インコのバンブルフット対策には止まり木保護テープと自然木のパーチ

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インコのバンブルフット対策には止まり木保護テープと自然木のパーチ

インコの足裏が赤くなったり、硬くなってタコができている状態をバンブルフットといいます。趾瘤症(しりゅうしょう)とも呼ばれるインコに多い足の病気です。

バンブルフット(趾瘤症)は止まり木に接する部分で起こるので、こじらせてしまうと痛みが強くなったり、その部分から感染症が起きたりと、鳥にとってとてもつらい状況です。

老鳥だけに起こるのかと思いきや、若い鳥にも頻発するので、予防することと早期発見を心に留めて 愛鳥の観察をする必要があります。

インコのバンブルフットは自然治癒できる?趾瘤症になる原因は?

原因は、肥満や腫瘍そして腹水による体重の増加、片方の足の障害、老化などによる握力の低下、太さや材質の合わない止まり木の使用など、足の裏に負担がかかるような条件が重なる事により発症します。
引用元:さつき台動物病院

バンブルフット(趾瘤症)の症状は、初期は足の裏が少し赤くなる程度ですが、悪化すると足裏のタコが邪魔をして止まり木をうまくつかめなくなってきます。

さらに悪化すればインコが足を自由に動かせなくなったり、痛みも生じます。

バンブルフット(趾瘤症)は一度治っても再発しやすく、ひどい場合には敗血症で死亡することもあります。

治療をせずに放置し、止まり木などの足回りの環境をひとつも改善しなければ、自然治癒はまず無理です。

オカメインコのバンブルフット(閲覧注意動画)

インコのバンブルフットは若くて健康でも老鳥でも起こる

インコの足の裏のことだけにバンブルフットは発見に時間がかかることが多く、インコの動きに変わった様子がなければなかなか飼い主は気づきません。

たまたまケージの側面に掴まったインコの足の裏を見て驚いたり、赤く腫れあがってからはじめて気がつく飼い主も少なくありません。

バンブルフット(趾瘤症)は不適切な止まり木の使用による足裏への負担や血行不足など、さまざまな理由が原因で発症します。

インコのバンブルフットは止まり木だけでなくかたい床や肥満が原因でも起こる

止まり木だけでなく、硬い床での生活や体重増加もバンブルフット(趾瘤症)の原因です。

足にできたタコや褥瘡(床ずれ)のようなものですから、インコの足裏だけでなく踵にもこれらの症状が現れます。

生活環境を改善することはもちろん、体重の管理にも気を配る必要があります。

体重増加は単なる肥満だけでなく、腫瘍や腹水による場合もあります。足に現れた障害を甘く見ないで、
動物病院に相談することが賢明です。

インコのバンブルフット対策!止まり木に保護テープを巻くだけでも予防になる

止まり木に保護テープを巻いてあげる方法が、バンブルフット(趾瘤症)の予防や改善のために簡単にすぐにできる対策です。

バンブルフット(趾瘤症)は早期発見・早期治療で改善が見込める疾患ですので、止まり木の改善と、日頃から足を含めた全身のチェックをこまめにすることが大切です。

バンブルフット(趾瘤症)かも?と気になったときには、まずは一度獣医さんに相談することをおすすめします。

インコのバンブルフット対策で止まり木に巻く保護テープはどんなもの?

凹凸のないつるつるした止まり木に止まっているインコは、人間が硬い板の上で正座しているようなものです。そう考えるとつらいですよね。

早急にインコの足のためにクッションをつけてあげたいものです。

人間でいうところの座布団が、インコにとっての止まり木に巻く保護テープなのです。

インコは太すぎる止まり木はうまく掴めませんし、ボリュームがあるものをまくと中身をつついて出したり、誤飲する恐れがありますので、薄い保護テープを巻いてあげるのがおすすめです。

止まり木に巻く保護テープは自着生テープを使います。

止まり木の保護テープは人間が使うテーピングでも代用可能ですが、医療用に作られているものの中には湿布薬のようなニオイがするものもあります。

この独特なニオイが鳥体にどんな影響を与えるかわかりません。人間用の鎮痛効果のある湿布に使われているサリチル酸メチル…これは揮発性で「鳥に有害である説」がありますので、自着テープならどれでもいいと考えない方がいいです。

