遺品整理の進め方!自分でやる時の4つの手順となかなか進まない理由
- STEP1【遺族の仕事】貴重品を探しだす。現金、預金通帳、有価証券、保険証券、権利証、印鑑、宝石、貴金属、その他 価値が高いもの
- STEP2【遺族+業者の仕事】不用品回収業者やリサイクルショップ・買取業者に依頼して、買い取れるものはすべて買い取ってもらう
- STEP3【遺族の仕事】家庭で捨てられるごみを出す。4大家電(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)の有料処分。粗大ごみの処分
- STEP4【さらに必要な場合は】まだ捨てるものが残っているなら 産廃業者を依頼して残ったごみを処分してもらう。
遺品整理を自分たち身内だけで団結して進めていく時、人件費はタダですが、最後の難関ともいえるのが 大型家具などの粗大ゴミ廃棄やリサイクル家電の処理です。
一人暮らしワンルームの遺品整理の場合でも、粗大ごみやリサイクル家電の料金だけでおおむね25,000円前後かかります。※2022年現在
それらを運び出すために軽トラや車を借りて来たり、運転手を頼んだり。
リサイクル家電を業者に頼んで運んで行ってもらう場合は、ここに運搬代が加算されます。
一人暮らしのワンルームですらこれだけかかるのです。
規模にもよりますが一軒家やマンションなら、さらに多量のゴミ処分と、それに伴う大きな出費が考えられます。
遺品整理業者に依頼すると、一般的な目安では一人暮らしのワンルームで4万~8万円くらいの費用がかかります。
両者を比較してみて、どちらがお得だと考えるか?
- 比較的費用が少なくてすむ
- 時間がかかる
- 肉体労働ややるべきこと・手間が多く、精神的・体力的にしんどい
- 1日で終わる。時間がかからない。
- 自分たちは指示するだけ。何もしなくてもOK
- 買い取りもしてくれる…自分で売りに行かなくてもいいので手間が省ける
- 買取代金が高くなれば 結果、遺品整理料金が安くなる
- 作業の依頼に それなりの費用がかかる
確かに自分たちのマンパワーを最大限に利用し、手間と時間をかけて遺品整理すれば 費用は安くて済みます。
しかし、それに引き換える精神的・肉体的疲労は計り知れません(特に中高年には厳しい・汗)

遺品整理が進まない人の2つの共通点と対処法
遺品整理に立ち往生してしまう、あるあるな共通点は2つあります。
購入時の値段を考えると処分できない
物は買うときはいいお値段がするものですが、それを売る(または買い取ってもらう)段階になると二束三文だな…と思うことがほとんどだと思います。
タンスの肥やしになっている着物などは、高値が付きにくいモノの代表格です。桐のタンスや毛皮のコートも然り。
購入時の値段を気にしすぎると遺品整理が進みません。
ここはきっぱりと気持ちを割り切って、物への執着を少しずつ減らしながら遺品整理に臨む(=手放していく)のが正解です。
あの世まで持っていくものはひとつもないはずです。
「とりあえず」しまっておくが間違い
遺品整理・生前整理・断捨離に「とりあえず」は禁句です。それでは一生片付きません。
捨てられない気持ちはわかりますが、遺品は数点を厳選して残して、そのほかは手放していくのがいいです。
モノに執着し過ぎると、あなたが故人になった時に、家族が負担を強いられます。
遺族が背負う「処分」という名の重い負担です。
遺品整理を自分でやるのが難航しそうだなと思ったら、まずは遺品整理業者に見積もりを依頼しましょう。
【見積もり】と【時間+労力】を天秤にかけて、プロに依頼するかどうか決めるのが正解です。
遺品の量と質によっては不用品回収業者を依頼するのがおすすめ
買取対象になりそうな遺品が少ない場合や、廃棄する量が多い場合は、遺品整理業者ではなく、不用品回収業者を依頼した方が安上がりな場合が多いです。
手に負えないようなゴミ屋敷であれば、ゴミ屋敷片付け業者がいいかもしれません。
業者を決める前に、遺品をよく吟味して、負担が軽く済む方法を選ぶのがいいでしょう。
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