インコのハーブの効果!薬効のある野草とエディブルフラワー
オカメインコの飼い主の寄稿
ハーブとは自生植物のうち
精油(エッセンシャルオイル)に
薬効が認められる植物を指します。
ハーブは雑草のように自生する野草が多く
生き物はこの薬効を古くから利用してきました。
かつて鳥類に嗅覚はないと
言われていましたが
実は優れた嗅覚を持つことが
わかっています。
レモンに似た爽やかな香り、
ローズに似た甘い香り、
ミントの清涼感のある香り、
香辛料のような食欲をそそる香りなど、
ハーブにはかぐわしい香りを
持つものが多いので
それらを好むインコも多いです。
庭やベランダでハーブを育てると
インコにフレッシュハーブを
与えられますし、
冬に向けて乾燥させておけば
インコにドライハーブを提供できます。
インコはハーブティーも好みます。
欧米ではドクターがチョイスした
インコ用ハーブティーが人気です。
ハーブをインコに与えよう!薬効成分が免疫力をアップさせる
ここでは特に薬効成分に優れる
インコにもOKなハーブをご紹介します。
カモミール
カモミールには
高い抗炎症作用があります。
消化管の炎症を鎮める作用があり、
人間にとっても優秀な薬草です。
カモミールは香りが神経を
落ち着かせる効果も有名です。
栽培も簡単で、
種からも容易に発芽します。
ジャーマンとローマン、
2種類のカモミールがありますが、
ジャーマンカモミールは一年草で
効能も多く、簡単に芽吹きます。

パセリ
パセリには抗炎症作用、
骨の健康を保つ効果があります。
パセリにはシュウ酸が含まれますが、
一度にたくさん食べさせなければ
問題はありません。
コリアンダー(パクチー)の葉
コリアンダー(パクチー)は
体の中に溜まっている毒素を排出する
優れた効能があります。
オカメインコの中には
パクチーが大好物な子も結構います。
タネからも容易に発芽するので
簡単に育てられます。
バジル
バジルは体内の炎症と戦うハーブで
ベータカロテン、ビタミンEを多く含みます。
バジルも種から簡単に育ちました。
フェンネルの葉
フェンネルの葉は消化を助け、
炎症を抑える作用があります。
ディル
ディルは胃腸の調子を整える
デトックスハーブです。
レモングラス
レモングラスはインコの
食欲を刺激するハーブです。
Lemongrass (Cymbopogon Citratus)
Lemongrass is a natural detoxifying agent, reducing uric acid levels in a parrot’s body. This means that appropriate consumption of lemongrass will enhance the kidneys and liver performance.
Lemongrass can also reduce the symptoms of anxiety and depression while easing digestive concerns and preventing stomach bloat and gas.
Poultry Science explains how lemongrass lowers body fat and enhances growth in young parrots.
via:27 Herbs Parrots Can Eat Safely
訳 レモングラスは天然の解毒剤で、オウムの体内の尿酸値を下げます。これは、レモングラスを適切に摂取すると、腎臓と肝臓のパフォーマンスが向上することを意味します.
レモングラスは、消化器系の懸念を緩和し、胃の膨満感やガスを防ぎながら、不安やうつ病の症状を軽減することもできます.
Poultry Science は、レモングラスが体脂肪を減らし、若いオウムの成長を促進する方法を説明しています。
ナスタチウム
ナスタチウムには抗炎症作用があります。
赤や黄色のカラフルなエディブルフラワーで
インコには見た目にも楽しいものです。
ローズマリー(※少量提供)
ローズマリーは活性酸素を抑制する
抗酸化物質が含まれています。
タイム(※少量提供)
タイムは体内の炎症を軽減します。
ヤグルマギク(コーンフラワー)
ヤグルマギクや矢車草とも呼ばれる
日本ではおなじみのこの花もハーブです。
ツタンカーメン王墓で
発見されたことでも有名です。
ヒトでは目の炎症を鎮める
効能が報告されており、
抗酸・抗菌作用があります。
ブルーやピンクの可愛い花なので、
インコも喜びそうです。
タンポポ
インコはタンポポの
若葉が大好きです。
花も食べられます。
タンポポの葉には ポリフェノール、
ビタミンA、C、K、E、葉酸、
鉄、カルシウム、カリウム、
マグネシウムなどの
抗酸化物質が含まれています。
The Review of Diabetic Studiesによると、
タンポポの抽出物が余分な
肝臓脂肪を減らすため、
肝臓の健康を改善するのに
役立つということです。
アザミ
アザミには肝臓によい成分が
あるとされています。
インコのハーブとしては
マリアアザミが有名ですが
ノアザミでもOKです。
ハコベ

モリンガ(スーパーフード)
モリンガは90種類の栄養素を含み、
300もの病気の予防効果があるとされる
スーパーフード。
ミラクルツリー(奇跡の木)
「命の木」と呼ばれ、
タンパク質が約35%を占めています。
インコのハーブの効果・メリットは消炎効果とデトックス作用
ハーブのいいところは、
薬効成分の有効性と低脂肪。
消炎作用やデトックス作用が
内臓の調子を整えてくれます。
ハーブに分類される木でオカメインコは
ミモザアカシアが大好き…と聞き、
私は庭にミモザアカシアを植えました。
黄色の花とその後の垂れ下がる実に
オカメインコが目がないのだとか。
タネの食べ過ぎは要注意ですが、
来年の春の開花を楽しみにしています。
私は毎朝、ハーブとエディブルフラワーを
庭から摘んできて
生のまま木の皿に入れて
インコたちに与えています。
すると、まずオオハナインコがやってきて
あらかたそれらを砕いて楽しんだ後、
オカメインコ、ウロコインコ、
オオホンセイインコの面々が
あとからコソコソとやってきては
それらを食べていきます。
また、ハーブを各々の餌の中に
ささっと混ぜて提供したりします。
ドライハーブを数種類ミックスしておいて
少しずつ混ぜて提供しています。
生のハーブが余ったら天日で干して
自家製ドライハーブにして
保存すれば無駄がありません。