過去にアロマディフューザーが原因でオカメインコが亡くなった事故も起きていますので、小さな小鳥に使うものは神経質すぎるくらいでちょうどいいです。

飼い主にもはっきりとわかるニオイはインコにとって刺激が強すぎたり、場合によっては命の危険にも及びます。

よって、インコの止まり木用に販売されている保護テープを使用するのが安全です。

インコの止まり木の保護テープの巻き方!簡単だがコツがある

自着性の保護テープは止まり木にくるくる巻いていくだけなので使い方が難しいことはないのですが、巻き方にコツがあります。

一か所に巻く量を一定にしない(均一にきれいに巻かなくていい)

この巻き方で バンブルフット(趾瘤症)の予防効果が期待できます。

自然木の止まり木は所々がごつごつしていて太さが一定ではないように、保護テープを巻くときにも厚みに変化をつけてみるのがいいです。

 

保護テープを多めに巻つけるところ、少なくするところ…というように変化をつけると、さらにインコの足への負担を軽減できます。

多めに巻くといっても何重にも巻くと太くなりすぎてインコがつかめなくなってしまうので、二重もしくは三重程度で大丈夫です。

多少の余裕を持たせながら巻いていく

保護テープはよく伸びる特徴がありますが、引っ張りながら強く巻きつけるとクッション性は減ってしまいます。

保護テープの効果を十分に発揮するためにはほんの少しだけゆるく、余裕を持たせながら巻くのがおすすめです。

保護テープを巻いた止まり木に慣れるまで時間をかけて歩み寄る

少しずつインコに保護テープに馴らすことから始めていく

インコのなかには保護テープを巻いた止まり木を拒絶する個体も少なくありません。ビビりが多いオカメインコなどは、保護テープを巻いた止まり木に慣れるまで少し時間がかかる子もいます。

保護テープを巻いた止まり木を見せて歩み寄りながら、時間をかけて少しずつ慣れてもらいましょう。

インコの抵抗感を少なくさせるためには、以下の2つの対策が有効です。

保護テープを巻いた止まり木を鳥かごのそばにしばらく置いておく
止まり木の一部だけに保護テープを巻く

警戒心の強いインコには新しいものを使用する前にそれをインコの視界に入るようにしておくと「あれは怖いものではないのだ」と理解して、受け入れるのも早くなるでしょう。

保護テープの色選びのコツ

保護テープの色はブラウン系、ホワイト系といくつか種類はあります。

もともと使っていた止まり木に近いナチュラルな色のほうがインコの抵抗感は少ないのですが…すでにバンブルフット(趾瘤症)になって足に傷があるインコには汚れや出血などがすぐにわかるように、薄い色合いの保護テープの方が異変に気付きやすいかもしれません。

保護テープの保管の注意


一度に全量の保護テープを使用しない場合、使い残しの保護テープは 水に濡れない  湿度の低い場所…で保管しましょう。

保護テープの多くは使用前に湿ると粘着力が落ちてしまいます。

また、保護テープは直射日光が当たったり、高温になる場所には置かないでください。

熱で保護テープが変色したり接着面がベトベトにくっつく恐れがあります。

止まり木や保護テープを清潔に使うための工夫

バンブルフット(趾瘤症)では足裏が負傷しているケースが多いです。糞や汚れが傷口について菌が体内に侵入しないように気を配る必要があります。

保護テープを巻いたあとの止まり木は水洗いできないので、巻く前に止まり木を消毒してきれいな状態にしておきますが、止まり木の予備を用意しておけば、いつもきれいな状態をキープできます。

止まり木の保護テープの巻き換えの頻度は、衛生面を考えると週に1度がおすすめです。

バンブルフット(趾瘤症)は発症例が多くて再発しやすい病気ですので、発症を未然に防ぐために、今から止まり木に保護テープを巻く予防対策を講じておくことが大切です。
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最年長のセキセイがカルシウム沈着で趾関節の固着+軽度のバンブルフットです。 今はまだパーチを握ることはできますが、いつ握れなくのかも分からないのでいつかのためにオーダーいたしました。

