オカメインコの飼い主の寄稿です

インコに何を与えたらいいんだろう?

食べ散らかしたインコのおやつやご飯がこんなにいっぱい…。

インコのおもちゃを沢山買って、壊しての繰り返し…お金も時間もかかって大変!
インコ飼育をエコノミー×エコロジーで!鳥と楽しく暮らすSDGs考
インコ飼育で愛鳥を大事にすればするほど、そしてこだわるほどに費やされるお金と時間。
…と言いたいところですが、インコの飼い主である自分自身が楽しくなければその飼育は辛いものになり、それが続くとなると やがてはどちらも不幸せになりかねません。
そこで私が考えたのは「インコとの暮らしにSDGsを取り入れる」こと。
これはインコも飼い主も、そして地球さえも共にハッピーになれる win-win-win な方法です。
家庭菜園を活用してインコも飼い主もエコロジーでエコノミーがうれしい
よい土を作るために必要な肥料に、インコの食べ残しや、出来ればインコの糞をうまく利用して、インコや人間の食べる野菜や果物を育てます。
我が家は毎日自家精米している関係で米ぬかがありますので、インコの食べ残しや調理して余った野菜の皮などをきざんで米ぬかと混ぜ、土に埋めています。
コンポストやぼかしを作れば、土も植物も喜びます。
米のとぎ汁を畑に撒けば、水道代の節約にもなります。
我が家は放鳥時にバケツにふろ水を汲み、雑巾をセット。
糞をすれば雑巾でふき、その水を庭に撒きますが、この作業でティッシュと水が節約になります。
また、インコの餌の食べ残しを庭に撒いておけば、いつの間にか芽も出てキビ穂やひまわり、蕎麦などが生産出来ます。
インコたちにこういった穀類の枝葉をおやつにあげると茎などをムシャムシャと食べてくれます。

野草(雑草)を野原で採取してインコに与えてみよう
我が家は大きな川が近くに流れており、その河原に沢山の雑草が生えていて、よーく見るとそこでは色々な雑草が育っています。
ハコベ たんぽぽ カラズムギ セイバンモロコシ エノコログサ さくらんぼ 等々
カラスムギは鳥たちには超美味しいらしく、あげるとが目をギラギラさせながら食べてます。
これらは災害時にも役立ちます。
自宅近所に生えている雑草の種類を把握しておくと、いざ!という時に利用できます。
私は朝の運動を兼ねた散歩として河原に行き、インコたちが食べられる野草を採取して提供していますが、これは自分自身の健康にもいいし、気持ちもいいですよ。
インコのおもちゃの再利用と捨てる廃材をバードトイにしてみよう
ペットショップで購入したおもちゃのパーツはとっておいて、違うおもちゃを作るといいと思います。
通販で届いた空き箱や段ボール、小さな紙コップやストローなどを使って、公園で拾ったまつぼっくりと組み合わせておもちゃを作っています。
また、使わなくなった家具を解体して小さく刻み、穴を通してぶら下げたりします。
海に行ったときに拾った貝を数個一緒にぶら下げると、音がしてインコは大喜びです。
電動ドリルや電動のこぎりがあると、これらの作業は楽ちんです。
私の場合、おもちゃを作るところからDIYに目覚めました。

家庭菜園でたくさん採れた野菜・くだもの・ハーブを賢く保存しよう
家庭菜園で採れたフレッシュな作物は、そのままにしてしまうと賞味期限が短くてすぐダメになります。
キッチンガーデンでたくさんの収穫があってもなんだか損した気がしてしまうことがある理由のひとつはここにあります。
作物を上手に保存するテクニックを身に着けて、数か月楽しみながら活かしましょう。
収穫を乾燥して保存する:ドライフード・乾燥ハーブ
フリーズドライにするには高額な機械が必要ですが、食品乾燥機(フードドライヤー)は結構リーズナブルです。
フードドライヤーを夜にセットして作っておけば、翌朝にはドライフードが完成しています。
果物や野菜を切って乾燥させれば、日持ちするインコのおやつに出来ます。
もちろんドライフードは家族も一緒に楽しむことが出来ます。

収穫を冷凍して保存する:フローズンフルーツ
野菜はさっと茹でて水で一旦冷やし、ジップロック等に入れて保存すると、結構長く楽しめます。
冷凍時に一旦プレートに並べ、1時間冷凍、その後 半冷凍時に袋に入れると、パラパラで保存でき、取り出し時が楽です。
収穫したベリー類は冷凍にしておいて、解凍してからでもうちの鳥は食べます(オカメインコは別ですが)
収穫を瓶詰めにして保存する:ジャムやコンフィチュール
イチゴやオレンジ、レモンやブルーベリー、ラズベリーはジャムにしてもいいですが、これらは人間用ですよね。
とはいえ、砂糖は塩よりはインコにとっては毒ではなく、体の中で糖を炭水化物に変えて、その後エネルギーに変えます。
インコのパン(バーディーブレッド)を作る時に、これらを少し入れたりしています。

フルーツを砂糖で煮てレモンを加え、消毒した瓶に入れて常温保存すれば、食糧危機に重宝します。
きちんと脱気すればホームメイドでも長期保存が可能です。
ヨーロッパでは家庭で専用の貯蔵庫を持ち、沢山の瓶詰を保存しています。
インコ菜園に雨水タンクを設置しよう!自然の恵みもSDGsにつながる
日本は他国と比べて水が豊富な国なので、雨水を貯める必要があまりない地域が多いです。
日本は水に恵まれているがゆえ、その大切さを見失ってしまいそうです。
近年起こる「ゲリラ豪雨」等で浸水被害が頻発していますが、そうなってしまう理由のひとつが
そのため雨どいから直接取り込む雨水タンクを設置すると、市から補助金がもらえる市町村も多くあります。
昔ながらの雨水タンクにはボウフラが湧いてしまうなどのデメリットもありましたが、現在の雨水タンクは浄水器も設置すれば飲めるほど高性能なものも登場しています。
つまり災害時の利用も可能というわけです。すごいですね。
家庭菜園に使う水も雨水タンクで貯めた水がおすすめです。
雨水には窒素分(N)が含まれているので、植物の葉や茎の健やかな成長を促す効果があります。
常に水道水で水やりされている植物よりも、雨ざらしにされている植物の方が緑の生長が旺盛なのはこのためです。
「雨水」という名の自然の恵みを受けることは、植物に薄めの窒素肥料を施しているのと同じです。
植物育て以外でも、雨水タンクを利用すれば、アイデア次第で水道代の大幅節約が可能です。
ここで紹介してきた方法は 我が家がインコ飼育から始めたSDGsですが、環境を考えることは家庭の節約に通じます。
ごみを減らし、土を元気にし、水を活かして、地球にやさしく楽しいインコライフを送ってみませんか。