hspの考えすぎて眠れない・気疲れ・気にしすぎが楽になる方法5選
40代男性 私が苦手なのは大人数のワイワイした飲み会です。例え自分が得意な話題になったとしても、その話題に入れない他の人を置き去りにしてしまうかもしれない、最初に話題を出した人よりも注目を浴びてはいけないという気持ちが先に立ってしまいます。結果、話せる話題にも相槌を打つ程度しか参加できず「今日大人しかったけど楽しんでた?」と言われてしまいます。それはそれで聞いてくれた相手に気を遣わせてしまったと感じて疲れます。たまに勇気を出して多めに発言しても「あの時喋りすぎたけど 相手は合わせてくれてただけで 本当は引いてたんじゃないか?余計なことを言ったのではないか」といろいろ気にしすぎて家に帰ってから一人反省会になってしまいます。
20代女性 一つのことに対していつまでも悩んでしまったり考えすぎて眠れないのがつらいです。例えば普通の人なら「ラッキー」と思うことでも、私は「何か裏があるんじゃないか」など考えてしまいます。会話をしていて相手が言った何気ない一言でも深く考えすぎてしまい、私の言動が相手の気に障ったかなど深読みしてしまうのです。そのあとやっぱりこうすればよかったかな、ああすればよかったかななど 終わったことをずっと考えてしまい、最期は一人で考えすぎてイライラして落ち込みます。次は前みたいにならないようにいろいろなことを考えて、相手にどう伝えればいいか考えるのですが、その思考が役に立ったことはあまりありません。
30代女性 家族や知人に何か贈り物をしなければならない時。相手に喜んでもらえるだろうかと気にしすぎて長時間商品について検索したり、お店に足を運んでは悩んだり吟味して吟味して購入します。相手に渡すまでに日数があったりすると『実はつまらないものなんじゃないか』『いらないものを渡されたと思われるんじゃないか』等と考えすぎてしまい、また別のプレゼントを探してしまったり購入してしまったりします。お土産もそうで、普通の人なら旅行先の名物や特産品を1つ渡したりするのでしょうが、相手1人に対して何個も購入したり、道中で都度購入してしまうので 旅行先は結局どこなんだと言われることも…。周りからは気前のいい人と思われるんでしょうが、相手の気持ちを考えようとするあまり強迫観念にさいなまれることがつらいです。
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hspの考えすぎて眠れない・気疲れ・気にしすぎの対処法
【割り切る】hspの気質は「そういうものだ」
20代女性 hspはどうしても気質なので変わったり治ったりすることはありませんから「そういうものだ」と割り切ることも大切です。これだけでもかなりもやもやした気持ちが吹っ切れます。
【傾聴】ひたすら話を聴いてもらう
20代女性 私は周りのいろんな人にひたすら話を聞いてもらっています。誰にどんな相談をしても「考えすぎだよ」と返されてしまうことが多いのですが、自分の中だけでとどめておくのと、誰かに聞いてもらうだけでも心の負担が全然違うので、聞いてもらうようにしています。傾聴はhspに理解のある人がいてくれないと成立しない対処法なのですが、自分の気持ちを吐き出すだけでもだいぶ心が軽くなります。
20代女性 いつも人から言われた言葉、起こった出来事に対して深刻に捉えすぎてしまうので、そういう時は心を許せる家族や恋人にひたすら話を聴いてもらうことにしています。自分の中だけに収めていると不安がだんだん大きくなって、いらないことばかり先読みをしてしまい、結果すごく心が疲れて疑心暗鬼になってしまうので。直接顔を見ながら話せると相手の反応も見ることができるので、すごく安心した気持ちになれます。
【アドバイス】ほかの人の意見をもらう
30代女性 夫や妹にいろいろと話すことで自分の気持ちを整理したり 違うアドバイスをもらえたりするので、家族や身内に意見を聞くことが多いです。
20代女性 一度誰かに話して(モヤモヤを外に吐き出して)から、他人の客観的な意見を聞くことで、普通の人(非hsp)の捉え方を理解します。その意見を聞いて「あ、自分は考えすぎだったかもしれない。変な捉え方をしてしまった。」と考えるきっかけがもらえます。
【気をそらす】一度「考える」から離れてみる
