セキセイインコの飼い主の寄稿です
私は以前に、セキセイインコに関するヴールシュレーガーさんの本を読んだことがあります。
そこには「セキセイインコが好むシードや野菜などでも十分に栄養が摂取できる」とあったので、私はペレットを一切与えていませんでした。
ところが私のセキセイインコが卵詰まりを起こしたときに獣医から
…と言われたことで、インコのペレット切り替え作戦の決行を決めたのです。
インコペレット切り替え15日間で成功!好きな味を探せばうまくいく
セキセイインコの体調が
回復したタイミングを見計らって
私はペレット切り替えを
実行に移しました。
商品をいろいろ調べたところ、
まず目についたのは国産メーカーです。
動物医薬メーカーと開発した
黒瀬ペットフードの
「NEO 超小粒タイプ」が目に留まりました。
ペレット切り替え初日→「NEO 超小粒タイプ」5:シード5
国産という安心感も手伝って
「NEO 超小粒タイプ」を購入し、
セキセイインコに与えてみたのですが、
全く食べてくれません。
インコたちはペレットをじーっと見たり、
餌入れに足をいれてみたり、
くちばしでつついたりはするものの
それを食べることはありませんでした。
これはまずいよ…と思い、
シードも一緒に入れて混ぜて
ペレットとシードを5:5の
ブレンドにしてみたところ
初日はシードだけ選んだ食べて
ペレットにはほぼ口をつけませんでした。
ほんの少しはお試し的に
食べていたようですが
残念ながらペレットは
ほとんどが残されたままでした。
…と思った私は
ペレット初日としては
十分な成果だった…と
前向きに考えることにしました。
ペレット切り替え2日目→「NEO 超小粒タイプ」2:シード8
…と思い直した私は
ペレットとシードを
2:8の割合にしました。
するとペレットは
ほとんど食べませんでした。
ペレット切り替え3日目→「NEO 超小粒タイプ」6:シード4
ペレット3日目には
ペレットとシードを
6:4のブレンドにしました。
すると残しはしたものの
ペレットも少しは食べてくれました。
ペレット切り替え4~5日目→「NEO 超小粒タイプ」7:シード3
3日の成果を見て翌日には
ペレットとシード7:3のブレンドにしましたが
餌入れのペレットは
3日目とほぼ同量が残っていました。
この2日間ほど同じ割合にしましたが、
相変わらずペレットを食べる量は
増えませんでした。
ペレット切り替え6~12日目→「NEO 超小粒タイプ」を粉にしてリンゴと混ぜてみた
…と思った私は
別の方法を試すことにしました。
それはペレットをミルで粉状にし
ペースト状のりんごと混ぜたものを与えること。
セキセイインコのペアは
これをいたく気に入り
ぺろりと平らげたのです。

ペレット切り替え11日目…「ZuPreemフルーツブレンド」を購入
リンゴと混ぜる方法で
インコがペレットを食べたものの
飼い主としては
ペレットをシードのように主食として
そのまま食べてほしいところなのに、
数日経ってもペレットだけでは
ほとんど食べてくれません。
…と考えた私は
別のペレットを
探してみることにしました。
そこで目に入ってきたのが
ZuPreemのフルーツブレンド Sパラキートです。
ペレット切り替え13日目→「ZuPreemフルーツブレンド」6:シード4
ZuPreemフルーツブレンドは
フルーツの風味を加えたペレットです。
フルーツブレンドとシードを6:4のブレンドしたところ
驚くことにセキセイペアはぺろりと完食したのです。
ペレット切り替え14日目→「ZuPreemフルーツブレンド」8:シード2
味が気に入ったように思えたので、
翌日はペレットとシードを8:2にブレンドしたところ
こちらもなんなくクリアしました。
ペレット切り替え15日目→「ZuPreemフルーツブレンド」100%を完食
そしてその翌日には
フルーツブレンドを100%にして出してみたところ、
問題なく、見事に完食してくれました。
お気に入りのペレットを見つけた
私のセキセイインコたちは
こうした紆余曲折を経て、15日間で
ペレットへの完全移行が成功したのです。
「ペレット=食べ物」の認識があれば 好きな味を探すだけで切り替えが可能
ヒトの目から見てもペレットは
あまりおいしそうには見えませんが、
種子を常食している鳥たちなら
なおさらそのように感じているでしょう。
ですが…
ペレットがすべてまずいもの
…とは言い切れません。
現に私のセキセイインコのように
味や風味・食感などを気に入れば
すんなりとペレットに切り替えできるからです。
私は自分の体験から、
ペレット切り替えがうまくいかないからと
すぐに切り替えを諦めてしまうのは
とてももったいないことだと思います。
もしも少しでもインコが
ペレットを口にしているのであれば、
ペレット切り替えが
あと一歩のところまで
来ているかもしれないのです。
味が口に合えばインコは食べます。
口に合わない、もしくはマズいと思えば
「変なものを出された」と思うだけで
食べようとしなくて当然です。
ペレット切り替えを諦める前に、
フレーバーや原材料がそれぞれ異なる
3種類以上のペレットを試してみるのが
いいかもしれません。
うちの子のお気に入りや
「これなら食べられる!」が見つかれば、
意外とすんなりと
ペレット切り替えができるかもしれません。