オカメインコの飼い主の寄稿です
我が家には6羽のインコがいます。オカメインコ3羽、ウロコインコ、オオホンセイインコ、オオハナインコという、変わったラインナップです。
カラフルだったり、ホワホワだったり、見て触れ合って、私はどの子からも毎日たくさんの幸せをもらっていますが、インコにとって満足できる生活とはどんなものでしょうか。
ご飯を食べて、寝て…その繰り返しだけではつまらない生活になると私は思います。
インコのおもちゃを手作りで簡単に!100均や自然素材の活用術
毎日放鳥すると、6羽は所狭しと飛び交って、喧嘩して、いたずらして大騒ぎです。
本当は一日中放鳥してもらって、好き勝手に飛んだりいたずらしたいのでしょうが、自分の生活のため、そしてインコのご飯のためにも、私には仕事があります。
留守の間はカゴを設置した一部屋で、インコ達はリーダーである私の帰りを待っています。
その待っていてくれている間、インコ達に少しでも楽しい思いをさせるものは、①おやつ ②おもちゃ…になると思います。
でもインコのおもちゃって高いです!しかもわずか数分で壊されちゃったりしますしね。
そこで私はインコのおもちゃを自作することにしました。
おもちゃとはいえ、インコが口に入れたり 鳥の種類によってはおもちゃにぶら下がったりすれば 危険な目に遭うことも。
私がインコに与えるおもちゃに関して、気を付けていることをご紹介します。
インコのおもちゃの金属は鉛中毒防止のためにステンレスのみ
これはとても大事!
鉛をインコは消化する酵素を持ちませんから、体に残留して致命的な「鉛中毒」を起こします。
一度鉛中毒になってしまえば治ることのない、不治の病です。
鉛は少しずつ体に溜まっていくので、何年も鉛の存在に気づかず、同じおもちゃを与えていたインコが ある日突然鉛中毒を発症する…そんな事例をよく目にします。
特に見落としがちなのが、「メッキ」 鉛のメッキです。
おもちゃを結合させるワイヤーが鉛メッキとなっているケースも多くあります。
それから鈴にも鉛のメッキを施してあります。
安価なおもちゃほど多く見受けられる亜鉛メッキ。
ちゃんとしたお店で売っているから、ネットで売っているから…といって大丈夫と信じるのは危険です。
一度疑いの目を持って、吟味してから買いましょう。
インコが怪我をする形状のものではないか?
太い紐のおもちゃを見かけることがよくありますが、インコがそれを噛んで遊んでいると、先が段々とほぐれてきます。
これが足やくちばしなどに絡まって、宙づりになるケースに注意しましょう。
また、針金等使用しているおもちゃで、つついて遊ぶときに目や口の脇など、突き刺さるような突起がないかどうかもしっかり確認しましょう。
インコの誤飲の可能性は?
おやつと間違えてビーズを飲み込み、喉につかえて誤飲事故が多くあります。
また、ビニールを呑み込んでしまうこともよくあるので注意しましょう。
インコの手作りおもちゃのアイデア!自然素材を利用して安く簡単に!
公園や採取可能な山でインコのおもちゃの素材採取
私は翌松ぼっくりや落ちている枝を採取します。
台風など強い風が吹いた次の日がチャンスです。
これらをよく洗ってオーブンで170度、20分くらい焼くと安心です。
焼け焦げないように注意しましょう。
太めの枝、ダケカンバ、シラカバなどはのこぎりで輪切りに刻んで真ん中に穴を開け、針金や紐で輪っかにしてジャラジャラさせてもよいです。
インコは周りの皮をビリビリと剥がすのに夢中になります。
これらで止まり木を作ってもGOODです。
ちなみに私は山登りが趣味なので、下山中にダケカンバの枝を拾って帰るのが習慣になっています。
海岸でインコのおもちゃの素材採取
海岸を散歩するとき、貝殻を拾います。
穴が開いていると簡単におもちゃになります。
これもじゃらじゃらと音が鳴りますし、色もポイントです。カラフルなおもちゃが出来ます。
良く洗い熱湯消毒してから与えたり、オーブンで焼いてもよいです。
流木を採取して止まり木にしても楽しいと思います。
風呂の残り湯で朝までつけてから洗い、出来ればオーブンで焼くか、熱湯消毒します。
100均素材や廃材を利用してインコの手作りおもちゃ作り
100円均一などの紙ストロー、紙コップ、紙製ハンバーガーボックス、折り紙、コルク。ネットショッピングで送られてきた段ボールなどもおもちゃの素材に利用します。
紙を食べてしまうインコに与えるのは難しいと思いますが、食べないようなら、折り紙にぽつぽつと穴を開けるのが楽しい子もいます。
うちのウロコインコは紙をビリビリ破く喜びにうっとりしています。
ハンバーガーボックスは大きめのインコのフォージングトイに最適です。
一部分を穴を開けて、細長く切った紙をくしゃくしゃにしていっぱいに詰め、それをひっぱりまくると、その先においしそうな花やクルミ、ヘーゼルナッツ、鳥が食べられるパンが出てくる…などの仕組みを作ります。
これは蓋が開かないようにしてぶら下げておくと、インコは狂ったようにハンバーガーボックスを壊しにかかります。
この原理を利用して、紙コップの中間に穴を開けて誘い込んだり、蓋を作ってパカパカ開くようにしたりして、中にお楽しみを仕込んで遊ばせます。
インコが食べられる植物なら花束も立派な鳥のおもちゃになる!
インコの肝臓によいたんぽぽの葉や花、バラ、ズッキーニ、ハーブのカモミール、アザミ、レモングラス等、庭やベランダで育てて、花束にしてぶら下げるだけでも、とてもインコは喜びます。
粟穂やキビ穂も混ぜてあげると、しばらくは無言で遊んでいます。
我が家のオカメインコは、ケージ上部にハンカチ四隅を固定しハンモックを作りまして、その上で遊べるように天井からおもちゃをぶら下げたりします。
怖がりなので、隠れる場所があり、その場所で好きに遊べる…この状態が楽しいみたいです。
色々と工夫してインコを楽しませてみると、その子の意外な一面に遭遇するかもしれません。
くれぐれも事故に気を付けて、遊ばせてあげてください。
インコのおもちゃのパーツ連結や吊り下げ道具はきちんとしたものを購入する
パーツを繋いだりぶら下げたりする道具はきちんとしたものを購入すれば、何度も使いまわすことが出来ます。
ステンレスの取り付け金具(すぐ外れるものでなく、ねじ式のものがよいです)
ステンレスの針金
麻紐や綿紐