20代女性 夢中になれるものを見つけることが効果的です。私の場合は頭の中が混乱してきたら オンラインゲームに逃げるようにしています。考える暇をつくらないようにゲームをして気を紛らわせると少し心が楽になります。温泉や旅行に定期的に行ってリフレッシュして気持ちを切り替えることもあり、効果はあります。
30代女性 一つのことを考え始めると深読みしすぎて考え方が凝り固まってしまい、辛くなってしまうので何も考えなくて良いように趣味のネイルをしたり、ご飯や洗濯等の家事をしたり、子供と思う存分遊んたりしています。体を動かしたり頭を使わなくて良いようなことをすることで、そのことから一時的に離れることができるので、悩んで気持ちが下向きになり過ぎるのを防げているように思います。
30代女性 様々なことについて深く物事を考えすぎたりいつまでもそのことで頭の中が支配されて憂鬱になって疲れるのですが、だいたいマイナスな方向にイメージして「こうなったらどうしよう」などとクヨクヨと余計な方に考えが及んでしまうので、気分転換になるような自分が他に好きなことをしたりして気持ちを紛らわします。好きなアーティストの音楽を聴いたり読書をして他のことに集中して 疲れたらぼーっとしたりして何も考えないようにして頭を休めたりしています。
30代女性 好きなお菓子や好物の物を食べたりしてストレスを発散させると少し気持ちが落ち着くような感じがします。
【時が全てを解決する】考え込む時間帯を選ぶ。時間をずらしてやり過ごす
30代女性 朝や昼よりも夜の方がその傾向が強い気がするので、いろいろ考える時間帯は昼間や夕方だけにしています。朝起きた時に考えるのも、その日1日を左右気がして気が滅入る可能性もあるので避けています。
30代女性 気持ちが落ちてしまうときはいつも気をそらす何かをしているのですが、時間がたつと立ち直り元気になってることが多いです。
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hspとうまく付き合う方法
まわりからの刺激を弱められるように生活環境を整える…電球の光を少し弱くしたり、やさしい色合いの電球を選んでみることも1つの方法です。また、人混みや騒音の大きい場所を避けるようにしたり、大勢での食事や飲み会などを断ることも自分を守ることにつながります。
疲れきってしまう前に身体を休める…職場で「疲れたな」と感じたら、休憩室や静かな場所で少し目を閉じて休息をとるなどして、外からの刺激を意識的に断つ時間をつくることが大切です。家の中で過ごしているのであれば、電気を消して静かに過ごす時間をつくるのも良いです。
日々の生活習慣を整える…自分の身体のコンディションを整えておくためにも、食事や睡眠には十分に気をつけていきましょう。野菜やフルーツなどを食事に積極的に取り入れる、安定した睡眠時間を確保するなど。
引用元:うららか相談室
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hsp気質を相談できる鑑定師・カウンセラー3選
hsp気質は生まれつきのもの。病気ではありませんので、病院での治療はありません。
そのため「治療」ではなく、hspが引き起こす症状を改善して、自分の気質との付き合い方に折り合いをつけていくことが対処法です。
ただし、まれに精神疾患の初期症状としてhsp的症状が現れていることもあります。
まずはメンタルクリニックを受診して不安障害や睡眠障害が見られる場合は薬物療法をする場合がありますが、それ以外は精神療法(カウンセリング)で行います。
心理カウンセリングでは困っていることを伝え、どうすればもっと生きやすくなるのかを一緒に考えていきます。
hspの特性を理解して、音や光などの刺激をうまく和らげるよう、耳栓やサングラスなどの小道具を活用しながら刺激を緩和する工夫をしていきます。
hspは神経が過敏なことから疲れやすいので「疲れたら休む」ではなく「疲れる前に休む」を心がけるようにすることも大切です。
カウンセリングではカウンセラーとの対話を通して、他人と上手に距離を取る方法や、他人の感情を自分に結びつけやすい思考のくせを見直していきます。
時間がかかりますが「急がば回れ」…心の問題を改善していくのはたやすいことではありませんから、一歩ずつ着実に進んでいくこと、続けていくことが重要です。