青空レストラン【ショウサイフグ】トラフグを超える東京湾の極上フグに舌鼓

青空レストラン ショウサイフグ
記事内に広告が含まれています

ショウサイフグは、東京湾で水揚げされる極上の冬の味覚です。2025年1月4日放送の「青空レストラン」では、「東京湾でフグ釣り!新春縁起のいいフグのフルコースで乾杯!」をテーマに、トラフグと比べても引けを取らない、むしろ「プリプリ感が強く、旨味も豊か」と評価する声も多い高級魚を紹介しました。

「フグといえばトラフグ」というイメージが強い方も多いかもしれません。でも、実は東京湾には、トラフグに負けない美味しさを持つショウサイフグが生息しているのです。江戸時代から続く漁場がある横浜市金沢区では、冬になると極上のショウサイフグが水揚げされます。

青空レストラン ショウサイフグ

ショウサイフグは、コリコリしたトラフグとは異なり、プリプリとした弾力のある身質が特徴。刺身はもちろん、熱を通すとふわふわな食感に変化するため、唐揚げや鍋料理など、様々な調理法で楽しめます。

この記事では、ショウサイフグの魅力から調理法まで、プロの料理人や漁師さんの声を交えながら詳しくご紹介します。

東京湾ならではの極上フグの特徴と美味しさ
プロが教える釣りのコツと見分け方
てっさ、てっちりなど多彩な調理法の数々

寒い季節だからこそ味わえる、東京湾の極上グルメの魅力に迫ります。

東京湾のショウサイフグ漁に密着!新春の幸せ食材

東京湾で水揚げされる高級魚・ショウサイフグは、トラフグに負けない美味しさを誇る冬の味覚です。横浜市金沢区の漁師町で、幸せを呼ぶと言われる極上の一品が紹介されました。

神奈川県横浜市金沢区。東京湾を望むこの地域には、江戸時代から続く漁場があります。冬の寒さが厳しくなるこの季節、ここで水揚げされる極上の食材が注目を集めています。

遊漁船の船長・黒川健太郎さんによると、この地域は昔から貝の宝庫として知られ、その貝を餌にするフグが自然と集まってくるのだといいます。夏の間は沿岸で貝やカニを食べて育ち、冬になると産卵のために再び沿岸に戻ってくる習性があるため、この時期に最高の状態で水揚げできるのです。

ショウサイフグの魅力とは?トラフグとの違いを徹底解説

青空レストラン ショウサイフグ

日本近海に生息するフグは約50種類。その中でもショウサイフグは、独特の特徴を持つ高級食材として知られています。

ショウサイフグの特徴と旬

プリプリとした弾力のある身質
トラフグよりも旨味が強いと言われる味わい
熱を通すとふわふわに変化する面白い食感
旬は12月から2月の寒い時期

これらの特徴は、プロの料理人からも高く評価されています。特に身の弾力は、トラフグのコリコリした食感とは異なり、プリプリとした食感が特徴的。熱を加えることで柔らかなふわふわ食感に変化するため、刺身から鍋料理まで幅広い調理法で楽しむことができます。

名前の由来と見分け方

ショウサイフグの名前は、体表の模様が波の気泡(しょうさい)に似ていることから付けられました。体色は灰褐色で、背中側には暗色の斑点が散らばっているのが特徴です。

プロの目利きポイントは以下の通りです。

体が張りのある丸みを帯びている
皮に艶があり、斑点がはっきりしている
腹部がしっかりと膨らんでいる

これらの特徴が揃っているものは、身がしまって美味しいとされています。

プロ直伝!ショウサイフグ釣りの極意

青空レストラン ショウサイフグ

東京湾でのショウサイフグ釣りは、その独特の当たりの取り方と、鋭い歯を持つフグの特性から、高度な技術が必要とされます。

ショウサイフグ釣りの特徴

専用の仕掛けを使用
エビを餌に使用
微細な当たりを見逃さない繊細な感覚が必要
群れで行動するため、一度釣れると連続して釣れることも

ショウサイフグは鋭い歯を持つため、通常の仕掛けでは餌を切られてしまいます。そのため、フグが餌に夢中になったところを、別の針で体を引っ掛ける独特の仕掛けを使用。この技術の習得が釣果の鍵となります。

釣り方のコツ

名人・黒川健太郎さんが教える、ショウサイフグを釣るための重要なポイントです。

重りを海底にしっかりと着底させる
5秒に1回、小刻みに誘う
当たりを感じたらすぐに合わせる
「あれ?」と思ったら即座に合わせる

これらのテクニックは、フグの繊細な食いつきを逃さないために重要です。特に当たりの感覚は微妙で、経験を重ねることで上達していきます。

至福の一皿!極上ショウサイフグ料理の数々

青空レストラン ショウサイフグ

ショウサイフグは調理法によって異なる食感と味わいを楽しめる食材です。

絶品てっさの味わい

てっさとは、フグの刺身のこと。「鉄砲」が語源とされ、かつての危険性を表す言葉が料理名として定着しました。

通常より厚めに切ることで、プリプリ感を存分に楽しめる
新生姜の醤油漬けを巻いて食べると、さらに風味が増す
シャキシャキした食感と、フグの弾力が絶妙なハーモニーを生む

極上の握りとなる「ゆびき」と「漬け」

ショウサイフグは寿司ネタとしても絶品です。

「ゆびき」:氷水でしめることで、外側はしまり、中はプリプリな食感に
「漬け」:醤油、酒、みりん、ゴマ油で一晩漬け込んで旨味を凝縮

熱を通す絶品料理の数々

プリプリした身は、火を通すことでふわふわ食感に変化します。この食感の変化を楽しめる料理をご紹介します。

唐揚げ
イワシ節を加えた特製の下味
片栗粉をまぶして揚げることで、外はカラッと中はジューシーに
熱を通すことで旨味が凝縮

ホイル焼き
玉ねぎ、しめじ、エノキと一緒に包む
バターを添えて蒸し焼きに
野菜の甘みとバターの風味が身に絡む

締めの一品・絶品てっちり

てっちりは、ショウサイフグの旨味を存分に味わえる鍋料理です。

中骨を焼いて出汁を取ることで深い味わいに
季節の野菜と一緒に煮込むことで旨味が増す
最後の雑炊まで楽しめる贅沢な一品

ショウサイフグで味わう東京湾の冬の贅沢【総括】

青空レストラン ショウサイフグ

東京湾の冬の味覚の代表格
トラフグとは異なるプリプリ食感が特徴

専用の仕掛けと繊細な技術が必要な釣り
てっさは厚めに切ることで食感を楽しめる
ゆびきと漬けで2種類の握りを堪能

唐揚げは外はカラッと中はジューシー
ホイル焼きでバターの風味と共に
てっちりで旨味を存分に楽しむ

12月から2月が旬の時期
江戸時代から続く漁場での伝統漁

冬の寒さが厳しくなるこの季節、東京湾の極上の味覚・ショウサイフグを求めて、ぜひ横浜・金沢区へ足を運んでみてはいかがでしょうか。プリプリの食感と豊かな旨味が、きっと特別な思い出を作ってくれることでしょう。

タイトルとURLをコピーしました