インコが食べてはいけないもの!オカメインコ基準の食材リスト

インコの栄養学インコの中毒症と毒物

インコが食べてはいけないもの!オカメインコ基準の食材リスト

インコが食べてはいけないもの

ここで挙げている「食べてはいけないものリスト」は鳥類であればほとんど共通であると思われますが、オカメインコの栄養学を基準に調べた内容であることをあえてここで強調しておきます。

アルコール
カフェイン
チョコレート

ヒトが食べる味つきの食べ物(塩分・脂肪分・キシリトール)

乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルト)…オカメインコは乳糖不耐症。インコに乳製品をよしとしている情報も一部あるが、ラクトースを消化できないオカメインコに乳製品を与えるのはナンセンスなのでは?チーズやヨーグルトを少量なら問題ないとする意見もあるが、個人的にはすべてNGと考える。 ※そもそも別種(牛)の乳を飲む生物はヒトだけ。

塩が入っているもの…体重100gのオカメインコの致死量は0.4g(食パン35g相当)

アスパラガス…個体差はあるが 消化器疾患の報告がありおすすめできない。
アボカド
ナス

ニンニク
キノコ
オリーブの実

玉ねぎ
ピーナッツ
生の乾燥豆類

ルバーブ
リンゴのタネ
フルーツピット(バラ科のタネ:アプリコット・モモ・プラム・ナシ・サクランボ)

トマト…果実のみ少量ならOK ただし、酸味が消化器のトラブルになりやすいので注意が必要。
コンフリー via:ラフィーバ

ここではアメリカとオーストラリアの書籍とサイトを参考にまとめています。日本はペットバード飼育においては発展途上国であり、濃く有益な情報が少ないためです。よってここに掲載する情報は、国内で出版されている書籍や鳥ブログとは内容が違う部分もあります。情報は随時追加。




インコがアボカドを食べたらアカン!

インコが食べてはいけないもの

アボカドは「森のバター」とも呼ばれ、人が食べる分には栄養価が高い果実ですが 鳥にとっては猛毒な成分が含まれています。

アボカドに含まれる物質「ペルシン」は循環器障害や呼吸器障害を引き起こす、インコを含む鳥類にとっては猛毒。

少量でも口にすると中毒を起こして死に至ります。

鳥に有害な成分はアボカドの皮・果実・種子と全ての部分に含まれています。

そんな猛毒でもアボカドはインコが好む味をしているらしくて、万一もらったりしたり躊躇せずに食べてしまうことがあります。

アボカドは鳥類だけでなく犬猫にも有害である話はよく知られているので、食べさせることで起こる中毒事故は少ないかもしれませんが、放鳥時に鳥がキッチンに自由に出入りできる環境では、アボカドが元での事故が起こる可能性はあります。

アボカドの調理に使用した器具や皿はしっかり洗浄し、換気や生ゴミの処理に至るまで徹底するようにしましょう。




インコがチョコレートを食べたらアカン!

インコが食べてはいけないもの

鳥の味覚がどうなっているかについてははっきりしたことはわかっていませんが、鳥たちは甘いものを好むことはわかっていますから、もしチョコレートもあげたとしたら喜んで食べるかもしれません。

鳥がチョコレートを食べると循環器や中枢神経に中毒が起こり、高血圧や不整脈、痙攣や昏睡、嘔吐や下痢が起こり、手遅れになると死亡します。

小さな子どものお菓子などの食べこぼしをそのままにして放鳥したらインコが食べちゃった…などのうっかり事故はあり得ますので、注意しましょう。




インコがネギ類(玉ねぎ・ニンニク他)を食べたらアカン!

インコが食べてはいけないもの

犬や猫にとって有害と知られているネギ類は、インコにとっても有害な野菜です。

玉ねぎなどを切っていると涙が出るのは「硫化アリル」が原因ですが、これが中毒症状を引き起こす原因です。

【鉄則】オカメインコを長生きさせたかったら余計なものを食べさせない

インコが食べてはいけないもの

犬・猫はもちろん、人に寄り添って生活している鳥たちも、人の食べるものをあげるとけっこういろいろ食べてしまうものです。

だから最初から「人の食べ物をペットに与えない」 彼らの健康のためにはこの鉄則を肝に銘じましょう。

ペットに食べさせるものは事前にしっかりリサーチしてから与えるのはもちろん、その実践においてはすべてが自己責任です。

古い書籍やネットの情報には間違いや悪質なデマ、「過去には常識だったが今は非常識」に変わったものが多いので注意してください。

喜んで食べるからといってヒトの食べ物を与えれば、その場で目に見える健康被害が現れないにしても、健康を維持して長生きしづらくなる可能性が高くなることは、どのペットも共通です。

しかも、インコ・オウムの食性は「粗食」が基本です。

「いろいろなものを少しずつ与える」などの食のバリエーションを増やすことはいいのですが、決して「美食」でも「飽食」でもありません。

インコの健康も病気も寿命も、すべて飼い主さんの裁量にかかっていることをお忘れなく。

愛鳥を長生きさせられる飼い主を目指しましょう。

インコに有害な木・植物・香水やアロマの死亡事故!香りも毒になる話
過去に起きたオカメインコのアロマ事故とインコの死因になり得る香りだけでも毒な植物の話。猛毒植物も普通に花屋で売っています。