墓じまいトラブルに遺骨メンテと相続が絡んだ体験談【費用650万】
50代男性 2023年4月から7月にかけて、私は墓じまいを行いました。
永代供養墓(東京都港区内の寺院墓地)に移転した墓じまいの費用は約 650万円です。
旧墓地でかかった費用
墓石撤去費用…350,000円
魂抜きの費用…50,000円
離檀料…200,000円
新しい納骨先でかかった費用
墓地の永代利用費用…2,200,000円
墓石の購入費用…2,560,000円
入檀料…500,000円
閉眼供養…50,000円
遺骨の洗浄・乾燥費用…288,000円
遺骨の運送費用…120,000円
行政の事務手続き費用・その他
受入証明書…0円
埋葬証明書…300円
改葬許可証…0円
交通費…76,000円
宿泊費…86,000円(大人4人)
その他雑費…20,000円
墓じまいを決めたのは遠方でなかなか墓参りに行けないから
墓じまいを決めた理由は、2年前に母が亡くなった際に、実家のある宮城県で納骨したものの、なかなか墓参りにも行けないので
…と父と話していたのがきっかけです。
その父も改葬先を見つけた矢先の2023年4月に亡くなったので、宮城の墓を墓じまいして都内に改葬しました。
私の場合は、母が亡くなった時から墓じまいのために改葬先を探していたので、納得のいく改葬先を見つける事ができました。
大切な人が亡くなったのを機にすぐに改葬しようとしても、納得できる改葬先を見つけるのは難しいので、事前に数年かけて準備したほうが良いと思います。
数年前から準備しておけば、近所の霊園や寺院の募集がある可能性もあります。
思わぬ墓じまいトラブル…父の急逝・骨壺に入ってない分家の遺骨
私は母が亡くなった2021年12月から改葬先を探していたので、父が亡くなった際にその埋葬に合わせて改葬ができました。
しかし改葬先を探している際にはなかなかいい所が見つからず、近所の寺院の永代供養墓やビルにしか見えない納骨堂などの利用も検討していました。
結局、改葬先を見つけるのに14ヶ月かかりましたが、新しい菩提寺となる寺院で契約を済ませて受け入れ証明書をもらい、埋葬許可証明などの書類を集めて改葬許可証を得るまでには10日とかかりませんでした。
しかし、2023年3月末までに書類を揃えたのですが、墓じまいする墓地が宮城県の郊外なので、兄弟との日程がなかなか合いませんでした。
結局、墓地の撤去業者を待ってもらっているうちに父が亡くなり、父の葬儀直後に墓地を撤去してもらいました。
墓の撤去自体は一両日で完了しまいたが、古い墓地には本家と分家があり、本家は墓石も新しく骨壷に入れて埋葬されていたのですが、分家の方には骨壷に入っていいない遺骨も出てきました。
母や比較的新しい骨壷以外の古い遺骨は業者に運んでもらい洗浄及び乾燥などのメンテナンスをしてもらったので、全ての遺骨が新しい菩提寺にそろったのは墓じまいから3週間以上経ってからでした。
結局、手元供養していた母や父の遺骨と合わせて埋葬したのが、7月初旬になってしまいました。
父の遺言×遺産相続が絡んだ争族がらみの墓じまいトラブル
私の場合は、1年以上かかりましたが、宗派や自宅から近距離であることなど、自分達親族が考える条件に適合した改葬先を見つけられました。
彼岸やお盆だけでなく、思い立った時に墓参りや墓の掃除が出来るので良かったと思っていますが、改葬先が見つかって安心したかの様に父が亡くなったので、改葬だけでなく父の葬儀や遺産相続などの問題が併行して絡んできて大変でした。
男3兄弟ですが、長男で都内の大学を卒業した私以外は、地方の大学を卒業し地方で就職していたので、関係が希薄でした。
改葬に関しても「長男の私がやるのが当たり前」と足並みが揃わず、宮城という遠方であることもあり、予定が経たないままに時間ばかりが過ぎていき、父が存命中に改葬出来なかったのが非常に悔やまれます。
…と言った非協力的だった2人の弟ですが、父の遺言の内容が気に入らないとして、
…と言われ、500万円以上の費用を全て自分で払いました。
墓地の撤去工事に関しても、寺院側が気配りしてくれたおかげで撤去自体は本家・分家共にスムーズに終わったのですが…
分家に埋葬されていた骨壷に入らないままに埋葬されていた遺骨には、驚かされると共に、どう処理するかでとても悩まされました。
結局、洗浄・乾燥して一つの8寸骨壷にまとめて埋葬しましたが、まさかの事態で料金の相場も知らず、大変な墓じまいとなりました。
墓じまいサービス業者