ボタンインコの飼い主の寄稿です
私はボタンインコ(2歳)を
つがいで飼っています。
事の発端は
ボタンインコのダッシュ噛みでした。
インコが噛む理由に唖然!ボタンインコのダッシュ噛みが愛情表現!?
それ以前には私のボタンインコに
噛み癖は見当たらなかったのですが、
ある日を境にオスのほうに
ダッシュ噛みが始まりました。
放鳥時に噛みちぎって遊ぶだけでなく
ケージに戻った後も新聞を引きちぎって
散らかすようになってきました。
それを見たメスも同調して
2羽での噛みちぎり行動が
始まったのです。
我が家で以前に飼っていたインコにも
多少の噛み癖はありましたが、
これほどひどくはありませんでした。
インコを飼ったことのある人たちに
この話をしてみると
その手もあるか…と思い、
2羽を引き離してみることにしたのは
…との記述が、インコの飼育本にあったからです。
ところが 私のインコの場合は
これに該当していなかったようで、
噛み癖が止む気配が
ありませんでした。
ボタンインコのダッシュ噛みは飼い主への愛情表現のひとつだった
結論から言うと、
ボタンインコのダッシュ噛みは
「飼い主からもっとかまってほしい!」との
インコ側からの愛情表現のサインでした。
飼い主が「!!」となる問題行動をとることで
「ものを破壊すれば飼い主がかまってくれる」方向で
学習してしまったことが原因です。
なぜそれがわかったのか?
それは友人のボタンインコのブリーダーに
相談したことで明らかになりました。
問題行動対策を放置している間にも
噛み癖と破壊行動がエスカレートしてきて、
放鳥時間に少し目を離すだけでも
いろいろ仕出かすようになってきたので、
友人に様子を観察する目的で
我が家まで足を運んでもらったのです。
友人にじっくりとその様子を
見てもらったところ、
彼からこう言われました。
鳥が問題行動をやらかしたら視線の向かい先を観察すると原因がわかる
お恥ずかしい話ですが、
問題行動の理由は
単に「飼い主にかまってほしい!」
その行き着く先が
ダッシュ噛みだったのです。
鳥が何らかの問題行動をおこせば
飼い主やその家族がおどろいて
注目するわけです。
そしてそこから
「飼い主がこっち向いてるよ!」
「おおっ!これはかまってもらえるかもしれないなあ」
…などと、インコが悪い方向へ学習する、
典型的な悪循環パターンでした。
人間からすると、
インコが悪さをすれば
「問題行動は困る!」との
迷惑千万な認識を持つだけで、
そこから「インコと遊んであげたい」に向くことは
まずあるはずがありませんが、
インコはそうは思わないわけです。
私は在宅ワークのフリーランスなので
自由になる時間が多く
インコと遊んであげることはできるのですが、
問題行動が起こり始めた当時は
仕事の量が3倍になったころで
鳥の世話はするものの
最低限のことしかしていませんでした。
それを第三者である友人に
いともたやすく見透かされたわけですから
「自分に原因があったのか…」と猛省。
そんな友人の言葉通り
「鳥に向かい合う時間」を増やしていったことで、
ゼロになったわけではありませんが、
気になるレベルの噛み癖やいたずらは
少しずつ減っていきました。
インコの気持ちの複雑さはヒトの想像を超えている!
こういう状態を放置しておくと
インコ側の心理状態は
…という方向に
マインドが変化するらしいです。
噛み癖ではありませんが、もうひとつ、
友人からアドバイスされたことがあります。
…と改めて感じるとともに、
問題行動の原因が病気や
手乗り崩れではなかったことがわかり
ホッと胸をなでおろした出来事でした。