プラスチック製のブランコが大好きで長時間乗っているせいか 通院時に足の裏が赤く擦れていたのでこちらで購入し 止まり木とブランコに巻きましたら治りました。
引用元:Yahoo!ショッピング

インコの止まり木は自然木がおすすめ!つるつるすべすべパーチはインコに優しくない

多くの方が使っている止まり木は、元々ケージに付属してくる表面がつるつるとした凹凸のないシンプルな止まり木ではないでしょうか。

そういう止まり木は一見すると足にやさしそうに見えますが、実は鳥の足への負担が大きく、凹凸がない分滑りやすくなっています。

このような止まり木ではインコは止まり木から落下しないように!と余計な力を足に入れることになり、それがバンブルフット(趾瘤症)につながることもあります。

あまり止まり木から動かないインコや老鳥はつるつるの止まり木では足の血行不足にもなりやすく、バンブルフット(趾瘤症)のリスクが高まります。

足が悪くなったり止まり木に止まれなくなる原因はいろいろありますが、鳥も年齢と共に筋肉量が低下するので、今まで使っていた止まり木からでも落ちてしまうようになる個体が多いのです。

老鳥インコだけでなく、若い鳥にも多く発症するバンブルフット(趾瘤症)を予防するためには、止まり木に工夫をすることが有効です。

インコの爪の伸び過ぎ防止にもつながる足にやさしい止まり木6選

インコの止まり木は自然木のものがおすすめです。

自然木は爪の伸び過ぎ防止のメリットもあります。

市販のロープパーチでも自然木パーチと同様の効果はありますが、編み込み部分の劣化によりほつれたロープをインコが誤飲する事故がありましたのでおすすめしません。現在ロープパーチを使っている方は インコの事故予防のため、頻繁に糸のほつれをチェックするようにしてください。

いろいろな止まり木が出回っていますが、ここでは国内メーカーの自然木パーチと、ミネラルブロックを使ったものなど「自然木」ではない機能性の止まり木も紹介しています。

kawai ニームパーチ(カワイニームパーチ)


化学薬品不使用。「森の医者」と呼ばれるニームの木でつくられた人気の止まり木です。ニームは虫を寄せ付けないといわれています。

カゴについていたツルツル止まり木でずっと同じ所に体重負担がかかり、1羽が1度バンブルフットになってしまい、止まり木に止まれない状態でしたが治ってから止まれるようになったので、脚の為に太さが違う止まり木を2本カゴに設置した方がよいと言われたのでSとMを購入。他の子の止まり木も一緒にまとめてニームパーチに変更しました♪みんな気に入って止まってくれてます。

このSサイズでアキクサインコまで大丈夫です。Lサイズだとかなり太めでオカメインコからかな。インドでは有名なニーム、園芸部でも駆虫で有名なニームなので、どんな小鳥も保菌・保虫しているため、止まり木にニームを使おうと探していて見つけました。セキセイやオカメインコはかじっています。ニーム効能を調べると、かじっては原虫に効果があるでしょうし、止まっては脚の感染症(真菌やカイセンなど)に効果があるでしょう。そんな期待、大!! です。
引用元:CAP!

コルク枝のとまり木 30cm とりっぴーオリジナル

コルク枝で作られたナチュラルな止まり木です。コルクはやわらかくインコの足にも優しい素材です。

大型インコ用に購入。サボテンパーチから色々な木を取り付けてますが、どのケージにいても、とりっぴーさんのコルク枝の止まり木にいます。リピート購入三回目。コルク部分が厚く品質が安定してます。
引用元:amazon

カクタスパーチ(サボテンの止まり木)風 マヌーミネラルパーチ


これは 一見するとサボテンでできた止まり木と思いきや、「木」ではありません。

カクタスパーチの形状に似せて作ったマヌーミネラル製の止まり木です。

こんなシーン  見たことないですか?

