八王子スーパーナンペイ殺人事件は今!?未解決事件の詳細と考察

事件

2017.7.22 八王子スーパーナンペイ殺人事件を風化させるな!


 
八王子スーパーナンペイ事件

八王子スーパーナンペイ事件 八王子スーパーナンペイ事件

八王子スーパーナンペイ殺人事件の詳細と考察

八王子スーパーナンペイは防犯・危機意識が希薄だった!?

スーパーナンペイ大和田店の建物は1階が店舗で2階が事務所で、事務所へ上がるには外階段を上がる構造だった。

店の売上金は事務所の金庫に保管するが、レジから引き出しを抜いて、そのまま外階段から2階に上がって金庫にしまうという、防犯意識の薄い 危険な方法をとっていた。

防犯カメラが設置されていたのは1階のみ。

開店から閉店まで 事務所は開けっぱなしで 施錠なし。

金庫は二重ロック式ではあるが、暗証番号を打ち込むのが面倒だったのか、合わせたままにしてあったという。

金庫の中には数日分の売上金数百万円が納めてあるものの、夜になると店員は2人だけ。

そんな防犯意識、危機意識が希薄な八王子のスーパーナンペイ大和田店で、1995年7月30日 その事件は起こった。

八王子スーパーナンペイ殺人事件の流れ

このスーパーの閉店時刻は午後9時だが、正社員は午後5時で退社する。

そのため、午後5時以降にスーパーにいたのは パートの稲垣則子さん(当時47歳)と、高校生アルバイトの矢吹恵さん(当時16歳)の女性二人だけ。

午後6:30 地域の盆踊りがスタートし、太鼓の音はスーパーまで届くほどにぎやかなものだった。

午後7時前に、この日は休みだったもう一人の女子高生アルバイト前田寛美さん(当時17歳)が顔を出す。矢吹恵さんの帰りを待って、近所の盆踊りに一緒に行くつもりだったのだ。

午後8時頃、稲垣則子さんだけがレジの引き出し(売上金)を持って2階の事務所へ。その姿は防犯カメラに残されている。

午後8時30分頃に、店内に、何も買わずにうろついて あたりの様子をうかがっている40~50代の男性が目撃されている。

午後9時になり、矢吹恵さんが売上金を持って 店の2階の事務所へ上がり、稲垣則子さんに渡す。稲垣則子さんはそれを金庫にしまっている。

午後9:15 事務所の電話から稲垣則子さんが友人男性に 電話で迎えに来てほしいと連絡。通話記録から判明しているのでこの時刻は正確である。

また、店の防犯システムが午後9:15に作動した記録が残っているため、三人が事務所を出た後に犯人が彼らを事務所に押し戻した事が推定できる。

午後9:17 たまたま近くの路上で高校生カップルが、スーパーからの5発の銃声を聞いている。

午後9:20~25 稲垣則子さんの友人がスーパーに到着。稲垣則子さんがなかなか出てこないので「稲垣則子さんは約束の小料理屋に先に行ってしまったのだな」と判断。

午後9時45分に友人男性はここを立ち去り、小料理屋に向かう。

ところが小料理屋に稲垣則子さんがいないことを不審に思い、小料理屋の女将をのせて、再びスーパーに向かう。

そこで女将が鍵の開いた事務所に入っているが、女将が声をかけても返答がないため、そのまま車に戻っている。

女将は身長150センチと小柄なため、事務所の奥までが見えていなかったらしい。

最初に女将だけが事務所に行ったのは、女性が着替えをしているかもしれないという配慮からだったという。

午後10時過ぎ、再び女将と知人男性が二人でもう一度事務所へ。そこで惨状を目の当たりにする。
 
 
スポンサーリンク



 
 

