2025年1月19日放送の「相葉マナブ」で、中華料理界で知られる五十嵐美幸さんが、旬の白菜を活用した家庭料理を紹介しました。普段使いの食材でも高級中華の味わいを楽しめる「白菜あんかけ焼きそば」や、寒い季節にぴったりの「白菜のニンニク味噌肉団子鍋」など、家庭でも作りやすい本格レシピが揃っています。
番組で使用された白菜は「黄ごころ」という特別な品種で、一般的な白菜と比べてサイズが大きく、葉が柔らかで甘みが特徴です。
白菜のにんにく味噌の肉団子鍋の作り方
白菜と豚ひき肉を使った、体が温まる冬の定番鍋料理です。にんにくと味噌の風味豊かな肉団子が決め手。シメには残ったスープでチーズリゾットを作り、最後の一滴まで楽しめる一品に仕上げています。
白菜のにんにく味噌の肉団子鍋のレシピ
材料と分量:4人前
- 白菜:500g(団子用50g、鍋用450g)
- 豚ひき肉:250g
- 片栗粉:大さじ2
- にんにく:少々
- 塩:ひとつまみ
- 油揚げ:2枚
- 卵:1個
- しょう油:大さじ1
- ゴマ油:大さじ1と1/2
- おろしにんにく:大さじ1と1/2
- 鶏がらスープ:1.5L
- 味噌:大さじ1と1/2
- 柚子:1/2個
▶シメのわかめリゾット(2人前)
- 鍋のスープ:300cc
- 牛乳:50cc
- ピザ用チーズ:50g
- ご飯:250g
- わかめ(乾燥):5g
- STEP1白菜の準備白菜50gをみじん切りにし、片栗粉をまぶします。
- STEP2具材を混ぜるボウルに豚ひき肉、塩、にんにくを入れてよく練ります。
- STEP3調味料を加える油揚げ、卵、しょう油を加えてよく練り、8等分にして団子を作ります。
- STEP1白菜の準備白菜450gは鍋に沿って5cmの長さの細切りにします。
- STEP2油揚げの準備油揚げはみじん切りにします。
- STEP3鍋の調理開始鍋にゴマ油、おろしにんにくを入れて中火で軽く炒めます。
- STEP4スープを作る鶏がらスープを入れて沸騰したら、肉団子を入れて5分ほど煮込みます。
- STEP5味を整える味噌、軽く種をとった柚子を入れて蓋をし、さらに5分ほど煮込みます。
- STEP1材料を合わせる白菜のにんにく味噌の肉団子鍋の残ったスープに牛乳、ご飯、ピザ用チーズ、わかめを入れて煮ます。
白菜のにんにく味噌の肉団子鍋をおいしく作るコツ
肉団子は白菜のみじん切りと片栗粉を加えることで、ふんわりジューシーな食感に仕上がります。
白菜は細切りにすることで、スープがよく絡み、食べやすくなります。
シメのリゾットは牛乳とチーズを加えることで、まろやかでコクのある味わいに。
柚子は種を取り除いてから入れることで、苦みが出すぎるのを防げます。
白菜のカニ風あんかけ焼きそばの作り方
細切りにした白菜とカニカマを使った、あんかけ焼きそば。中華蒸し麺をカリッと焼き上げ、にんにくとしょう油の風味豊かな餡をたっぷりとかけた、食欲をそそる一品です。
白菜のカニ風あんかけ焼きそばのレシピ
材料と分量:2人前
- 白菜:250g
- 中華蒸し麺:2玉
- しょう油:大さじ1と1/2
- サラダ油:適量
- にんにくジュース:50mL
- カニカマ:60g
- 鶏がらスープ:250mL
- 水溶き片栗粉:大さじ3
- STEP1野菜の準備白菜は繊維に沿って6cmの長さに切り、細切りにします。
- STEP2具材の準備カニカマは裂いておきます。
- STEP3麺の準備中華蒸し麺は600Wの電子レンジで1分加熱します。
- STEP1麺を焼く準備フライパンにサラダ油(大さじ3程度)を入れて中火で熱します。
- STEP2麺を焼く中華蒸し麺を軽くほぐし入れて焼きます。途中差し油をして両面カリッと焼き上げます。
