インコの脚気は粟玉で起こる!粟玉だけで育てられた雛の末路とは!?

お迎えしたオカメインコの雛には できるだけストレスを与えないようにする配慮が必要ですので、与える挿し餌も 当分の間は元いたところと同じものから始めるのが鉄板です。

雛が育てられていた場所がペットショップであれブリーダー宅であれ 挿し餌にパウダーフードを使っているのであれば問題はないのですが、そうではないことも往々にしてあります。

インコの脚気は粟玉で起こる!粟玉だけで育てられた雛の末路とは!?

インコの脚気

令和のこのご時世に、お店によっては インコの雛の挿し餌に粟玉オンリーのごはんを食べさせているところもあります。

特に昔からやっている、ペットショップと呼ぶよりも「小鳥屋さん」的なお店とか…。

店主が年輩者だと 昨今のパウダーフードの知識を持っていても お店で売ってる雛には粟玉100%の挿し餌しか与えていないケースもあります。

粟玉の挿し餌のオカメインコ…なんともいたたまれない気持ちに…

インコの脚気

これは「このブログの中の人」であるyamakiの実体験…数年前に実際に見てきた実話なのですが、ぶっちゃけ

今どき、粟玉だけの挿し餌って・・・!?昭和かよ!?

…と目を疑いました。

粟玉とパウダーフードでは値段が雲泥の差だから 必要経費(飼育コスト)を抑えたいのか?「自分の鳥じゃないし」と思っているのか?「オカメインコの雛ならすぐに売れてしまうからこれでいいや」と安易に考えているのか?

全部か…。コスト削減で儲けを増やす…は商売なら当然だけど。

えー!これじゃぁ この子(オカメインコ雛)まともに育たないよ。

…という状況を目撃したことがあって、何ともいたたまれない気持ちになってしまって うちに連れて帰ったことがあるのです。

 

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このブログは「インコ・オウム」がテーマなのでインコの話しかしてませんが、文鳥だって同じですよ。

粟玉だけで育てられたのでは栄養失調に陥ることがあります。

ただ、小型のフィンチはオカメインコと比べたら一人餌になるのが格段に早くて、あっという間に挿し餌を卒業しますよね。

そして一人餌になって むき餌以外のまともなバードフードを与えられれば、栄養不足もあらかたは解消されるはず。

その子の餌がシードであってもビタミンB1に関しては含まれていますし、鳥の腸内細菌叢で作れるビタミンもあるので、一人餌になれば なんとか栄養不足の帳尻を合わせることはできそうです。

それに比べると…たとえばオカメインコは生後3か月になってもまだ挿し餌を卒業できない子がいっぱいいます。

貧相な食餌期間が長引けば長引くほど体と心の成長がスローでしょうし、栄養失調では健康被害のリスクだって高まるでしょう。

そこが心配です。

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それにペットショップの店主が粟玉をふやかしただけの挿し餌をしていれば、その鳥をお迎えしたお客さんも同じような育て方をする可能性がゼロとは言えません。

何とか成長できたとしても 市販の粟玉100%の挿し餌しか与えられていないのであれば 健全な体作りができるはずがありません。

丈夫な体で生まれてきたとしても、そんな食生活をしていたのでは 虚弱体質になるのは必至。

いずれは 栄養失調が原因で病気になってしまったり 免疫力が低くて長生きできない可能性が高いだろう。

…と思ったら怒りがこみ上げてきました。




インコの雛が粟玉だけのお粗末な挿し餌で育てられていた場合の対処法

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そういうお粗末な挿し餌で育ってきた子をお迎えした場合は、新しい環境になじむまでの間は ストレスを与えないようにそのままの餌でもやむなし…なのですが、頃あいを見計らって少しずつパウダーフードの味になじませていく必要があります。

ネットでもよく見かけますが、粟玉とパウダーフードをまぜて挿し餌する方法。

これは間違いではありませんが、少し注意が必要な方法です。

粟玉とパウダーフードを混ぜる場合、パウダーはほんの少しずつ混ぜていくのが まず一つ目のコツです。

オカメインコは食べ物に保守的な傾向が強い子が多いので、味がいきなり大きく変わると 挿し餌を食べなくなる可能性があります。

だから少しずつ様子を見ながら 挿し餌に混ぜるパウダーの比率を増やしていきます、一般的な方法としては。

粟玉とパウダーフードのミックス挿し餌は食滞になりやすい

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ですが私は 個人的には 粟玉とパウダーフードのミックス挿し餌はお勧めできない方法だと考えています。

その理由は パウダーフードと粟玉では消化する時間に差があるため、食滞になりやすいという説があるから。

とはいっても、いくらなんでも挿し餌が粟玉100%では今後の成長に不安がありますよね。

そこで雛の様子に注意しながら パウダーフードに切り替えていった方がいいとは思いますが、オカメインコの雛の落鳥原因は食滞が多いので、慎重に挿し餌を進めていく必要があります。

