オカメインコはインコじゃないんですよ。オウムの最小種なんです。
動物にはその種独特の性質や好きな行動、定番パターンなどがありますが、鳥類もまた然りで、インコやオウムにはこんな習性もある、ということを知った上で飼わないと、飼い始めてから
・・・ということも少なくありません。
インコフリークには常識であっても インコをよく知らない人には
・・・となってしまう習性や癖もありますので、今回はインコの習性あるある!を8パターン挙げてみます。
インコ・オウムはカップルで一緒にいるのが大好き
インコは群れで暮らしていますが、それぞれが恋人を作ってカップルになり、その複数のカップルがまとまってひとつの群れを作るパターンが多いです。
一羽でいるとつい不安になり、飼い主さんに向かって大声で呼び鳴きし、
・・・とアピールしてくることも珍しくありません。
1羽飼いの場合の多くは、インコの恋人は飼い主です。犬は人に恋をしませんが、鳥は人に恋します。
独りぼっちなのでこれも致し方ないのですが、鳥との関係で あまりにもべったりすぎる蜜月状態をキープし続けると、その子が成鳥になったときに過発情の問題もでてきます。
飼い主さんの「かわいすぎる!」という感情はすごくよくわかるのですが、後々のためにも放鳥時は手に乗せたり肩に乗せたりする程度で、鳥の体を直接撫でたり触ったりはほどほどにしておきましょう。
インコ・オウムは規則的な生活を送る生きもの
インコは朝起きる⇒食事⇒遊ぶ⇒のんびりする⇒遊ぶ⇒食事⇒就寝・・・のように、毎日規則的な生活をすることを基本的に好みます。
毎日が同じパターンの繰り返しでも、それに飽きることはありません。
なので、鳥の一定の生活パターンを維持できるように、鳥が人に合わせて生活が不規則になることはできるだけ避けるようにしたほうがいいですね。
バイオリズムは崩さないように気をつけたほうが、健康を維持できます。
インコ・オウムは大声で叫ぶことがある
インコ・オウムは 時々びっくりするくらい、大声でアピールしてくることがあります。
残念ながら、それが飼い主がインコ・オウムを手放す理由のひとつになってしまっています。
どうしてもインコの声で困るときには、防音ケージを利用するのもひとつの手ですが、

ただし、いくら飼い主にとって防音ケージが
・・・などと便利で重宝であるとしても、常時利用しているのはよくありません。
言うまでもないですが、生き物ですから換気は不可欠ですし、入れっぱなしにしていたら気管系をやられてしまう可能性もありますよ。
季節にもよりますが できるだけ鳥がいる環境にフレッシュな空気を入れ替えて、通気の良い場所に鳥かごを置いてあげないといけません。密閉空間に閉じ込めっぱなしではかわいそうです。
アクリルケージは大変便利ですが、そこに鳥を入れっぱなしにすることはやめたほうがいいですね。
一時的な防音・防塵や、体調を崩したときの看護ケースとしての使い方が アクリルケージの使い方の理想です。
インコ・オウムは脱走犯。ケージの扉を開けるの大得意
ケージの入り口を開けるくらいのことは、簡単に覚えてしまう種類もいます。
逃げようとしているばかりではなくて、外に出て遊びたいだけのこともありますが^^;
インコは好奇心が旺盛なので、ナスカンなどで入口をロックしないと
・・・ということもあります。
うちのケージ組のオカメたちは 扉をプラスチック製の目玉クリップや洗濯ばさみでロックしています。
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インコ・オウムはかじるのが大好き。おもちゃも大好き
インコは特にかじるタイプのおもちゃが大好きです。
そのためにおもちゃの消耗度が激しく、度々買い替えということも普通にあります。
フィンチ(文鳥のようなくちばしタイプの鳥)とは違い、インコ・オウムはデストロイヤーであることを新飼い主さんは心に留めておいてください。
鳥が噛んでも害がないもので、カミカミを楽しめて、ケージ内に置いておく場合は(オカメインコの場合は特に)スペースを取らないおもちゃが理想的です。
おもちゃもいつも与えっぱなしだと飽きるので、放鳥したときや時間を決めてのお楽しみにするのもいいですよ。
うちはかじりーずシリーズを愛用しています。あっという間にボロボロですが(汗)
『高い場所にいる方がえらいんだぞ!』
インコは高い場所が大好き。
これは「被捕食者」の立場である小鳥たちの悲しい性でもありますが、そもそも鳥は人の目線よりも高いところが落ち着くんですね。
そして、どうも高い場所にいる方がえらいと思い込んでいる節があります←鳥に聞いてみないとわからないけど、そんな感じがします。
インコ・オウムは棚や机の上から物を落とす
高いところに物を置くと、放鳥時に近づいて行って 次々と上から落としていくことがあります。
どういう意味があるのかはわかりませんが、うちの連中もよくやってますよ。自分で落としておいて「バタン!」なんて音が出ると、ビビッて逃走します。
ビビるのわかってるんだから、落とすなよ ・・・ていうか、置かなきゃいいのか^^;
インコ・オウムはどうでもいい言葉ばかり覚える。覚えてほしい言葉は、あまり覚えられない場合もある
突撃ラッパ+号令の「突撃っ!」「かわいーよ」を連発しています↑↑↑ 飼い主以外には通じないですけど。
「かわいーよ」の連発が始まった時点で、どうやら私は日常的に鳥たちに「かわいいよ」と言っていたらしい…ということに気づきました。自分では全然意識しないで口にしているので、うちの子が覚えるまで気づかなかったですねぇ。
突撃ラッパと「とちゅげきっ!」の号令は、うちの旦那が口笛とかでおもしろがって教えたら思惑通り覚えたんですけど、これは第三者には飼い主が説明しないと、何を言ってるんだかわかんないですよね。単なる飼い主の自己満ですw
うちのオカメ戦隊は戦闘能力はゼロですが、気合を入れるための突撃号令だけは掛けられます(笑)
おしゃべりができるから、インコ・オウム飼育の醍醐味は鳥との言葉のコミュニケーション、という人もいますね。
でも覚えてほしいと思う言葉は、意外と覚えてくれないものなんですよね。
どうでもいい人の言葉や掛け声、例えば
・・・などは、意図しないところで勝手に覚えられてしまうことがよくあります。これもめっちゃかわいいですけどね。
そういえば、うちにも携帯の着信音を覚えた子がいたな。すごく似てるんですよ。人の言葉より機械音の方が覚えやすいのかも。
禁句をしゃべる(下ネタ系w)インコに困った(>_<)というネットのQ&Aを見たことがありますけど・・・飼い主が使わなければ覚えないんじゃね(笑)
成長段階によっては鳥たちにも反抗期もありますし、言うことを聞かなかったり逆ギレしたりとか、小鳥との暮らしは人間の子育てとまったく同じです。
おしゃべりや歌を教えることにしても なかなか思う通りにはいかないものです。そんなときでも「なんでできないの?」ではなくて「そういうものだ」と割り切ることが大切ですよ。

基本的に相手への無理強いはダメです。歌もおしゃべりも、鳥と飼い主がいっしょに楽しむことが一番大切です。
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