hspは恋愛できないか恋愛依存症の両極化傾向!あなたはどっち?
hspとは「HighlySensitivePerson」の略。
かなりハイレベルで繊細な気質の人を指し、5人に1人はhspであると言われていますから、他人事ではないですね。
hspは病気ではありません。こうした生まれ持っての気質は日常生活を送るうえでかなり生きづらさを感じる事が多く、不安障害やパニック障害を誘発することもあります。
しかし、これらの「○○障害」は病院で治療ができますが、hspは病気ではないため、身体や精神に顕著な症状が現れない限り医学的な治療はなく、

hspは自分の心と対話して苦手を克服するのが一般的
hspはパートナー次第で、恋愛が困難な場合があります。
hspだと恋愛はできないか?というとそんなことはありませんが、やはりそれ相応の意識を持たないと難しい面がたくさんあります。
hspは「恋愛できない」か「恋愛依存症」の両極端傾向がある
hspは恋愛ができない…というわけでもなく、大恋愛している方もたくさんいます。
ですが、もし人口の5人に1人が独身といった状態であれば、どんどん次の世代が少なくなり、国の将来も危うくなるはず。まあ現代日本では、hspだけでなく経済面や仕事などさまざまな理由により、それに近い状態となってはいますが。
hspはなぜ恋愛ができないのか。

相手への気遣いで疲れやすいから。他の人以上に力を発揮したり、精神をすり減らしてエネルギーを消耗してしまうことが多い。
相手からの発言の1つ1つを深く受け止めてしまうことや、音とか光に敏感であるなどの症状もマイナス要素に加わります。
敏感でない人たちよりもずっと疲れやすい要素を抱えているため、恋愛は苦手!恋愛は疲れる…と思っている繊細さんは多く、恋愛なんてもう要らん…といったネガティブ思考に陥っていくわけです。
hspだから恋愛ができないわけではないものの、得意か?と訊かれたら苦手な部類でしょう。
今は女性の社会進出が当たり前の時代で、自立し働いていれば「別に恋愛しなくていいや」となるのも自然な流れです。

逆に、hspには恋愛依存症の人もたくさんいます。
他人の言動に対して心が影響を受けやすいhspは、とにかく相手の気持ちに共感して影響されてしまうので、相手の感情を自分のものとして考え、付き合う行為自体に執着してしまうことも多いです。
恋愛依存症は相手にとっては重く、自分は恋愛をしたくても、相手から別れ話を切り出されてしまうこともあります。
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hspが恋愛苦手を克服するための3つのポイント
恋愛なんて疲れるからしたくないと思っても、疲れ切る前は誰しもが「すてきな恋愛をしてみたい」と思っていたはず。
hspだからと恋愛を遠ざけるなんてもったいないことです。
恋愛依存症も恋愛苦手意識も、克服するためのポイントは共通しています。
自分自身がhsp気質を理解すること

まずは自身の気質を理解すること
客観的に見て、自身の恋愛傾向を把握できれば、ネガティブな思考の癖はある程度はセーブできるかもしれません。
とはいえ、持って生まれた気質を変えるのは大変。hspな自分も当たり前の自分。それならそれを受け入れてくれるパートナーを選べばいいのです。
自分から束縛してくるパートナーもいれば、逆に束縛を愛と感じて喜んでくれる人もいます。
hspには一人時間が超大切!
これはhspでなくても共通ですが、特に繊細さんはその想いが顕著です。
それならたった一人になれる時間を意識して作りましょう。

結婚しても一人時間を意識的に作るのは、hspには大切
あなたと同じくらい一人時間も大切…を、パートナーに伝えてみてください。
hspの気質を理解するパートナーを選ぶ
ひとり時間のことを含めて、hspの気質についても、パートナーに説明しておきましょう。
説明が難しかったら本や漫画で紹介するのもいいですね。

hspの気質を理解した上であなたを選んでくれるパートナーがいちばんいいということ。
どんな気質を持っているのか?
こういう時にはどう対処すれば良いのか?
これらを知っておいてもらえば、パートナーの関わりがさらに楽になるでしょう。
ちなみに、自分が非hspでパートナーがhspの場合は、
hspではないからわからない部分が多いが、投げ出すことなく寄り添う。
hspが恋愛できないわけではない。恋愛を楽しんでいる方はたくさんいること、知っておいてください。


hspの恋愛は穏やかなパートナーと未来のプランを立てればうまくいく
hsp気質の方がうまく恋愛をしていくための秘訣は、下記の3つです。
hsp気質を理解してくれる人、穏やかな性格の人を選ぶ
ひとりだけの時間を必ず確保する、そして相手にもその必要性を理解してもらう
自分のhsp気質を深く理解し、未来のプランを立てていく敏感で繊細な気質は、他の人にとって想像するのが難しく、理解してもらいにくい傾向があるからです。こういったことから、パートナーにhsp気質を理解してもらうことは何よりも大切です。また、感情起伏が激しい方や、人を傷つける言葉・態度をあらわす人はhsp気質の方にとってかなり疲弊するタイプですので、そういった特徴のあるパートナーは避けたほうがいいかもしれません。
hsp気質の方は、五感を休めてクールダウンするために「ひとりになる時間」が必要です。恋愛中に同棲をしたり、結婚をして同居することになったら、相手に「ひとりの時間」の必要性を理解してもらい、それをしっかりと確保していくことが円滑な恋愛/パートナー関係を継続させるカギとなります。
恋愛関係のある相手に気質を理解してもらうには、まず、ご自身がhsp気質であるために苦手なことや必要なことを上手く説明できるようになるのが大事です。また、内向的な一面と、探求心や好奇心の高い一面との間で揺れている方が多いですので、ご自身が心身ともにアップダウンがあることを理解した上で、恋人とのデートの予定やパートナーとの未来のプランを立てていくことが大切です。
引用元:うららか相談室
HSP気質を相談できる鑑定師・カウンセラー3選
HSP気質は生まれつきのもの。病気ではありませんので、病院での治療はありません。
そのため「治療」ではなく、HSPが引き起こす症状を改善して、自分の気質との付き合い方に折り合いをつけていくことが対処法です。
ただし、まれに精神疾患の初期症状としてHSP的症状が現れていることもあります。
まずはメンタルクリニックを受診して不安障害や睡眠障害が見られる場合は薬物療法をする場合がありますが、それ以外は精神療法(カウンセリング)で行います。
心理カウンセリングでは困っていることを伝え、どうすればもっと生きやすくなるのかを一緒に考えていきます。
HSPの特性を理解して、音や光などの刺激をうまく和らげるよう、耳栓やサングラスなどの小道具を活用しながら刺激を緩和する工夫をしていきます。
HSPは神経が過敏なことから疲れやすいので「疲れたら休む」ではなく「疲れる前に休む」を心がけるようにすることも大切です。
カウンセリングではカウンセラーとの対話を通して、他人と上手に距離を取る方法や、他人の感情を自分に結びつけやすい思考のくせを見直していきます。
時間がかかりますが「急がば回れ」…心の問題を改善していくのはたやすいことではありませんから、一歩ずつ着実に進んでいくこと、続けていくことが重要です。