時計を見て定時に挿し餌をするのは誤り

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幼雛の場合は1日4回程度の挿し餌を与えますが、時計を見ながら定時に必ず挿し餌をするのはNG です。

必ずそのうの中が空っぽに近くなっているかを確認してから 次の挿し餌を与える・・・これがキモです。

オカメインコの雛が弱いとか雛育てが難しいと言われているのは、このあたりにも起因します。

健康で元気いっぱいの雛なら特に問題なくすくすく育つと思いますが、そういう子ばかりではありませんので、特にオカメインコの場合は注意が必要です。

インコの食滞マッサージとか…知ったかぶりの素人療法はやめてください

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食滞は季節と温度とかは関係なく1年じゅうみられるもので、雛がいる環境や挿し餌のやり方が不適切だったり、感染症の場合に起こります。

お湯を飲ませてそのうをマッサージする…などの対処法がネット上にも出回っていて、それもあながち間違いではないのですが、自分だけで何とかしよう!と決めつけない方がいいです。

要領を得ているプロがそれをやるならいいですが、素人がYouTubeとかを見よう見まねでやるのは雛がかわいそうです。

やられる立場の鳥はたまったものではありませんよ。下手な素人療法は雛を苦しめるだけです。

食滞に陥った雛は亡くなる確率が高いので、小鳥の病院に連れて行って適切な処置してもらってください。

特にオカメインコは食滞の発生が多いですから。

病院に連れて行く費用を出したくないのなら、初めからペットを飼わないことです(きっぱり!)

素人療法を紹介している人は「食滞」をなめているか、紹介していることを自分ではやったことがないのに机上の空論をネット上で語っていることが多いと思いますよ。

素人療法がたまたまうまくいったからといって、食滞をなめてはいけません。

食滞はそんな単純なものではないし、放置したら命取り…雛が餓死します。

食滞は予防に最大限の注意を払うのが一番大切ですが、感染症であれば病院での治療が必要ですから、素人が見よう見まねで何とかしようなんて考えないでください。

食滞が怖くて粟玉にパウダーフードを混ぜないお粗末挿し餌を決断したけれど…

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うちでお迎えした粟玉だけの挿し餌を食べていた子については「かくかくしかじか~」と小鳥の病院の先生に相談したところ、液体タイプの栄養剤を出してもらって 毎回の粟玉の挿し餌に数滴入れて食べさせることになりました。

その時に「手元にあるネクトンSを混ぜてもいいのかな!?」とも考えたのですが・・・

なんといっても雛ですし(といっても4週齢くらいだったと思う)今まで粗末な挿し餌しかもらってこなかった子だし、何かあったら困るな!怖いな!と思って獣医に相談したのです。

私の心配をよそに、その子は問題なくすくすくと育ち、ほどなく挿し餌を卒業してくれたので そのお粗末極まりない粟玉の挿し餌を食べていた期間はだいたい2週間くらいでした。

もともと体質が丈夫な子だったようで、その後も特に問題は起こらず元気に暮らしていますが、今思い出しても「なんだかなあ…」でしたねえ。




粟玉だけで育った雛の末路は脚気!ビタミン・ミネラル欠乏症で命を落とすことも

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オカメインコ雛の中には粟玉100%の挿し餌で育てられている子もいるかもしれません。

粟玉の単独挿し餌だけで育ったオカメインコ雛の末路はビタミンB1欠乏症の発症です。

単純だけど脚気は怖いよ!命を落とすこともある

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人間もビタミンB1が欠乏すると脚気かっけになりますよね、鳥も一緒なんです。

脚気は江戸から明治時代にかけて大流行し、ずいぶん亡くなった人がいました…「江戸わずらい」と呼ばれて。

そういえばドラマの「仁」にも脚気のシーンが出てきたな…覚えている方も多いでしょう。

ビタミンB1を多く含む玄米を使ったドーナツで脚気対策をするという…お菓子でB1補給という設定が「ほぉ~」と思いましたけどね。

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ビタミン欠乏症が引き金となって 人だって死ぬんですよ。鳥だって命の危機はまったく同じです。

ビタミンB1欠乏症(脚気、脚弱症、チアミン欠乏症、多発性神経炎)

たくさんの栄養素が必要な巣立ち後の幼若期に見られ、特にアワ玉のみの挿し餌で飼育されている幼鳥が最も発症しやすいです。ビタミンB1は穀類に含まれ通常欠乏しませんが、アワ玉を作る過程で殆どが減少してしまうので、アワ玉のみでは欠乏するのです。

更に、巣立ちの時期には運動量も増えてB1消費量も増加してしまうのです。欠乏状態になると、神経の糖代謝の阻害が起き、多発性神経炎が起きます。最初は脚のしびれや筋肉の痛みから、跛行(びっこ)が始まり、片足から両足と進行します。やがて、足先だけで体を支えられなくなると、かかとをついて歩くようになり、嘴や翼を使って移動するようになります。更に進行すると、呼吸困難や循環障害、脳神経障害によりケイレンを起こして死亡してしまいます。
引用元:やまだ動物病院

「足を痛めた」わけではない 栄養失調の弊害を知ってください!