- STEP3余分な油を除く焼きそばが両面焼けたらキッチンペーパーで余分な油を吸い取ります。
- STEP4味付け鍋肌からしょう油を回しかけ、中華蒸し麺に下味をつけます。
- STEP5盛り付けの準備焼いた麺をまな板に出し、包丁で4等分にして麺をほぐし、皿に盛ります。
- STEP1白菜を炒めるフライパンにサラダ油(大さじ1と1/2程度)を入れて中火で熱し、白菜を入れて軽く炒めたら、バットに取り出します。
- STEP2あんを作る同じフライパンににんにくジュース、しょう油を入れ中火で軽く炒め、鶏がらスープを加えます。
- STEP3具材を加える煮立ったら白菜、カニカマを入れて煮込みます。
- STEP4仕上げ水溶き片栗粉でとろみをつけたら、焼きそばにかけて完成です。
白菜のカニ風あんかけ焼きそばをおいしく作るコツ
中華蒸し麺は電子レンジで加熱することで、余分な水分を飛ばし、カリッと焼き上がりやすくなります。
白菜は細切りにすることで、食べやすく、あんと絡みやすくなります。
片栗粉でとろみをつける際は、水でよく溶いてから加えることで、ダマになりにくくなります。
白菜シュウマイの作り方
白菜を使った、ヘルシーで優しい味わいの手作りシュウマイです。ホタテの旨味とオイスターソースで深みのある味に仕上げ、枝豆をのせて彩りよく仕上げます。調理も簡単で、ご家庭でも本格的な味わいが楽しめます。
白菜シュウマイのレシピ
材料と分量:10個分
- 白菜(内側に近い葉):100g
- 片栗粉:大さじ2
- 豚ひき肉:200g
- 塩:ひとつまみ
- こしょう:少々
- ホタテ水煮缶:30g
- しょう油:小さじ1
- オイスターソース:大さじ1/2
- しょうが:大さじ1/2
- ゴマ油:大さじ1
- シュウマイの皮:10枚
- 枝豆:10粒
- しょう油(付け合わせ):お好み
- からし(付け合わせ):お好み
- STEP1白菜の準備白菜はみじん切りにしてボウルに入れ、片栗粉をよく混ぜ合わせます。
- STEP2調味料の準備しょうがはすりおろします。
- STEP3ホタテの処理ホタテ水煮缶はほぐして汁と合わせておきます。
- STEP1具材を混ぜるボウルに豚ひき肉、塩、こしょうを入れよく練ります。
- STEP2調味料を加えるホタテ水煮缶、しょう油、オイスターソース、しょうが、ゴマ油を加えてよく混ぜます。
- STEP3冷蔵白菜を加えてよく混ぜ合わせたら、15分ほど冷蔵庫で休ませます。
- STEP4成形具材を10等分にし、シュウマイの皮を手のひらに広げて1個分のタネをのせます。
- STEP5整形軽く握って円筒状に形づくり、上の部分をスプーンなどの背で押さえて平らにして形を整えます。
- STEP6飾り付け上に枝豆をのせます。
- STEP7蒸し調理せいろに白菜の葉を敷き、シュウマイを並べて蒸気の上がった蒸し器で10分蒸します。
白菜シュウマイをおいしく作るコツ
白菜は片栗粉と合わせることで、余分な水分を吸収し、ジューシーな食感が保てます。
タネは冷蔵庫で休ませることで、具材がなじみ、よりまとまりやすくなります。
シュウマイの皮は乾燥しないよう、作業中は乾いた布巾をかけて保管します。
せいろに白菜の葉を敷くことで、シュウマイがくっつくのを防ぎ、蒸し加減も調整できます。

白菜麻婆の作り方
中華の定番、麻婆豆腐をアレンジした新感覚の一品です。白菜を主役に据え、合いびき肉と調味料で旨味たっぷりに仕上げます。山椒のしびれる風味と白菜の甘みが絶妙なバランスの一皿に。
白菜麻婆のレシピ
材料と分量:2人前
- 白菜:300g
- わけぎ:1~2本
- 合いびき肉:350g
- ゴマ油:大さじ1
- ニンニク:大さじ1
- しょうが:大さじ1
- 豆板醤:小さじ1
- 甜麺醤:50g
- しょう油:大さじ1/2