八王子スーパーナンペイ殺人事件では5発の銃弾が発射されていた

女子高生二人は粘着テープでそれぞれの右手と左手を縛られ撃たれていた。

稲垣則子さんは縛られていなかったが 2発撃たれて金庫のそばで倒れていた。

金庫にも一発撃ちこまれ、計5発発射。

拳銃は弾丸の線条痕からフィリピン製のスカイヤーズビンガム38口径回転式ピストルと判明。

この拳銃は国内でもヤミで大量に取引されていたため、犯人特定には至らず。

銃の発射角度から犯人の身長は約170センチ、現場に残された靴跡は25~26㎝の運動靴と推定。

ただこの運動靴は流通量が多いので、犯人特定には至っていない。

残された靴跡から、犯人は単独犯だったことがわかっている。

犯人がどんな順番で3人を殺害したのかはわかっていないが、一人だけ縛られていなかった稲垣則子さんを最後に殺害した可能性は低いとみられている。

八王子スーパーナンペイ殺人事件の謎

この事件で謎なのは、犯人が事務所内を物色した形跡がないことである。

金庫には500万円以上の現金があったにもかかわらず、金庫に触れた形跡もない。

店長の机の中には高価な貴金属と金庫の暗証番号のメモがあったにもかかわらず、それらも全く手つかずの状態だった。

金庫を開ける道具を持ち込んだ形跡もなし。

この凶行は何が目的で、こんな残忍な犯行に及んだのかが捜査員が頭をひねるような事件だったのである。

また、犯人は女子高生の手を縛ったときにテープの裏を触っていて指紋とDNAが採取されたが、そこから前科者にはたどり着けなかったという。
 
 
スポンサーリンク



 
 

八王子スーパーナンペイ殺人事件は怨恨の可能性もある!?

調べが進むうちに、稲垣則子さんは何者かに脅迫されていたことが判明した。

ということは 最初から彼女を狙った、怨恨による犯行の可能性もあるのか?

金銭目的なのか怨恨なのか、犯行目的も謎のままであるが、警視庁は強盗殺人容疑の方を濃厚とみて 捜査をしているという。

第一発見者の稲垣則子さんの友人男性は真っ先に取り調べを受けたが、シロとされ釈放。

当時は大きな事件が重なったこともあり、初動捜査にロスが発生している。

捜査本部の設置も事件発生から6時間以上たってからというありさまだったという。

でもそれには一応理由がある。

警視庁捜査員
事件当時はオウム真理教による地下鉄サリン事件や 国松警察庁長官狙撃事件など、世間をゆるがる凶悪事件が連続発生していたから、捜査員が慢性的な不足状態にあった

殺人事件の時効廃止により、事件発生から20年以上が経過する現在でも捜査は続いているが、この事件は未だ解決できずにいる。

警察庁からの捜査特別報奨金300万円+民間団体から300万円の計600万円の懸賞金がかけられているが、未だ犯人検挙に至ってはいない。

そして現場のスーパーナンペイは事件から3年後に閉鎖されて、現在は駐車場になっている。

個人的に思うことは・・・
あれだけの短時間に三人を殺害しているところをみると 外国人、しかもプロが絡んだ犯行のように思えるんですが。

午後9:17に若い男女が5発の銃声を聞いたという時間が正確であるならば、わずか2分でこの犯人は三人を殺害したことになりますし、午後9:20~25に稲垣則子さんを迎えにきた友人男性と鉢合わせすることもなく 犯人は逃走している。

これは拳銃をほとんど扱ったことがない素人にできることではないのでは?

スポンサーリンク


発射された銃弾は4発だった!?

犯人は事務所内で女子高生二人に1発ずつ、稲垣則子さんに向けて2発、金庫に1発の銃弾を発射したとされている。

ところが最後の金庫に向けての1発が、何のために撃たれたのかが実はよくわからない点である。

捜査関係者は金庫への執着を示す1発のように解釈している。

金庫が開かなかったことに対する腹いせに1発撃っているというような解釈だが、これも確たる証拠はない。

それどころか、スーパーナンペイの社長の実弟の専務が大和田店を任されていたのだが、その専務が生前にこう話していたのだ。

専務(故人)
警察の人は「これが弾の当たった跡だ」って説明してくれたんだけど、あの場所は昔、俺がすごく大きいハンマーでぶっ叩いたことがある場所で、傷もその時についたものなんじゃないかって思ったんだけどね。