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鳥の飼い主の中には「うちの子が足を痛めた」と言って 小鳥の病院に駆け込むケースが結構あるらしいです。

病院で診察したら その原因は「足を痛めた」事故ではなくて栄養障害から来ていた…が往々にしてあるのです。

ビタミンB1の欠乏症が原因で 鳥の足が麻痺したり、翼も垂れ下がってきたり、食欲が落ちて食べなくなったり、ひどくなると中枢神経がやられて死んでしまうことがあります。

早めに病院でビタミンB1注射を打ってもらい、手遅れでなければ なんとか回復に向かうこともあります。注射なので効く時は即効です。

また、ペローシスは先天的な問題でおこると思っている方が多いと思いますが、栄養失調でも起こります。

ミネラルが足りない場合は足が開いた状態・・・ペローシス(腱はずれ)が出たりします。

栄養不足が招いたのなら、完全に飼い主の責任です。

きちんとした食餌を与えないことで、インコの一生を不憫にしているのです。




育ち盛りのわが子に「のりたまをかけた白飯だけの食事」を毎日出せますか?

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挿し餌は鳥の一生を左右するほど由々しき問題ですよ、マジで!

お子さんがいる方は自分の子どもに当てはめて考えてみてください。

極端な比喩ですけど・・・バランスの取れた副食を一切出さずに、ふりかけの「のりたま」をかけた白いご飯だけを毎日毎日子どもに食べさせるなんてことできますか?

毒親を除けば、大切な愛する我が子にそんなことができるわけがない。

でも粟玉だけの挿し餌って、雛にそういうことをしているのと同じことですよね。

私は粟玉を自分で作ったことがありますが、粟玉を手作りしたことがある人なら 市販の粟玉の「なんちゃって」加減がよく分かるはず。

市販の粟玉に含まれる卵なんてほんの微量、のりたまの方がずっと栄養価が高いよね…と思ったら腹が立ってきたw

人間の子どもだって鳥の雛だって同じこと。成長期にしっかり食べさせなければ健全な肉体も精神も育たない。…決してオーバーな話ではないでしょう?

粟玉主体の挿し餌が絶対悪なのではなくて 粟玉単体の挿し餌なら栄養剤の添加は絶対条件です。

将来インコの餌をペレットにすると決めているなら、粟玉挿し餌よりもパウダーフードの方がペレットに移行しやすいことも 頭の片隅に置いておいてください。

インコのパウダーフードのおすすめは?人工育雛の生まれたてのヒナにも安心して使えた挿し餌を紹介

ネクトンSを使って脚気になった鳥たちが回復したレビュー

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セキセイインコが脚気になり動物病院などのブログで紹介していたのでネクトンSを購入し試した結果。3日程度で足を使えるまでに回復し今では2日置きに餌に添加していますが問題なく元気です。

うちで飼っている文鳥に脚気の兆候が左足に現れ、1週間後には右足も動かなくなる。 近くに動物病院も無く、ここで見付けたネクトンSの皆様方の評価を見て、藁にもすがる思いで購入。 飲ませ始めて3日には、立つことが出来るようになり、5日後の今ではにはピョンピョンと跳ねることができるまでに回復。 この調子だと、来週には完全回復すると思われ、ネクトンSの効能には良い意味で驚かされました(^-^) 同症状が現れている小鳥をお飼いになられている方、ぜひ試してみて下さい。 本当に、すごいです!

すずめを保護した時脚気の診断を受けて水に溶かして練り餌さにも入れています。元気になりました。ホッピングもできるようになりました。
引用元:amazon

子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人です。
 
ここには鳥ブログあるあるな「うちの子自慢」や「かわいいでしょ♪アピール」はありません。鳥の飼育本を丸写ししただけの机上の空論解説や、繁殖した雛の販売目的の宣伝PRもありません。鳥と飼い主のQOL向上(健康に楽しく)が目的のコンパニオンバードブログです。
 
フィンチとインコでは飼育に異なる点がありますが 小型~中型インコには共通項が多いことから、オカメインコだけに限らず中型までのインコ・オウム飼育に役立つ内容を更新していきます。