- 鶏がらスープ:100mL
- 水溶き片栗粉:大さじ1
- 山椒粉:適量
- STEP1野菜の準備白菜は繊維に逆らって4cmの長さに切ります。わけぎは4cmの長さに切ります。
- STEP2香味野菜の準備ニンニク、しょうがはみじん切りにします。
- STEP1肉を炒めるフライパンにゴマ油、合いびき肉を入れて中火でよく炒めます。
- STEP2香味野菜を加えるニンニク、しょうが、豆板醤を入れ軽く炒めたら、甜麺醤、しょう油を入れてさらに炒めます。
- STEP3野菜を加える白菜の芯の部分を入れて炒めたら、鶏がらスープと白菜の葉の部分、わけぎを加えて炒めます。
- STEP4とろみをつける水溶き片栗粉を混ぜながら加えて炒めます。
- STEP5仕上げ皿に盛りお好みで山椒粉をふります。
白菜麻婆をおいしく作るコツ
白菜は芯と葉を分けて調理することで、食感の違いを楽しめ、芯はシャキシャキ、葉はとろっとした食感に仕上がります。
合いびき肉はパラパラになるまでしっかり炒めることで、肉の旨味が引き立ちます。
豆板醤と甜麺醤を順番に加えることで、香りと辛味のバランスが整います。
山椒粉は食べる直前に振りかけることで、香りと風味が最大限に活きます。
白菜の浅漬け豚肉炒めの作り方
白菜の浅漬けと豚肉を組み合わせた、和風テイストの炒め物です。浅漬けの塩味と豚肉の旨味が絶妙にマッチし、オイスターソースで深みのある味わいに仕上げています。いんげんの彩りと食感がアクセントになった一品です。
白菜の浅漬け豚肉炒めのレシピ
材料と分量:2人前
- 白菜の中華風浅漬け:150g
- 豚こま切れ肉:250g
- いんげん:50g
- ゴマ油:大さじ2
- しょう油:大さじ1
- オイスターソース:大さじ1/2
- STEP1いんげんの下処理いんげんはヘタを落とし、ひと口大の斜め切りにします。
- STEP1豚肉を炒めるフライパンにゴマ油、豚こま切れ肉を入れて炒め、いんげんを加えて軽く炒めます。
- STEP2味付けしょう油、オイスターソースを加えて軽く炒めます。
- STEP3仕上げ白菜の中華風浅漬けを入れ、水分がなくなるまで炒めます。
白菜の浅漬け豚肉炒めをおいしく作るコツ
浅漬けは最後に加えることで、シャキシャキとした食感と風味を残すことができます。
いんげんは斜め切りにすることで、食べやすく見た目も美しく仕上がります。
浅漬けの塩味があるため、調味料は控えめに入れて味を調整します。
最後の炒めすぎに注意し、浅漬けの食感を残すのがポイントです。
白菜の中華風浅漬けの作り方
手軽に作れる白菜の浅漬けを、鶏がらスープの素とゴマ油で中華風にアレンジした一品です。唐辛子と煎り胡麻の風味が効いた、ご飯のおかずにもお酒のおつまみにも楽しめる一品です。
白菜の中華風浅漬けのレシピ
材料と分量:作りやすい分量
- 白菜:500g
- 塩:小さじ1/2
- 鶏がらスープの素:大さじ1
- 唐辛子(輪切り):適量
- 食べる煮干し:5g
- ゴマ油:大さじ2
- STEP1白菜の準備白菜をひと口大のざく切りにします。
- STEP1調味料を合わせる保存袋に白菜、塩、鶏がらスープの素、唐辛子、煮干し、ゴマ油を入れてよく混ぜ合わせます。
- STEP2冷蔵庫で寝かせる空気を抜き、冷蔵庫で2~3時間おきます。
白菜の中華風浅漬けをおいしく作るコツ
白菜は新鮮なものを選び、芯の部分も甘みがあるのでしっかり活用します。
混ぜ合わせる際は優しく揉むように混ぜることで、白菜が傷まず、シャキシャキとした食感が保てます。
食べる煮干しを加えることで、だしの旨味が増し、より深い味わいになります。
漬け込む時間は2~3時間が目安ですが、好みの加減で調整してください。長く漬けすぎると塩味が強くなりすぎてしまいます。