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【ゴミ屋敷のトイレが元凶】特殊清掃費用25万円を大家が支払った話

【ゴミ屋敷のトイレが元凶】特殊清掃費用25万円を大家が支払った話

ゴミ屋敷のトイレ

40代男性 私の知人に借家を数個経営する大家がいます。その借家には家賃の安さから生活保護を受けている方も住んでいます。Aさん(50代男性)も、その生活保護を受けていた住人の一人でした。

Aさんは妻と離婚後、酒浸りでアルコール依存症となって働くことができずに、2年ほど前から生活保護を受けて知人の借家に入居しました。

入居した当初は問題を起こすような住人には思えなかったのですが、1年ほどたった頃、同じ借家の住人から大家に、耳を疑う苦情が入りました。

Aさんの家の近くにティッシュと排泄物が散らかっている!

ゴミ屋敷のトイレ

早速、大家が現場に確認しに行くと、確かにティッシュと干からびた人糞のようなものが砂利の駐車場のあちこちに散らかっていました。

これはとんでもないことだ!と思った大家はAさんの家に行き、直接排泄物について注意し、すぐに片付けるように強く言ったそうです。

しかし、Aさんは覇気のない声で「はい」と返事はするものの反省や謝罪の言葉はなく、いつまでたっても片付けるふうもなく、最後は大家が処分しました。

それ以降も「排泄物が散らかっている!」の苦情が何度も近隣から寄せられていたそうです。

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ゴミ屋敷のトイレ封鎖が野外排泄事件の原因だった

ゴミ屋敷のトイレ

堪忍袋の緒が切れた大家は、Aさんを何とか追い出そうと生活保護課に相談し、職員と一緒にAさんの生活指導に訪問したのです。

しかしAさんは姿を現さず、職員から電話で生活態度の指導をしてもらうことにしました。

その後は職員の注意が功を奏したのか、野外排泄物事件は起こりませんでしたが、しばらくしてから突然職員から電話がありました。

Aさんがまったく電話に出ず、生活保護費も受け取りに来ていないんです。

「家の中で倒れているかもしれない」咄嗟にそう思った大家は合鍵を使って、職員と一緒に玄関のドアを開けてみました。

すると目の前には異様な光景が…ひどい異臭、ゴミの山、あちこちに散らかった排泄物の山。もう一瞬で借家がごみ屋敷になっていることがわかりました。

そんな中、Aさんはビール缶の山のなかに埋もれて倒れていました。職員が声をかけるとなんとか意識はあり、その場で救急搬送されていきました。

ゴミ屋敷のトイレ

Aさんが無事だったことで部屋が事故物件になっていなかったことには安堵したものの、室内はとても素人が手をつけられる状態ではありません。

例の野外排泄事件は、ゴミ屋敷のトイレが使えなくなっていたことから起きていたことがわかりました。

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ゴミ屋敷の原状回復費用を生活保護から出してはもらえず…

ゴミ屋敷のトイレ

大家は生活保護の職員に借家の原状回復を何度もお願いに行きましたが、何もしてもらえませんでした。

ただ「これを現状回復できるのは特殊清掃業者ですよ」と教えてもらい、知り合いの業者を紹介されました。

大家が依頼したのは県内でも数少ない特殊清掃事業者とのことでした。

孤独死や自殺等で床や壁に体液などの汚れが付着したりして強烈な異臭が発生する際に、原状回復をするための特殊技術を用いた幅広い清掃作業まで行います。もちろんゴミ屋敷の汚物やひどいにおいの消臭・除菌なども特殊清掃には含まれています。

特殊であるがゆえに料金は高いのですが、原状回復して次の住人を入居させるには特殊清掃を入れて原状回復を試みるしかありませんでした。

その代償として大家が支払った清掃費用は25万円。「いい教訓になったよ」としぶしぶ納得した様子でしたが、痛い出費だったに違いありません。

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