東松山少年暴行死事件の裁判員裁判

東松山少年暴行死事件

8/21 東松山少年暴行死事件・初公判


 
2016年8月、埼玉県東松山市の都幾川(ときがわ)河川敷で 埼玉県吉見町の井上翼(いのうえつばさ・当時16歳)さんが遺体で見つかった事件の初公判が さいたま地裁でありました。

傷害致死罪に問われた少年(17歳)の裁判員裁判です。

容疑について被告は「間違いありません」と起訴内容を認めています。
 
 
この事件では少年5人が傷害致死の非行内容でさいたま家裁に送致されています。

今回の裁判の被告以外の少年たちの処分はすでに確定していて、もう一人の18歳の少年は7月に懲役6~9年の不定期刑が確定しています。

他の3人は少年院送致の保護処分となりました。
 
 
起訴状などによると、被告は昨年8月22日、井上翼さんがうそをついて遊びの誘いを断ったことに腹を立て、他の少年4人と共謀して 都幾川河川敷などで井上さんの顔や胸を殴る蹴るなどして意識がはっきりしない状態にした後、川にあおむけに沈めて溺死させたとされています。

検察の冒頭陳述
暴行は執拗かつ強烈で、死亡する危険性が高い悪質なものだった。

被害者を5人がかりで一方的に暴行し、死亡という重大な結果を生じさせた。
 
少年の役割は主導的で犯行に至る経緯にくむべき事情はない

弁護側
被告が被害者を川に沈めたのは、暴行で失った意識を戻すため。
 
(犯行の背景には)被告の育った家庭環境や(主に若年で発症する)1型糖尿病が影響していることから、少年院送致の保護処分が相当

8/22 東松山市少年暴行死事件から今日で1年


  
 

8/22 主犯格の18歳少年が法廷で証言

当時16歳の井上翼さんが河川敷で知人の少年ら4人から殴る蹴るの暴行を加えられて死亡したことに対し、事件に関わった17歳の少年の8月22日の法廷で、実刑が確定しているリーダー格の18歳少年が証人として出廷しました。

リーダー格の18歳少年
被告が被害者の口に石を入れて殴ったり 骨折させようとしていた。
 
翼さんが意識を失った段階で、救急車を呼ぶこともできた。
 
止められる立場として自分に一番責任がある。

意識を失った井上さんの顔を水に沈めたとされる行為について

被告
(翼さんと遺族に)謝罪の気持ちでいっぱい。
 
「水でなにかしたかな」ということくらいしか思い出せない。
 
暴行していたときテンションが上がっていた。
 
今、考えると自分の行為が暴行を加えた5人の中で一番、井上さんを苦しめたと思っている。

8/24 東松山暴行死・少年に不定期刑を求刑

検察側は「被害者を死亡させた結果は重大」などとして懲役6年以上10年以下の不定期刑を求刑しました。

判決は8月28日に言い渡されます。

8/28 少年に懲役5年6月~9年

裁判員裁判判決公判がさいたま地裁で開かれ、佐々木直人裁判長は懲役5年6月以上9年以下(求刑懲役6年以上10年以下)の不定期刑判決を言い渡しました。
 

 
 
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