このように野生のインコたち が土を食べるのは、決まった時期に食べる餌に含まれる毒素を自ら解毒するため。アルカリ性の土壌を食べてデトックスしています。

これはペルーのマヌー川岸壁のミネラルブロック

止まり木をマヌーミネラルブロックで作っているので  天然鉱床と同じ必須ミネラル成分が含まれ、かじればミネラルの補給ができます。

ミネラルは鳥自身が欲する時に必要量を摂るものですが、本来の用途通り 止まり木としての使用はもちろんのこと、飼育下の鳥たちはかじってくちばしを研いでみたり、破壊して遊んだりと、ストレスを発散するのにももってこいです。

オカメインコのバンブルフット(趾瘤症)の兆候が見られ、細めのカクタスパーチがいいとのことで急いで購入しました。本物のサボテンは貴重で太さも限られていたため、こちらの商品はとても助かりました。ビビりで有名なオカメインコ、さらに拘りが強く頑固なうちの子が気に入ってくれるか不安でしたが、1ヶ月ほどで慣れ、今ではとても気に入っているようです。

オカメインコ用。見た目は太く感じますが、止まり心地は良いらしく、たいへんお気に入りの場所に。自宅でくちばしや爪のケアをできなくて、かといってその為だけに病院に連れていくのも大変で、このパーチを齧らせてケアしています。使い始めて2年くらいですが、パーチでのケアだけで問題なく過ごしています。齧るのがとても楽しいらしく、とてもしっかりしたパーチですが、年間4~5本は見る影も無いほど齧りつくしています。
引用元:鳥グッズの店 Bird-style 楽天市場店

SANKO ラタンパーチ

ラタンでできた天然の止まり木はでこぼこがあって掴みやすく、インコの爪が自然に研がれます。

太さが違うので、足の裏の負担が軽減できていいと思います。

複雑なかたちをしていて、止まりやすいみたいです。問題なく使えてます。
引用元:SANKO ラタンパーチ30 天然籐を使った自然木止まり木

SANKO シェイプパーチ【脚弱対策・握力強化】

これは「自然木そのまま」ではないですが、なめらかな波型形状をしていることで、足に刺激を送る機能性のパーチです。

お医者さんから、加齢で脚力が弱った文鳥のために細い止まり木を使うようアドバイスを受けています。どの太さを気に入るかわからないから、止まり木をいろんな太さに削って、どこにとまるか様子をみてはと言われ、自分で削りはじめたもののかなり面倒で、こちらの商品を見つけてすぐに購入を決めました。やはり細くなっている部分が掴みやすいようですが、本人(鳥)はあまりこだわりなく使っているようです。

セキセイインコのケージにつけています。均一の太さの止まり木を使用していたら、かかりつけの獣医さんより、同じ太さだと足の裏の同じところに負荷がかかるので、太さは均一じゃない方がよいといわれ、こちらを購入しました。色もナチュラルで、気に入っています。
引用元:三晃商会 シェイプ パーチ

SANKO スパイラルパーチ

自然の蔓木を使った止まり木です。その名の通りねじれて面白い形をした唯一無二のパーチを喜ぶインコは多いです。

家で飼っているセキセイインコと小桜インコの為に購入しました。ケージ内で使う予定で購入しましたが、長くて入らなかったので放鳥時のとまり木として使うことにしました。お店にできるだけクルクルとカーブが多いものを頼んだらその通りのものがきてよかったです。木に所々突起が少しあるのですが我が家のセキセイインコはその部分をかじるのが好きです。ケージが大きくてはいったとしても木の端っこに穴があるだけなので固定は難しいと思います。木に幅があるのでカーブのへこんだ所に餌をいれることができます。ひまわりの種などのおやつをいれておくと喜んでたべています。

オカメインコのゲージに入れています。乗って齧ったりして楽しそうです、脚にも良さそう。天然モノということで、形と太さ、グリグリ度が毎回違います。太さは太めで、まん丸ではなく平べったい感じの部分とかもあります。片方に金属のリングと金具がありそれで付けるのですが、穴自体は上下に付いています。家の子は揺れるのがダメなので…穴にタコ糸を通してケージに固定しています。
引用元:CAP!

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