてガラガラにする
挿し餌に使ったシリンジを洗って取っておけば、おもちゃにできます。
ブロックの中(空洞)におやつを仕込んでフォージング
お子さんがいるお宅だとレゴブロックなどがあるのでは。使わなくなったブロックを再利用できます。
タピオカストローやショートパスタの隙間におやつをはさんでフォージング
ショートパスタは塩が添加されていないものを乾燥したまま使います。おやつを隙間に入れたりはさんだり。
どれもやることはシンプルですが、その都度使う素材を手を変え品を変えすれば、インコは飽きずに楽しくフォージングできます。