でも、向こうの人がそうだつて言い張るから、それ以上は言わなかったけどね。

via:真犯人に告ぐ

中村泰(なかむらひろし)が捜査線上に浮上

2003年秋、捜査に行き詰ったスーパーナンペイ事件の容疑者に急浮上したのが、2002年11月に名古屋市内で現金輸送車襲撃事件を起こし、現行犯逮捕されていた中村泰服役囚だった。

当時中村泰は無期懲役の判決を受け、収監されていた。

実は中村泰は、国松警察庁長官狙撃事件の実行犯ではないかと目された人物である。

中村泰(なかむらひろし)国松警察庁長官狙撃事件 犯人説!オウム真理教を壊滅させようとした男の正義とは!?

 
この拳銃強盗犯がスーパーナンペイ事件にも関与しているのではないかと捜査当局が色めき立ったのは、ナンペイ事件で使われた銃弾の線条痕が、中村が関わった大阪厚生信用金庫強盗事件で使った拳銃のそれと酷似していたからだった。

中村は東大理Ⅱ類に進んだ秀才でありながら「国家権力と闘う」反社会性を持った拳銃マニアで、過去にも職務質問した警察官を射殺した前科を持ち、出所後の26年間素性がわからない空白の時間を過ごした謎の人物である。

とはいえ最終的には、一時期はナンペイ事件の犯人ではないかと疑われた中村が事件への関与を全否定したことや、線条痕が「酷似」しているだけで一致したわけではないこと、彼にアリバイがあったことなどから、中村泰はナンペイ事件の犯人ではないという結論に至ったのだった。

そもそも中村泰にとっての反社会性はある種の国家権力に向けられたものであって、無抵抗な女性を簡単に殺してしまう残酷さとは全く違うもの。

その点から見ても、中村泰はナンペイ事件の犯人像とは重ならないのである。
 
 
スポンサーリンク



 
 

八王子スーパーナンペイ事件被害者の稲垣則子さん内通説!?

八王子スーパーナンペイ事件の考察のひとつとして考えられていたのが 稲垣則子さん内通説である。

実は稲垣則子さんが犯人と内通していて事務所に導きいれた人物ではなかったのかという可能性もゼロではないのかもしれない。

三人の中で稲垣則子さんだけが縛られておらず、2発の銃弾を撃ち込まれていることを 警察は「犯人が稲垣則子さんを脅して金庫を開けさせようとしていたからではないか」と考えていた。

でもそれはちょっと違うかもしれない。

なぜなら、金庫の暗証番号のメモも鍵も事務所の責任者の机の中にあり、脅されていた稲垣則子さんが金庫を開けられなかったはずがなかったからだ。

また稲垣則子さんは「ナンペイの金庫は危ない」と常連だった飲み屋でしょっちゅう話していたという。

売上金を金庫に入れているのに、店の責任者(専務)は毎晩飲み歩いて不在だし、夜になると店内にいるのはアルバイトの女・子供だけになる・・・と。

稲垣則子さんがこの事件に内通していなかったにしても、この話を聞いた悪意の第三者が強盗を企てる可能性もゼロではないと思う。

事件の直前に稲垣則子さんが行きつけのスナックのママに「もうすぐ保険金の5000万円がおりる」という話をしていたという情報もあった。

調べてみても稲垣則子さんに支払われる予定の保険金などは存在せず、なぜ彼女がこんな話をしたのかも謎のままである。

中国の大連でナンペイ事件の話をした死刑確定の日本人犯行説や、外国人プロ集団説など、ナンペイ事件の犯人説はいくつかあり、スーパーナンペイ事件は22年経とうとしている現在も未解決、謎に包まれた事件のひとつである。

そしてこの事件も1995年に発生していることから、オウム真理教の地下鉄サリン事件の陰に隠れて、初動捜査が遅れた事件のひとつである。

2017.7.29 スーパーナンペイ事件の捜査特別報奨金を1年間延長

2017.7.30 ナンペイ事件22年!現場に吸い殻 男関与!

ナンペイ事件22年!現場に吸い殻 男関与!DNAを全国に照会

 
 
スポンサーリンク


 



右翼団体幹部ら2人殺人事件