鳥は風邪をひかない話!インコの鼻水くしゃみ連発鼻づまりは副鼻腔炎かも

インコが鼻水を出したり、くしゃみを連発したり、鼻詰まりしているのを見たことがありませんか?

「風邪を引いたか?」「保温すればよくなるだろう」などと甘く見たり、スルーしたりしないでください。

インコは風邪をひきません。それ、気道炎かもしれませんよ。

気道炎は放置するとなかなか完治しなかったり、顔の羽毛がはげてきたり、目の周囲がはれ上がって愛鳥の形相が変わるなどのすさまじい病変が現れることがあります。状況によっては命の危険も…。

インコの鼻水くしゃみ連発鼻づまりは副鼻腔炎!鳥は風邪をひかない話

インコの鼻水

鳥の呼吸器は複雑な構造をしていて、気道の炎症を見分けることが難しいと言われています。

気管炎、気管支炎、副鼻腔炎(洞炎) 気のう炎、肺炎をそれぞれ臨床的に見分けるのが困難なので、ひとくくりにして気道炎と呼んでいます。

気道に炎症が起こる原因はさまざま。細菌や真菌感染、特に真菌(アスペルギルス)が原因の気道炎が多いようです。

アスペルギルス真菌の確定は遺伝子検査(PCR)で行います。

インコの気道炎(副鼻腔炎)の症状は?

インコの鼻水

鼻水  くしゃみ  涙目  目や鼻に炎症。結膜が赤くなる  呼吸が速くなる  止まり木などに目や鼻をこすりつける  鼻孔周囲の汚れや脱羽  鼻孔周囲の陥没  あくびを頻繁にする  呼吸時に濁音がする  クチバシの色が悪い

鼻炎、副鼻腔炎…軽度なものは鼻水やくしゃみ、重度になると鼻が閉塞したり副鼻腔に膿がたまって目が腫れてきたりします。また、下部呼吸器に進行して肺炎や気嚢炎を発症すると、命に関わる呼吸器障害を起こします。
引用元:動物病院奈良

気道炎の初期症状は、くしゃみや水溶性の鼻水が出たりします。

涙目になり、結膜や瞬膜に炎症が出ることもあります。

目や鼻の炎症が進むと、鼻孔周囲に汚れ・腫れ・脱羽が起こり、症状の進行に従って目が開かなくなることもあります。

呼吸が早くなり、呼吸に合わせて尾を上下するようになります(テイルホビング)

鼻水をそのまま放っておくと鼻水が膿のようになり、鼻孔を塞いでしまいます。

目と鼻の周囲の皮膚に炎症が及ぶと、鳥がかゆがるようになって、止まり木に目や鼻をこすりつけたりします。

この摩擦から結膜炎が起こったり、細菌が感染すると角膜炎に進行することもあります。

食欲が落ちると痩せていき、重症化するとズーズーなどの濁音の呼吸音がするようになります。

口の中に粘液がたまり、餌がくっついたままになっていたりします。

喉から気管まで粘液が回ると気管が細くなり、この状態では普通に保定をしただけでも呼吸困難を起こして死亡する場合があるので 保定する時にも細心の注意が必要です。

気道炎が慢性化すると完治が難しくなるので、早期発見早期治療が必要です。

インコの気道炎(副鼻腔炎)の治療法は?

インコの鼻水

まずは「保温」です。

基本的には膨羽がおさまる程度の保温をかけるのがいいですが インコの呼吸が速い場合はうまく体温調節ができなくて危険なことがあるため、温度の高すぎが仇になる場合がなきにしもあらずです。

また、温度を32℃まで上げてしまうと脱水症状に陥ることもあります。

このあたりは飼い主さんの観察と裁量次第であり、一概に「これ!」と断言しづらいですが、呼吸が速かったり開口呼吸をしている場合は細心の注意を払って、その鳥の状態をつぶさに観察しながら温度調節しつつ、急いで動物病院を受診してください。

病院では状況に応じて抗生剤やビタミン剤などの投与、鼻孔がふさがっている場合は塞いでいる膿などを除去し、点眼・点鼻・ネブライザーを使って治療します。

 

原因は何であれ、気道炎は再発しやすい病気なので、しっかりと完治させることが重要です。




インコの気道炎(副鼻腔炎)の予防方法は?

インコの鼻水

気道炎の予防は免疫力の強化がキモです。うちの子の体質や弱点を把握し、適切に対策して、未然に病気を防ぎましょう。

寒暖や気圧の差が大きい時は要注意!

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寒暖差が大きい時や、気圧の変化に気を付けましょう。

人間と同様に、鳥もこれらのアップダウンが激しい時には体調を崩します。

寒さ対策を怠ったり万全ではなかったときにも気道炎を発症しやすいです。

鳥の周辺の空気の汚れに気を付ける

インコの鼻水

空気が悪くても気道炎を発症します。

特に喫煙者がいる家庭では、たばこの煙を含んだ空気が行かない場所にケージを設置してください。

タバコの煙は毒物なので当然ですが、それ以外でも室内の空気がよどんでいて悪かったり 空気中の浮遊物(真菌、つまりカビなど)に対しても注意が必要です。

特に虚弱体質な子に対しては、 アクリルケージケースへの入れっぱなしをできるだけ避けること、 室内に空気清浄機を設置すること…などの工夫をすることをおすすめします。

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栄養不足(ビタミンA)で感染症にかかりやすくなる

インコの鼻水

さらに気道炎はビタミンA不足でも起こります。

サプリメントを与えていなかったり野菜などの副食を十分に与えていないシード食の鳥は慢性的なビタミンA不足です。

ビタミンA不足は感染症にかかりやすくなりますので、ネクトンSと副食の野菜をきちんと与えるとか、思い切ってペレットに切り替えるなどの方法がおすすめです。

バランスの良い食生活をさせないとインコの免疫力が落ちますし気道炎も発症しやすくなりますので、日ごろから餌の栄養バランスに気を配ることも有効な予防法です。

気道炎の原因によってはうつる!多頭飼育していたら隔離する

インコの鼻水

多頭飼育している場合、気道炎の原因によっては 他の鳥にうつることがありますので、すぐに隔離してください。

副鼻腔炎の予防は、ビタミンやミネラルを適切に与えたうえで生の野菜も与えたり、窓ガラスを開けて日光浴をさせたり、毎日掃除したケージで換気を良くして飼育することです。また過度な発情や産卵は高脂血症やストレスから色々な病気を起こしやすくします。生活環境を工夫して 病気を予防してあげましょう。
引用元:菜の花動物病院

気道炎に限らず、どんな病気も症状が軽いうちに治療を始めることが最も大切です。

保温だけの自然治癒は無理なケースが多いので、鳥を診られる動物病院の早めの受診をおすすめします。




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子どもの頃に実家にいたオカメインコとの出会いからすでに40年超。未だ彼らへの愛と興味が尽きず「オカメインコ愛好家」の立ち位置から情報発信するyamaki がこのブログの中の人です。
 
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